はじめに
2021年1月28日の米国市場閉場後には自分の所有株の一つであるモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)の2020年第4四半期決算発表があった。
遅ればせながらその決算内容を以下に整理しておくことにする。
モンデリーズ2020年第4四半期決算概要
以下はモンデリーズ・インターナショナルの企業サイトより引用・抜粋。
- 2020年第4四半期の純売上高(Reported Net Revenues)は72億9800万ドルで前年同期比5.6%増
- 2020年第4四半期の希薄化後1株当たりの利益(Adjusted Diluted EPS)は0.67ドルで前年同期比9.8%増
フリーキャッシュフローを見てみると、
過去3年間は増加傾向(Cash Conversion Cycleは逆に増えているが・・・)。
そして2021年通期の見通しは以下の様になっている。
既存事業純売上成長率(Organic Net Revenue Growth):3%超
調整後EPS成長率(Adj. EPS growth。恒常為替レートベース):一桁台後半(HSD:High Single Digit)
フリーキャッシュフロー:30億ドル超
2021年の見通しは長期目標に準じた見通しとなっている。
市場予測との比較
今回の主な決算内容と市場予想とを比べてみると、
- 2020年第4四半期の純売上高(Reported Net Revenues)は72億9800万ドル、市場予想の71億7000万ドルを上回っている
- 2020年第4四半期の希薄化後1株当たりの利益(Adjusted Diluted EPS)は0.67ドル、市場予想の0.66ドルを上回っている
となっている。
まとめ
上記の様な決算内容を受けてモンデリーズ・インターナショナルの株価は、
2.94%の下落。同日のダウ工業平均が2.03%、S&P 500が1.93%、NASDAQが2.00%それぞれ下落だったのと比べても下落が大きかった様に思える。
決算内容自体、2021年の通期予想も非常に堅調に見えたので、この下落は意外の感が強い。市場の下げにつられたのか、特筆すべき好材料が無かったからなのか。
過去3ヶ月のモンデリーズ・インターナショナルの株価の動きを見てみると、
大統領選後はあまり大きな上下動がない株価の動きで、決算発表の日に大きく下がり、結局前四半期の決算発表後の株価(@54.02ドル)とほぼ変わらない株価となっている。
決算内容自体は堅調だったと思うので、決算発表後の下落はあまり気にせずにいるのが良いだろう。