ダウ・デュポンのティッカー変更と株式併合発表(2019年05月)

はじめに

本日2019年5月27日に楽天証券の口座を確認したところ、以下の様なお知らせが。

ダウ・デュポン(DWDP)は、2019年の3月末の時点で今後3社分割をし、4月に素材科学事業部門のダウ・インク(DOW)がスピンオフ、そして6月に特殊化学部門が「デュポン」、農業部門は「コルテバ・アグリサイエンス」となる予定であることは分かっていたので、そのお知らせだと思ったのだが、よく見ると内容が「スピンオフ」ではなく「変更」と「株式併合」であり、単なるスピンオフのお知らせではなかった。内容についてまとめておく。


ダウ・デュポン(DWDP)のティッカーシンボル変更と株式併合

ティッカーシンボル変更

上記の楽天証券のお知らせでは、ダウ・デュポンという名前が変わるのではなさそうに見えるのだが企業のサイトを見ると、

it will change its name from “DowDuPont Inc.” to “DuPont de Nemours, Inc.,” doing business as “DuPont,”

とあるので、6月初旬からはダウ・デュポンではなくデュポンと言う名前になるだろう。これは2017年9月のダウ・ケミカルとデュポンの合併前のデュポンの名称「E. I. du Pont de Nemours and Company」に近い。また併せてティッカーシンボルは2019年6月3日にDWDPからDDへと変わる事になる。

株式併合

権利落日が2019年6月3日で、ダウ・デュポン3株が1株になるというお知らせ。2019年5月27日現在で、自分はダウ・デュポン(DWDP)株を256株保有しているので、

256÷3=85.333…

となり、85株保有ということになると予想される。

ただし面倒なのは、先に述べた通り恐らく同じぐらいのタイミングで現在のダウ・デュポン(DWDP)から農業部門「コルテバ・アグリサイエンス」がスピンオフをする予定なので、自分の中での取得価額の整理に手間がかかりそう。

”Expected to Become Effective Immediately After the Separation of the Agriculture Business”とあるので、恐らく現有のDWDP256株からコルテバ・アグリサイエンスがスピンオフして、その後に3:1の株式併合という流れだろうか。


まとめ

そんなお知らせのあったダウ・デュポンであるが、この情報を受けてどうするか。以下は直近1ヶ月のDWDPの株価チャート。

最近話題の対中関税発動より前のタイミングで、さえない四半期発表を受けて株価は下落してそのままの状態が続いている。つまり四半期決算発表の際には、まだ中国との関係についてアナリストとのカンファレンスコールでそれ程突っ込んだ質問がなかったので、中国との関係でどれほど影響が出そうかは不明瞭。さらに、6月の事業分割でどうなるか。

配当の方も現時点では2%を下回っており、自分にとっては配当妙味のある銘柄でもない。

次回の自分の購入タイミングが6月末ということを考えると、ダウ・デュポンの購入はかなり可能性が低いな。不確定要素が中国関係、スピンオフの影響、直近四半期の冴えない業績と多過ぎる。素直に次の四半期の決算発表を確認してから、購入の検討をするべきだろう。

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