2024年6月17日週の資産増加に思う事(2024/6)

はじめに

先週2024年6月10日(月)週は、NASDAQ総合が5営業日連続で最高値を更新、S&P 500も14日(金)は前日比僅か0.04%下落となったものの4営業日連続で最高値を更新する一方で、ダウ工業平均は10日(月)を除いて4営業日下落するという週であり、週次ではS&P 500が1.56%上昇、NASDAQ総合が3.14%上昇、ダウ工業平均が0.54%下落と大型ハイテク銘柄の好調が際立つ週だった。

そして大型ハイテク銘柄が無い自分の米国株資産ポートフォリオは3.17%下落とダウ工業平均よりも下げ幅が大きく先行きに不安を感じさせる週でもあり、

「6月10日週に顕著だったAIに関連する大型ハイテク銘柄は好調ではあるが、その他は逆に低調であるという傾向であるため、この状況はしばらく続きそうな気がする。」

「従って自分の米国株ポートフォリオ資産は更なる減少が予想されるのだが、いつまで/どこまで下がるかの見当がつかないのが精神的に厳しいところ。」

と総括していた。

しかし実際の6月17日(月)週の自分のポートフォリオは想定に反して反発してくれた。以下に2024年6月17日週の市場と自分のポートフォリオの動きを整理しておく。


2024年6月17日週の資産変動

2024年6月17日週の米国市場は6月19日(水)がJuneteenth National Independence Dayで休日のため4営業日であった。

米国株式市場

S&P 500前日比DOW30前日比NASDAQ前日比
2024/6/14(金)5,431.6038,589.1617,688.88
2024/6/17(月)5,473.230.77%38,778.100.49%17,857.020.95%
2024/6/18(火)5,487.030.25%38,834.860.15%17,862.230.03%
2024/6/20(木)5,473.17-0.25%39,134.760.77%17,721.59-0.79%
2024/6/21(金)5,464.62-0.16%39,150.330.04%17,689.36-0.18%
33.020.60%561.171.43%0.480.00%

前週に比べてS&P 500は0.60%上昇、ダウ工業平均は1.43%上昇、NASDAQ総合はほぼ変わらずとなっている。

前週(6月10日週)は、S&P 500が1.56%上昇、ダウ工業平均が0.54%下落、NASDAQ総合が3.14%上昇となっており、先週のAIを中心とした大型ハイテク銘柄の上昇傾向とは様相が変わっている。特に先週の大型ハイテク銘柄の上昇をけん引して18日は時価総額のトップに立ったエヌビディア(NVDA)が20日(3.54%)、21日(3.22%)と続落したのが影響したようだ。

自分の米国株ポートフォリオ資産及び円資産

米株ドル資産前日比円資産前日比
2024/6/14(金)1,137,170.21184,050,296
2024/6/17(月)1,145,492.840.73%186,242,0701.19%
2024/6/18(火)1,155,186.100.85%187,659,9190.76%
2024/6/20(木)1,158,113.110.25%189,331,8770.89%
2024/6/21(金)1,158,392.230.02%190,420,4720.57%
21,222.021.83%6,370,1763.35%

前週(6月10日週)は5営業日連続で減少した米国株ドル資産が、6月17日週は4営業日連続で増加となった。上昇幅もダウ工業平均を上回りまずまず。ただし前週は3.17%下落、3.6万ドル減少しているので、それをリカバーするには至っていない。

一方円ベース資産の方はドル高が再び進行したために、3.35%の上昇、約630万円の増加となり前週の2.6%、約480万円の減少をリカバー出来ている。

そして前週と同様自分の米国株ポートフォリオ27銘柄の騰落は、

2024/6/17(月):27銘柄中上昇20銘柄、下落7銘柄

2024/6/18(火):27銘柄中上昇16銘柄、下落11銘柄

2024/6/20(木):27銘柄中上昇15銘柄、下落12銘柄

2024/6/21(金):27銘柄中上昇15銘柄、下落12銘柄

と前週はいずれも下落銘柄の方が多い日が続いたのだが、今週は逆にいずれも上昇銘柄数の方が多くなっている。

【参考】2024/6/21(金)時点の自分の米国株ポートフォリオ


まとめ

冒頭に書いた通り前週の下落を受けてしばらく自分のポートフォリオは低調な動きが続くのだろうと想定していたのだが予想に反して今週は反発してくれた。

ただ個人的にはエヌビディア(NVDA)が時価総額トップに立ったことによる利益確定売りや調整が入ったことによる影響と思っているので、大型ハイテク銘柄の上昇傾向が変わった訳ではないだろう。

そし自分の資産が反発したとはいえ、ドルベースでは前週の下落分を取り戻した訳ではないので予想外に持ち直したものの手放しで喜べる状況でもない。ドル円為替もドル高に振れて円ベースの資産増に寄与したが、短期間の変動であり為替の不安定さは望む状況ではない。しばらくはインフレ関連の経済指標動向にも左右されやすい不安定な株式市場の動きが続くことになると思われ不安な日々が続くのだろう。

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