【資産1億2000万円回復】2019年6月末米国株資産

投資開始からの期間

20017月から数えて216ヶ月目(1712ヶ月目)。


資産動向考察

20196月末の円ベース資産は以下の様になった。

20196月末は5月末に比べて約500万円のプラス。ただし100万円の入金/購入を行っているので、損益としては約400万円の増加。先月凹んだが、4月末に到達していた1億2000万円台へと復帰。とはいえ最高額の2018年9月にはまだ遠いし、先にも書いた様に今月は100万円の入金をしているので、油断は禁物だろう。

参考として2019年6月のダウ工業平均のチャート。

と言う訳で、自分のポートフォリオが好調だったわけではなく、市場全体として右肩上がりの傾向だったことが伺える。531日の終値が24,815.04ドル628日の終値が26,599.96ドル約7.19%上昇している

20196月の主な出来事としては、以下の通り。

4日:米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が「景気拡大を維持するためわれわれは適切な行動を取る」と発言。

7日:トランプ米大統領が、不法移民の脅威を理由にメキシコ製品に課すと表明していた制裁関税の発動を無期限で見送ることを明らかにした。米国への不法移民の流入に歯止めをかける新たな対策にメキシコ側が同意。米政府は10日からメキシコからの全ての輸入製品に5%の制裁関税を課し、その後関税率を段階的に引き上げ10月に最大25%とする方針を示し、メキシコ側に圧力をかけていた。

13日:原油輸送の要衝であるホルムズ海峡に近いオマーン沖で石油タンカー攻撃が発生。米政府、大統領はタンカー攻撃の背後にイランがいる可能性が高いと主張。

1819日:米連邦準備理事会(FRB)が金利据え置きを決定したものの、年内利下げの可能性を示唆。詳しく言うとFRB18-19日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.25-2.50%に据え置くことを決定したが、不確実性の増大などに対応するために年内に最大0.5%ポイントの利下げが実施される可能性があると示唆。FOMC声明で景気拡大を維持するために適切に行動すると表明し、これまでの声明にあった金利調整に当たり「忍耐強く(the Committee will be patient)」対処するとの文言を削除した

21、27日:米銀ストレステスト結果発表。詳しくは別記事参照

29日:トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は、20195月以降停止していた通商協議を再開することで合意した。トランプ氏は第4弾の対中追加関税の発動を棚上げし、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置を緩和する方針を表明。中国は米国産農産物の購入を拡大する。ただ通商合意の期限は示されず、かなりの部分で双方の対立点は残ったまま。

自分の5月末と6月末のポートフォリオは以下の通り。

【2019年5月31日】

【2019年6月28日】


個別株

2019年6月の所有個別株で気になった主な動きは以下の通り。

ボーイング(BA)

531日の株価終値が@341.61ドル628日の株価終値が@364.01と6.56%増。ただし72日の終値は@354.16ドルと下がっている。ボーイングでは6月は良いニュースと悪いニュースが一つずつ。良いニュースは、3月事故を起こした737MAX型機に、事故後初めて大きな注文が入ったこと。悪いニュースは、新たな潜在的リスクが見つかったこと。これによって事故を起こした機体の運航再開の時期がまた不透明になってしまっている。

ボーイングの2019年6月の株価チャートは以下の通り。

18日が大型受注のニュースを受けた上昇、27日が新たな潜在的リスクの報道を受けての下落。それでも6月という単位で見ると、プラスにはなっている。ただ、上に書いた通り7月2日の終値は@354.16ドルとなっており、神経質な値動きが続くような気がする。

シティグループ(C)

シティグループの2019年6月の株価チャートは以下の通り。

シティグループ個別に特段のニュースがあった訳ではなく、先に書いた4日のFRBパウエル議長の発言、27日の米銀ストレステスト第2弾結果発表を受けて上昇していることが読み取れる。ただ、逆に言うと今後のFRBの政策、発言によっては、株価が一気に下がる可能性もあるのだよなあ。

