はじめに
昨日2019年1月18日に楽天証券で2018年の年間支払通知書が公開されたので、実績を整理してみる。最新/今後の受取配当予定についてはこちら。
2018年受取配当結果データ
以下が2018年の年間支払通知書から抜粋したもの。
この画像だけでは米国株からの配当だけかが分からないので、別の画像も参考として掲載しておく。
上の年間支払通知書の合計には、米国株の配当だけでなく米ドルMMFの配当も含まれているので微妙に下の画像のドル合計とは一致していない(下は米国株配当のみ)。ただし米ドルMMFの年間配当は1,000円少しなので誤差の範囲としてここでは扱う。
2018年の実際に受け取った配当
上の画像の金額は税金が含まれていたりするので、実際に昨年受け取った配当金額は直接表示されていない。
合計欄にある金額はそれぞれ以下の値。
配当等の金額:3,771,946円
源泉徴収税額(国税):520,592円
外国所得税の金額:372,337円
特別徴収税額(地方税):169,936円
2018年の税金を除いた受取配当合計は配当等の金額から3つの税金を除いた3,771,946円-520,592円-372,337円-169,936円=2,709,081円ということになる。
また、外国所得税の金額は二重課税となっているため確定申告をすることで実際には戻ってくるがここでは省略。
2018年の配当(銘柄ごと)
以下のグラフは2018年の受取配当を銘柄ごとに整理したもの。配当の元となるポートフォリオはこちらを参照。
AT&T、シティグループ、ブリストル・マイヤーズ スクイブ、エクソン・モービルの4銘柄で75%を超えている。
もう少し各銘柄に平準化されていると、将来の配当金生活へ向けての安心感が増すのだが。特にAT&Tとシティグループが今後こけて配当減、無配当になったりすると、配当金生活は一気に厳しくなってしまうだろう。今後の投資はこの辺りも考慮する必要があるかもしれない。
以下主だった銘柄に関して簡単にコメントを。
AT&T
AT&Tは2018年に3回購入しているので、受取配当もそれに応じて増えている。ただし1回は2018年12月に購入したので、2018年の配当には未反映。
2018年2月:157,498円(税引後)
2018年5月:249,920円(税引後)
2018年8月:285,883円(税引後)
2018年11月:288,828円(税引後)
2月に比べると11月の税引後受取配当は10万円以上増加しているので、受取配当面では大きく貢献してくれた。ただAT&Tへの投資が集中しているのと、株価が昨年はあまりパッとしなかったので今後に懸念が残るところ。
シティグループ
シティグループは保有株数に変動は無かったが、配当金は大きく変動している。
2018年2月:139,773円(税引後)
2018年5月:143,216円(税引後)
2018年8月:204,495円(税引後)
2018年11月:208,003円(税引後)
上記の様に2018年8月から約5万円強増加している。これは2016年から配当を3年間で3倍にすると言われていた最後のタイミングだったため。従って今年は少しは上がるだろうが、この様な大幅な上昇は見込めないだろう。
ブリストル・マイヤーズ スクイブ
ブリストル・マイヤーズ スクイブは前にも触れたことがあるが、ここ10年以上購入していないにもかかわらず、安定的にそれなりの配当を出してくれている有難い銘柄。
2018年2月:68,446円(税引後)
2018年5月:68,728円(税引後)
2018年8月:69,883円(税引後)
2018年11月:70,604円(税引後)
2018年の受取配当では一株あたり配当の変動は無し。微妙に変わっているのは為替レートのため。気に掛かるのは2019年1月に製薬業界では過去最大の買収を行ったこと。これが悪い方に行かなければ良いのだが。
ゼネラル・エレクトリック
ゼネラル・エレクトリックは2018年に1度購入を実施している。
2018年1月:15,447円(税引後)
2018年5月:22,864円(税引後)
2018年7月:23,136円(税引後)
2018年10月:23,505円(税引後)
購入のおかげで5月から約7,000円ほど四半期配当が増えている。ただしゼネラル・エレクトリックには2つ問題があった。
一つは実は2018年1月の配当の前は、四半期配当が約30,000だったこと。2018年1月から配当が半減している。
もう一つは2019年から配当が1/12になること。したがって四半期配当は約2,000円弱になってしまう。
配当は減る、あるいは無くなるという可能性があることを現実の事として再認識させられた2018年のゼネラル・エレクトリックだった。
まとめ
いつもこうして配当のまとめをすると、税引前と税引後の金額に大きな差があるのに気が付かされる。税金なので仕方がないと割り切って、税引後の実際に受け取る配当に注意を向けるのが精神衛生上よろしいだろう。一方で外国所得税として二重に徴収されている分については、確定申告の外国税額控除を利用してきちんと還付される様にすることが大切。
2018年の税引後受取配当額については、2017年に比べて50万円超増加しており、想像以上だった。ただし、これは上に述べたようにシティグループの配当が大きく上昇したことに拠るものなので、2019年は2018年ほどの増加は期待できないだろう。