バイアンドホールド/長期投資での資産合計1億円割れ(2018年)

はじめに

タイトル通りに証券口座の資産合計が1億円を割ってしまったので、それについて整理してみることにする。まだ2001年7月からの投資の振り返りの途中であり、2010年までしかデータを公開していないのだが、以下の内容にはまだ公開していないデータがあり、間違いが無い様に確認はしているが、必ずしも正確でない場合があるかもしれないことに注意。


過去の月末での1億円維持

1回目(初めて証券口座の資産合計が月末で1億円を達成)

年月:2015年7月

2001年7月に投資を開始してから:169ヶ月目(14年1ヶ月目)

それまでの投資金額:53,762,320円

(見込み)損益÷投資金額:86.7%

1億円維持期間:1ヶ月(翌月には1億円割れ)

2回目

年月:2016年11月

前回1億円からの間隔:16ヶ月目(1年4ヶ月)

それまでの投資金額:64,762,320円

(見込み)損益÷投資金額:61.3%

1億円維持期間:25ヶ月(2年1ヶ月)


個人的には意外なことに既に一度1億円割れを経験していた。ただし、上の通り維持期間が1ヶ月だけだったので記憶になかったのだろう。

その次に1億円に到達するのに16ヶ月かかってから2年ほど1億円台を維持していたのだが、今月久しぶりに1億円を割ってしまったということになる。しかも困ったことに、下落傾向はこのまま続くと思われる。

1回目の1億円割れは1ヶ月しかなかった1億円到達とセットになっているので、個人的には特に感慨は無かったと思う。あえて言うとすれば、1億円というのも達成できなくはない、という事が実体験として明確になったことだろうか。

2回目、つまり今回の1億円割れはそれとは事情/状況が異なり、約2年ほど1億円台を維持しており、1億円を維持する事が当たり前と思うようになっていたので自分への心理的ショックはそれなりにはある。ではそれを受けて実務上何か変わるのか/変える必要があるのか。


1億円割れで何が変わるのか?

しかし冷静に考えてみると、資産が1億円を割ったことで実際に何が変わったか/変わるかと言うと、1億円という大きな目安/マイルストーンを割り込んだことによる個人的な心理状態の悪化ぐらいしかないのではないだろうか。バイアンドホールド/長期投資という自分の投資スタイルからすると、資産の増減、特に円ベースの資産は元来気にするべきものではないので(もちろん増えれば嬉しいのだが)。

また別の視点で考えてみると、1億円を割る事と9,000万円を割る事、あるいは1.1億円を割る事には、上に述べた自分の心理的な残念感が強まるぐらいしか明確な違いが見出せない。

従って1億円割れという事象よりは、ここ数ヶ月、あるいは今年の下落振り、更にはこれからの市場がどうなるのかを意識するべきなのだろうが、結局バイアンドホールド/長期投資という今までのスタンスを特に変更するつもりは今のところは無い。バイアンドホールド/長期投資も良し悪し両面あるのだが、これまで一応それなりに大きな問題が無く米国株式投資を続けている訳なのだから。ただ難しいのは、これまで満足いくやり方だったからと言って、今後も同じやり方が通用するとは限らないこと。これは忘れてはいけない事だろう。あくまでも

①今までの経験からすると、

②下手に動くよりは今まで通りのバイアンドホールド/長期投資というスタンスの方が、

③長い目で見れば上手くいく可能性が高い

ということで、バイアンドホールド/長期投資を頑なに守ればいいと言う事ではない。市場の動きに加えて、年齢、生活環境、その他色々な要因で投資スタイルが変わる可能性は今後あるだろうが、それは1億円を割ったから、という事を契機とするものではない。


まとめ

まとめると、1億円というのは目安としては分かりやすいので、1億円を割ったという事は残念ではある。けれども自分にとっては実はあまり意味が無い、という事になるだろうか。

実際問題としては、1億円割れをトリガーとして投資のやり方を変えるわけでもなく、配当金が変わるわけでもなく、税金が変わるわけでもない。

また、この様に1億円割れを契機として自分の考え方を整理したという点では、1億円割れにも意味があったのではないだろうか。

最後になるが、この文章はあくまで「1億円割れ」に対する個人的な考えの整理であるので、今後恐らく更なる資産減少が続いて、「総投資金額より資産が少ない(累計損益マイナス)」「配当減、配当停止/無配」という状況になった際には、違う考えになるかもしれない。

願わくばそういう状況にはならないで欲しいのだが、2001年7月から米国株式投資を始めて今月2018年12月を入れると210ヶ月(17年半)のうち、投資金額より資産が少ない月が100ヶ月あった訳なので、残念ながらいつまたマイナスになっても不思議ではないだろう。しかし、こうやって自分でデータを再度確認して書いてみると、自分の投資センスの無さにがっかりしてしまうなあ…。

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