再びのネットフリックスの急落と所有関係銘柄(2022/4)

はじめに

自分はネットフリックス(NFLX)株は所有していないが、同様のストリーミングサービスを提供しているウォルト・ディズニー(DIS。Disney+を提供)及びAT&Tから分離したワーナーブラザース・ディスカバリー(WBD。HBO/HBO Maxを提供)を保有しているので、それらの動向を確認する際にネットフリックスを参考・引用することは以前にもあった。

前四半期の2022年1月もほぼ同様の書き出しでネットフリックスの決算を受けての急落についてまとめたのだが

ネットフリックスの決算後時間外急落と所有関係銘柄(2022/1)

決算発表後の株価が20%超の大幅下落だった。

そして今回も掲題の通りネットフリックスは前四半期よりも更に大幅な下落となり

それに伴って後述する様に自分の所有している銘柄のウォルト・ディズニーとワーナーブラザース・ディスカバリーも市場に比べて大きく下落した。

以下に2四半期連続のネットフリックス株急落の原因とウォルト・ディズニー及びワーナーブラザース・ディスカバリーが何故下落したのかについて確認しておくことにする。


ネットフリックス2022年第1四半期決算概要

以下はネットフリックスの企業サイトより引用・抜粋。自分はネットフリックス株を保有していないのであくまで簡単に。

  • 2022年第1四半期の売上(Revenue)は78億6800万ドル、前年同期比9.8%増。市場予想の79億3000万ドルを下回っている
  • 2022年第1四半期の希薄化後一株当たり利益(Diluted EPS)は3.53ドル、前年同期比5.9%減。市場予想の2.89ドルを上回っている

売上は市場予想を下回ったもののEPSは市場予想を上回っておりこれ程株価が下がるものではないと思ったのだが問題は加入者数。

  • 有料加入者数は2億2164万人で前四半期から20万人減。前四半期時点での会社見込みは250万人増。市場予想も250万人増
  • 次四半期の有料加入者数見込みは2億1964万人で、今四半期から200万人減の見込み。市場予想は240万人超の増加見込み

有料加入者数の減少は2011年以来のことで、次四半期も市場予想に反して200万人減を見込んでいることがネットフリックス株の大幅下落に繋がったと思われる。


自分が所有するストリーミングサービス提供企業の同日株価と雑感

ちなみに同日の米国市場は以下の通りまちまち。

【ウォルト・ディズニー】

【ワーナーブラザース・ディスカバリー】

市場はまちまちであったが、ディズニー、ワーナーブラザース・ディスカバリー共に5%を超える大幅下落。これは明らかにネットフリックスの弱気な見通しとそれに伴う株価下落につられての事だろう。


まとめ

ネットフリックスの株価急落の要因となったストリーミングサービスの有料加入者数にかかわる要因としては以下の様なものが考えられる。

  • ストリーミングサービス市場の飽和
  • COVID-19による巣ごもり需要の終わり
  • 物価上昇に伴うユーザーのストリーミングサービスへの支出縮小(解約)
  • ストリーミングサービスの料金体系(広告収入型サービス含む)
  • ウクライナ侵攻に起因するロシアの加入者減(ネットフリックスはロシアで3月上旬にサービス停止)

この減速傾向がネットフリックス特有のものなのか、ストリーミングサービス全体のものなのかがウォルト・ディズニーとワーナーブラザース・ディスカバリーを保有している自分にとって大きな問題なのだが、両社からの正式な発表があるまでは何とも言えないと思う。ただ繰り返しになるが昨日の両社の株価が大きく下落したということは、市場はストリーミングサービス全体の状況について楽観視していないという事なのだろう。

ワーナーブラザース・ディスカバリーは4月26日(火)、ウォルト・ディズニーは5月11日(水)に四半期決算発表を予定しているのでそこで加入者数が明らかにされるだろうが、そこでどうなるかに注目しておきたい。特にワーナーブラザース・ディスカバリーはAT&Tから分離して初めての決算なのでここで躓くことは避けてほしいのだがどうなるか。

もしワーナーブラザース・ディスカバリーの決算でネットフリックスと同様に大きく株価が下落したとしても、AT&Tへの影響は出ないだろう事を考えると良いタイミングでAT&Tからワーナーメディアが分離したと前向きに捉えることにしよう。

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