マクドナルド(MCD)2021年第1四半期決算(2021/5)

はじめに

先月2021年4月29日には自分が所有しているマクドナルド(MCD)の2021年第1四半期決算発表があった。確認するのが遅れてしまったが、決算後の株価も含めて以下にその結果・内容を整理しておくことにする。


マクドナルド2021年第1四半期決算概要

以下の情報はマクドナルドの企業サイトより引用・抜粋。

  • 2021年第1四半期の総売上高(Total Revenues)は51億2460万ドルで、前年同期比9%増加
  • 2021年第1四半期の純利益(Net Income)は15億3720万ドルで、前年同期比39%増加
  • 2021年第1四半期の希薄化後1株当たり利益(Earnings per share-Diluted)は2.05ドルで、前年同期比39%増加。Non-GAAPベースでは1.92ドルで、前年同期比31%増加

2021年第1四半期の既存店売上は以下の通り。

今四半期の米国既存店売上は前年比13.6%増。世界全体で見ても7.5%増。これは前年同期(1~3月、特に3月)がCOVID-19の影響が出始めた時期であるためだろう。

逆に考えると2021年1~3月期が、一部の国を除いてコロナ禍が続いていたにも関わらず売上高が増えているのかが疑問。決算資料をよく見てみると、

  • Quarterly comparable sales results were positive across all segments as we began to lap the significant impact of COVID-19 on our global results beginning in March 2020.
    四半期ごとの比較可能な売上高の結果は、2020年3月以降COVID-19が世界の業績に大きな影響を及ぼし始めたため、(今四半期は)すべてのセグメントでプラスでした。

としている一方で、

  • Guest counts remained negative for all segments.
    ゲスト数はすべてのセグメントでマイナスのままでした。

とのこと。ゲスト数がすべてのセグメントでマイナスのままにもかかわらず売上高が前年比プラスだったのは、メニューやマーケティング、配送サービス、デジタルプラットフォームの提供などにより客単価が向上した事が要因らしい。ただやはりドイツとフランスでの売上高は大幅にマイナス(significantly negative)になっているとも述べている。

ここで言うデジタルプラットフォームとは、世界6市場で導入されているマクドナルドのデジタルアプリのことでアクティブユーザー数は4000万人。うち米国のユーザーが約半数を占めている。

気になるのは今後の見通しだが以下の様になっている。

この中で前回決算時と大きく異なっているのは、

2021 Systemwide sales growth(レストランを含む売上成長率):

前回はlow double-digits(2桁台前半)だったのをmid-teens(10%半ば)に引き上げている

点だろうか。


市場予測との比較

今回の主な決算内容と市場予想とを比べてみると、

  • 2021年第1四半期の総売上高(Total Revenues)は51億2460万ドル、市場予想の50億3000万ドルを上回っている
  • 2021年第1四半期のNon-GAAPベース希薄化後1株当たり利益(Earnings per share-Diluted)は1.92ドル、市場予想の1.81ドルを上回っている
  • 2021年第1四半期の米国の既存店売上高は13.6%増、市場予想の9.25%増を上回っている
  • 2021年第1四半期の世界の既存店売上高は7.5%増、市場予想の4.7%増を上回っている

となっている。


まとめ

上記の様な決算内容を受けてマクドナルドの株価は

1.2%の上昇。同日のダウ工業平均が0.71%、S&P 500が0.68%、NASDAQが0.22%いずれも上昇しているが一応それらを上回っている。ただ決算内容や市場予想との比較からするともう少し上昇幅が大きくても良かったような気がする。

世界全体で見るとCOVID-19がまだ完全には治まっているとは言い難い点が、マクドナルド株の上昇幅を抑えたのではないかと思う。

COVID以前を含めた過去2年のマクドナルドの株価を見てみると、

2020年11月以降の上昇ペースはS&P 500には劣るものの、現在はコロナ前の最高値を更新し、3月半ばからは上昇傾向も続いているので、COVIDの状況に大きな変化が無ければ株価は堅調に推移しそうな気がする。

これでマクドナルドの配当率が高ければ言うことは無いのだが、現在税引前配当率は2%強に留まっている。昨日のモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)のまとめでも思ったが、自分が良さそうかと思う株は配当率が低い事が多いかもしれない。配当で還元するのではなく、業績・株価上昇にキャッシュを使っているのだから当たり前か。

株価、配当、安定性にバランスの取れた銘柄はなかなか無いものだ。まあそんな銘柄があれば誰も株を購入するのに苦労はしないものなあ。

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