いずれにせよ531日の株価終値が@62.15ドル628日の株価終値が@70.03と約12.68%増。

ダウ・インク(DOW)、コルテバ(CTVA)、デュポン・ドゥ・ヌムール(DD)

この6月に4月から始まったダウ・デュポン(DWDP)の三社分割の第2弾が行われ、ダウ・デュポンは、ダウ・インク(DOW)、コルテバ(CTVA)、デュポン・ドゥ・ヌムール(DD)の三社となった。三社分割後まだそれぞれの四半期決算が出ていないので、しばらくは様子見だろう。

ゼネラル・エレクトリック(GE)

特段目立ったニュースがあった訳ではないGEなのだが、531日の株価終値が@9.44ドル628日の株価終値が@10.50と約11.23%増とダウ工業平均の上昇率よりは良かった。

クラフト・ハインツ(KHC)

懸念されていた2018年の決算報告をようやく提出した

その決算報告を提出した10日に大きく上げている。531日の株価終値が@27.65ドル628日の株価終値が@31.04約12.26%増となっているものの、2019年第1四半期決算はまだ行われていないので安心はできない。

WAB(ワブテック)

ワブテックは531日の株価終値が@62.38ドル628日の株価終値が@71.76約15.04%増となっている。興味深いのは、6月24日にBuckingham Researchが投資格付けを「Buy」から「Neutral」としたことで急落したものの、月末にかけて持ち直しているところ。

ワブテックは米国のサイトを調べても、情報がなかなか見つからないの月末持ち直した原因は不明。

エクソン・モービル(XOM)

エクソン・モービルは531日の株価終値が@70.77ドル628日の株価終値が@76.63約8.28%増となっており、ダウ工業平均よりはマシといったところ。タンカー攻撃等のあった中東情勢を考えると、悪くは無かったのではないかと思う。ただし、7月になってから以下のニュースが出ている(ロイターより引用・抜粋)。

  • 米石油大手エクソン・モービル(XOM)は1日、第2四半期について、原油・精製部門は改善する一方、天然ガスと化学製品部門の利益率が低下するとの見通しを示した。利益は前期比で横ばい、前年比で減少すると予想した。
  • 原油価格の上昇で4億-6億ドルの利益押し上げを予想。ただ、ガス価格は需要低迷で数年ぶりの安値に下落しており、同規模の押し下げになる見込みだという。
  • また、化学部門の利益率低下で、第2四半期の利益が前期比で1億-3億ドル押し下げられると予想。一方、減損処理の必要がないことから2億ドル押し上げられる可能性があるとした。
  • 同社は7月26日に決算発表を予定している。

ということで冴えない第2四半期決算発表になりそうな気がする。


為替

先月終値:2019531 1ドル=108.28

今月終値:2019630 1ドル=108.39

1ドルあたり0.11円、割合で言うと0.1%のドル高とほぼ変わらず。単純に先月末と比べるとほぼ変動のない月となった。すなわち下のまとめの円ベース資産は、ほとんど為替の影響は受けていないことになる。


まとめ

累計投資:76,000,000円(今月追加投入1,000,000円)

米国株:120,578,245円

外貨MMF:35,786円

USドル:35,370円

日本円:51,022円

資産:120,700,423円

累計損益(累計投資と資産より):44,700,423円/58.8%

今月は100万円の入金があったので円ベースの資産は約500万円、累計損益が約400万円の増加となった。米国がメキシコに課すとしていた関税の発動が見送られたり、米国と中国との協議再開になったりと、先月に比べると状況はマシになったおかげだろう。ただ根本的な解決はしていないので、まだ安心はできない。

7月になると所有している銘柄の第2四半期決算発表が始まる予定になっている。その際にこの5月から発動された中国への関税の影響が明らかになってくるだろう。前回の各社の四半期決算は3月末がほとんどであり、関税発動前の数値だったので。その影響がどの程度になるのか。株価や配当にある程度影響が出るのは仕方がないのだろうが、自分の許容範囲で収まってくれるといいのだが、7月はちょっと不安だなあ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントの入力は終了しました。