エクソン(XOM)の2022年第3四半期見込み(2022/10)

はじめに

昨日2022年10月のOPECプラス会合をまとめた際原油価格に関連が深い自分の所有銘柄であるエクソン・モービル(XOM)に言及し、その中で掲題の2022年第3四半期見込について簡単に触れたのだがその内容ついてもう少し詳しく確認しておくことにする。


エクソンの2022年10月5日開示Form 8-Kの内容

以下はエクソン・モービル企業サイトに開示されているForm 8-Kより引用・抜粋。

【2022年第3四半期へ影響を及ぼす市場要因見積もり(Estimated effects of market factors impacting 3Q22 results)】

  • 市場要因を合算すると収益がマイナス31億~マイナス13億ドル減少すると想定している

【2022年第3四半期へ影響を及ぼす季節・計画要因見積もり(Estimated effects of seasonal and planned factors impacting 3Q22 results)】

  • 季節・計画要因を合算すると収益が3億~16億ドル収益が増加すると想定している

その他Identified Itemsを含めると全体では第2四半期に比べて収益がマイナス18億~プラス17億ドルになると想定している。


市場予想との比較

市場予想ではエクソンの2022年第3四半期収益は146億8000万ドル。

第2四半期の収益が178億5000万ドルだったので、上記Form 8-Kに基づくと収益は160億5000万ドル~195億5000万ドルの範囲内ということになるが、下限の場合でも市場予想を上回ることになる。


まとめ

エクソン株はOPECプラス会合前の減産報道や実際の大幅減産決定、そしてこの第3四半期想定もあり、ここ5日間では

市場(S&P 500)を10%超上回る上昇となっている。

気になるのはこの傾向が今後も続くのかということだが何とも判断しづらいところ。というのもアメリカの中間選挙をにらんでバイデン大統領が原油価格を抑える施策を取る可能性もあり、また10月28日に正式に発表予定の2022年第3四半期決算には既に上昇分が株価に織り込まれたかもしれない。

またエクソンは昨年の第3四半期決算発表の後に配当金を1.1%増配しており、今回の四半期決算発表の後に新たな配当が発表されるはず。完全リタイアして配当金生活に入っている身としては、株価よりも配当金の方が重要なので何とか昨年以上の増配となることを願いたい。まさか配当金据え置きという事態にはならないよなあ・・・。

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