【約1円のドル安とドル安傾向が続く】2020年12月末米国株資産

投資開始からの期間

2001年7月から数えて234ヶ月目(19年6ヶ月目)。


資産動向考察

2020年12月末の円ベース資産は以下の通り。

2020年12月の資産は円ベースで前月比約200万円の増加。11月の約1700万円増に比べると見劣りするが、自分の資産には大きな上下動があまり無く安心できる月であった様な気がする。実際の12月の欧米のコロナ状況を考えると出来過ぎと言って良いのでは。

12月の市場推移

【ダウ工業平均】

【S&P 500】

波はあったものの、全体として見れば市場は概ね右肩上がりだったようだ。以下に詳しく振り返ってみることにする。

12月にあった主な出来事

  • 欧米でのコロナ第2波

基本的には新規感染者数はまだ右肩上がりで増加している。また変異種が広がりを見せつつある。

また欧米ではワクチン接種が開始されたがそのペースは想定よりも遅い様子。アメリカでは12月末までに2000万人に接種としていたが、実際には約450万人とのこと。

それでも先に挙げた様に米国市場が上昇しているのは、新型コロナウイルス感染拡大の影響に対応する約9000億ドル規模の追加経済対策を筆頭とする各種経済刺激策がなされているためなのだろう。個人的にはそれでも実体経済と株価の乖離が大きすぎる気がするのだが。

  • 2020年2回目の米銀ストレステスト結果発表

詳細は2020年2回目の米銀ストレステスト結果(2020/12/19)でまとめているが、配当は引き続き据え置きとなるものの、自社株買いが認められたことが銀行株には大きかった。

大きいところではこんなところだろうか。自分の所有銘柄に関するその他では、

ワーナーメディアがハイブリッド配給モデルを発表(2020/12)

が2021年のAT&T(T)の映画収入にどう影響を及ぼすのかが気にかかる。とりあえずクリスマスのワンダーウーマン1984は上手く行った様子ではある。

ポートフォリオ

2020年11月末と2020年12月末の自分のポートフォリオは以下の通り。

【2020年11月30日】

【2020年12月31日】

12月で10%以上上昇したのは以下の銘柄。

シティグループ(C):11月末株価@55.07ドル ⇒ 12月末株価@61.66ドル。11.97%上昇

ウォルト・ディズニー(DIS):11月末株価@148.01ドル ⇒ 12月末株価@181.18ドル。24.41%上昇

シティは先に述べた米銀ストレステストの結果に拠るところが大きいだろう。JPモルガン・チェース(JPM)も10%には届かないが、8%弱は上昇している。

意外だったのはウォルト・ディズニーが20%超上昇していたこと。過去のまとめを振り返ってみると

米ディズニー(DIS)株が10%超上昇(2020/12/12)

というInvestor DayでのDTC(Direct to Consumer)部門の好調さが印象付けられる出来事があったのだった。コロナでテーマパーク部門が足を引っ張っているはずなのだが、ディズニー・プラスに代表されるDTC部門への期待がそれを上回っているという事なのだろう。個人的にはテーマパーク部門の落ち込みがもっと懸念されるべきだと思うのだが。


為替

先月終値:2020年11月30日1ドル=104.27円

今月終値:2020年12月31日1ドル=103.21円

1ドルあたり1.06円、割合で言うと1.02%のドル安。これで4ヶ月連続のドル安となった。ただその前の8月終値は7月終値と同じだったので、それを含めると2020年7月から6ヶ月ドル安傾向が続いたことになる。

6月の終値1ドル=107.93円からすると1ドルあたり4.72円、割合で言うと4.37%のドル安となっている。先月時点でも書いたがこのドル安傾向は大きな懸念材料である。


まとめ

累計投資:80,000,000円(今月追加投入なし)

米国株:114,590,598円

外貨MMF:34,577円

USドル:724,731円

日本円:103,223円

資産:115,453,129円

累計損益(累計投資と資産より):35,453,129円/44.3%

累計引落額:1,000,000円(今月引落なし)

2020年最後の月は金額の結果だけ見ると割と落ち着いた月だったと言える。

ただし、

  • 欧米のでコロナ第2波は収まらず
  • ドル安傾向が続く

という懸念は解消されないまま。

これを書いている2021年1月10日時点では欧米でのコロナ新規感染者は増加し続けているのだが、ジョージア州の米上院決選投票で2議席とも民主党が勝利したこともあり、市場は上昇傾向が続いている。これはどこまで続くのだろうか。

2021年1月はアメリカで四半期決算発表が本格化するので、2021年1月は2020年12月よりも資産の上下動が激しくなりそうな気がするがどうだろう。コロナの状況を考えると、資産の変動が無いぐらいで落ち着いてくれればいいのだがなあ。

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