【配当据え置き発表が多いのが気掛かり】2020年7月米国株配当

配当金生活に向けて

2020年7月の受取配当状況は以下の通り。

約定月銘柄単価数量受渡金額[ドル]受渡金額[円]為替レート
2020年7月COCA COLA CO.0.41370108.8111,587106.49
2020年7月ALTRIA GROUP INC0.84770463.8849,097105.84
2020年7月MONDELEZ INTL0.28529961.146,499106.3
2020年7月PHILIP MORRIS0.03511002.53267105.84
2020年7月PHILIP MORRIS1.134910090.459,573105.84
2020年7月GENERAL ELECTRIC0.013,85027.632,882104.34
2020年7月CISCO SYSTEMS0.3610025.842,708104.82

今月の受取配当で前回と違いがあった銘柄はなし。


2020年7月の四半期配当発表

7月に発表された所有銘柄の最新四半期配当は以下の通り。

ティッカー銘柄発表日権利落日権利実施日
KHCクラフト・ハインツ2020/7/302020/8/272020/9/15
XOMエクソン・モービル2020/7/292020/8/122020/9/10
WABワブテック2020/7/292020/8/132020/8/22
CCケマーズ2020/7/292020/8/142020/9/15
MOアルトリア・グループ2020/7/282020/9/142020/10/9
MDLZモンデリーズ・インターナショナル2020/7/282020/9/292020/10/14
Kケロッグ2020/7/242020/8/312020/9/15
Cシティグループ2020/7/232020/7/312020/8/28
MCDマクドナルド2020/7/212020/8/312020/9/15
KOコカ・コーラ2020/7/162020/9/142020/10/1
CTVAコルテバ2020/7/152020/8/132020/9/15
PGプロクター・アンド・ギャンブル2020/7/142020/7/232020/8/17

この中で注目なのは以下の銘柄。

クラフト・ハインツ(KHC):据え置き

これで7四半期連続で一株当たり配当が@0.40ドルとなる。2019年2月に大きな減損処理をし、直近の2020年第2四半期決算でも約30億ドルの減損処理を実施するなど、財務上の懸念がまだ払拭されない。ただ逆によく@0.40ドルの配当を維持しているともいえる

エクソン・モービル(XOM):据え置き

下手をすると配当減や配当停止の可能性もあるのではと危惧していたのだが、何とか前四半期と同じ配当を維持。ただし、これで6四半期連続@0.87ドルの配当となる

アルトリア・グループ(MO):増配

アルトリア・グループは4四半期つまり1年間配当が@0.84ドルだったので、通常の1年ごとのタイミングで増配。一株当たり四半期配当が@0.86ドルとなり約2.4%の増配となる

モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ):増配

アルトリア・グループは4四半期つまり1年間配当が@0.285ドルだったので、通常の1年ごとのタイミングで増配。一株当たり四半期配当が@0.315ドルとなり約11%の増配となる

ケロッグ(K):据え置き

ケロッグも4四半期つまり1年間配当が@0.57ドルだったので、通常の1年ごとの増配タイミングであったのだが据え置きとなった。ケロッグは世界金融危機の際でも1年ごとに増配していただけに配当据え置きは意外な感がある

シティグループ(C):据え置き

シティも4四半期つまり1年間配当が@0.51ドルだったので、通常の1年ごとの増配タイミングであったのだが据え置きとなった。これはストレステストを受けてFRBの指示があったので想定通り

コルテバ(CTVA):据え置き

コルテバも4四半期つまり1年間配当が@0.13ドルだったので、通常の1年ごとの増配タイミングであったのだが据え置きとなった。ただコルテバはダウ・デュポンから3社分割(ダウ・インク、デュポン・ドゥ・ヌムール、コルテバ)されてまだ4四半期しか経過していないので、増配がなかったのも分からなくはない。というのもダウ・デュポン時代は増配がないまま三社分割となったので

その他銘柄は増配タイミングではないもの(コカ・コーラ、マクドナルド、プロクター・アンド・ギャンブル)や、据え置きがしばらく続いている(ケマーズ、ワブテック)ので割愛。


まとめ

税引後ドルベース配当:780.28ドル

税引後円換算配当:82,613円

平均為替レート:1ドル=105.876円

2020年7月は受取配当そのものよりも、上に挙げた配当発表の方に注意するべきだろう。

良かった点は、エクソンが配当減・配当停止にはならなかった点。現在税引後で年間約30万円の配当が期待できるエクソンが配当減・配当停止になると、目論んでいる配当金生活への影響が大きすぎるのでこの点は継続して注意が必要。直近の四半期決算でも配当について言及しており、配当維持をかなり意識しているようなので信頼したいところではあるが、COVID-19の状況もありまだまだ予断を許さないだろう。

気掛かりな点は、配当据え置きが多く感じられたこと。ケロッグを除いてはいずれも一応の理由(らしきものもあるが)はあるのでそこまで気にする必要はないのかもしれないが、自分が所有している銘柄で配当据え置きが多くなってきているのは注意が必要だろう。少なくとも次回9月の定期購入時には、配当据え置き銘柄を検討対象に入れることは慎重にしないといけない。

最後に前向きな点を挙げるとすれば、6月に購入したアルトリア・グループ(MO)が7月に増配を発表したので、今月の受取配当4.9万円が10月には6月購入分と増配分が入って来て1200/770=1.558×49,000=76,363×2.4%=78,196円となることが期待される。

今後もこれから購入する銘柄は配当率が高く、継続した配当増が望めそうな銘柄を選択できるよう気を付けたい。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントの入力は終了しました。