バイアンドホールド/長期投資での2020年米国株年間受取配当

はじめに

先日、発行された2020年の年間支払通知書を元に2020年の年間配当を整理したのだが、その際は年間配当額にフォーカスしていたので、今回は一部重複する点もあるが銘柄の観点を加えて2020年の米国株受取配当をまとめておくことにする。


2020年受取配当結果データ

以下が2020年の年間支払通知書から抜粋したもの。

ドルベースでは以下の様になっている。

上の画像の金額は税金が含まれていたりドルベースだったりするので、実際に昨年受け取った円ベースでの配当金額はいくらだったのかが分かりづらい。

合計欄にある金額はそれぞれ以下の値を表している。

従って、

①が配当等の金額、つまり税引前受取配当総額

②が外国所得税として引かれた金額、米国株なので10%。確定申告をすることで戻ってくる金額

③が源泉徴収税額(国税、いわゆる所得税と復興特別所得税)として引かれた金額

④が特別徴収税額(地方税、いわゆる住民税)として引かれた金額

ということになる。

まとめると2020年の配当は、

税引前受取配当が①の4,801,684円、

楽天証券口座で実際に受け取った配当は①から②~④を引いた金額、つまり

4,801,684 – 475,232 – 662,548 – 216,278 =

となる。これには少し所有している米ドルMMFの配当も含まれている。

そして②の外国所得税の金額は、米国株の場合二重課税であるので確定申告をすれば戻ってくる。そう考えると確定申告後の2020年の実際の配当は、

3,447,626+475,232=3,922,858円

ということになる。


2020年の配当(銘柄ごと)

以下のグラフは2020年の受取配当を銘柄ごとに整理したもの。ベースはドルベースの税引後で二重課税はそのままのもの(ドルベースで32,634.91ドル)。

対象証券名年間配当(税引後)
AT&T INC.11,919
CITIGROUP INC8,412
EXXONMOBIL2,945
BRISTOL-MYERS2,840
ALTRIA GROUP INC1,933
DOW INC1,097
KELLOGG CO.605.07
COCA COLA CO.435
MCDONALDS CORP433.81
PHILIP MORRIS374.42
PROCTER&GAMBLE288.54
BOEING CO280
JP MORGAN CHASE258.24
MONDELEZ INTL250.99
KRAFT HEINZ CO113.67
GENERAL ELECTRIC110.51
CISCO SYSTEMS103
WALT DISNEY CO94.68
DUPONT DE NEMOUR73
CORTEVA INC31.78
CHEMOURS CO28.77
WABTEC CORP6.98

2019年からの主な変化は以下の通り。

  • 2019年はブリストル・マイヤーズ スクイブが3番目だったのだが、2020年はエクソン・モービルが3番目に。これは2019年9月に追加購入したエクソン株の配当が反映されたため
  • 2019年に5番目の配当額があったボーイング(BA)が2020年には12番目に。これはボーイング株が2020年3月に配当停止となったため
  • 2019年に配当上位10銘柄に入らなかったダウ・インク(DOW)が2020年は6番目に。これは2020年3月にダウ・インクを追加購入したため
  • 上位配当に占める4銘柄はエクソンとブリストルが入れ替わりはしたが2018年と変わらずでその割合は81%、2019年は83%だったので気持ち4銘柄への配当集中は減った

以下配当額の多い上位3銘柄に関して整理しておく。

AT&T

2020年のAT&T税引後受取配当は以下の通り。2019年の配当は@0.51ドル。

約定月対象証券名単価数量[株 /口]受渡金額(受取)受渡金額(受取)[円換算]為替レート
2020年2月AT&T INC.0.527,9902,979.69320,644107.61
2020年5月AT&T INC.0.527,9902,979.71313,674105.27
2020年8月AT&T INC.0.527,9902,979.70313,255105.13
2020年11月AT&T INC.0.527,9902,979.70308,547103.55

自分でも驚いたのが、円ベースの配当が2月と11月で12,000円も違うこと。これは為替レートがドル安に振れたため。これ程違っているとは思わなかった。

またAT&Tは先日配当据え置きを発表しているので、2021年の配当がどうなるか不安。

シティグループ

2020年のシティグループ税引後受取配当は以下の通り。2019年の配当は@0.45ドル~0.51ドル。

約定月対象証券名単価数量[株 /口]受渡金額(受取)受渡金額(受取)[円換算]為替レート
2020年3月CITIGROUP INC0.515,7502,103.11224,317106.66
2020年5月CITIGROUP INC0.515,7502,103.11224,296106.65
2020年8月CITIGROUP INC0.515,7502,103.10219,479104.36
2020年11月CITIGROUP INC0.515,7502,103.11217,335103.34

シティグループは例年なら8月の受取時に配当増となるのだが、2020年は米銀ストレステストの結果を受けて配当据え置きとなりそれが現在も続いている状態。何時になったら配当増となることか。

エクソン・モービル

2020年のエクソン税引後受取配当は以下の通り。2020年の配当は@0.82ドル~0.87ドル。

約定日対象証券名決済通貨単価数量[株 /口]受渡金額(受取)受渡金額(受取)[円換算]為替レート
2020年3月EXXONMOBIL米ドル0.871,180736.2676,482103.88
2020年6月EXXONMOBIL米ドル0.871,180736.2678,050106.01
2020年9月EXXONMOBIL米ドル0.871,180736.2777,426105.16
2020年12月EXXONMOBIL米ドル0.871,180736.2675,842103.01

エクソンは2020年の配当増はなし。それどころかコロナと2020年3月の原油価格下落などにより減配や配当停止までを懸念したのだが、何とか配当据え置きが続いている。ただし減配・配当停止の懸念が払拭されたわけではないので、不安な状態が続いている。


まとめ

2020年全体としては9銘柄が増配し、2銘柄(ボーイング、ウォルト・ディズニー)が配当停止となった。2019年は15銘柄が増配し、2銘柄が減配だったのに比べると、やはりコロナの影響が現れているのだろう。

それでも円ベースの全体の受取配当(確定申告前)は約345万円と2019年の約317万円よりは約8.5%増加している。これは2020年に追加購入した分の配当が反映されているのだろうが、2020年10月末で退職し完全リタイアとなった今後は追加購入による受取配当増は期待できない。

そして上に書いた通り配当の多い上位3銘柄が、いずれも現時点(2021年1月)では配当据え置きとなっている。

そう考えると2021年の年間受取配当はこのまま行くと2020年と変わらない程度に留まりそうな気がする。下手をすると円ベースでは最近のドル安傾向もあり、2020年よりも減少する可能性すらある。

2020年の年間支払通知書の内容を見た際には単純に前年より受取配当が増えて良かったと思ったのだが、こうやって内容を確認してみると実は結構マズイ状態にあるような気がする。一応現状の配当レベルが維持できれば完全リタイア生活は成り立つはずなのだが、大幅な配当減になった場合にどうするかについても考えて置いた方が良いかもしれない。

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