完全リタイア後の任意継続保険手続きの実際(2020/11追記有)

最後に追記あり。

はじめに

2020年10月末で退職し完全リタイアとなり、実際に退職した後での必要な手続きとして以下で認識していた

退職に伴う各種処理・手続きの現状整理(2020/10/10)

健保の任意継続の支払までが終わった。意外と想定していた事と微妙に異なっていた点があったので、自戒の意味を込めて整理しておく(実際にはこれを書いている2020年11月9日現在では健康保険証が届いでいないので継続手続きが完了したかやや不安なのだが)。

ちなみに完全リタイア後の健康保険を健保の任意継続にするか、国民健康保険にするかについては

退職後の健康保険は任意継続か国民健康保険か検討(2020/10)

でまとめた様に自分の場合は健保の任意継続(2年間)をまずは選択している。

注:以下の内容は2020年11月9日時点の自分が所属していた健保の場合なので、これが必ずしも正しい訳ではない点に注意


手続きの時系列

実際の手続きの時系列は以下の通り。

①11月4日(水):健保への任意継続申し込み書類を書留で送付

②11月6日(金):健保より手続きに関する詳しい資料が届く

③11月9日(月):健保より届いた資料に従い、振込を実施

わずかこれだけなのだが、先に述べた様に想定外の事が多かった。自分が認識不足だった点が多々あって恥ずかしいのだが、以下に詳しく記述する。


健保任意継続で想定外だった点

申し込み書類の提出が書留

普通郵便で申請書を送付すれば良いと思っていたのだが、実際に送るに際して資料をよく見たら「簡易書留郵便等にて送付」との記述。

普通郵便で84円と思っていたのだがそれに加えて320円が必要だった。自分が想定していない出費は金額の多寡にかかわらず心理的ダメージが大きい。

任意継続申し込み期限の20日以内に関して

健保の任意継続申し込み期限が退職後20日以内であることは認識していたのだが、上記②で送られてきた資料を見て、「初回納付分が20日以内になされないと任意継続申し込みが取り下げ(申請がなかった)扱いになる」事が判明。

自分としては①の申請を健保側が受け取った時点が20日以内であれば、任意継続がなされると思っていたのでやや焦った。元々退職時の手続き資料にも「任意継続は加入要件として、退職後20日以内に健保へ届出る事が法律で定められており~」としか記されておらず、20日以内に払込が必要とは明記されていなかった。

もしもダラダラと手続きを先延ばしにしていたら、何か不具合があった場合20日以内に収まらない可能性もあるのでは。

納付方法が振込のみで自分の口座のない銀行宛て

自分としては口座振替(引き落とし)があるものと勝手に思っていたのだが、実際には振込のみ。これは非常にショックだった。何故なら振込手数料がかかるため。これも自分が想定していなかった出費となる。

また自分が保持している銀行口座が振込先であれば、インターネットバンキングにすれば手数料が無料だったりするのだが完全他行。今から口座を作ってなどをしていると、上で述べた「20日以内に振込必要」という任意継続の期限に間に合わない可能性がある。そして個人的に銀行口座を増やしたくないというのもある(現在はゆうちょ銀行、都市銀行1、ネットバンク1の3口座)。

という事で手数料は払わざるを得ないものとして捉えることにした。

月払いと半期前納、年間一括が選択可能

先に書いた様に口座引き落としだと思っていたので、当然月払いのみだろうと思っていたのだが実際には毎月、半期、年間の3種類から選べる。ただ自分の場合退職が2020年10月なので、半期と年間は同じ扱い(初回11月を除いた12~3月までの一括)となる。

選択に際して影響してくるのが上で述べた振込手数料。他行あての3万円以上となるので1回あたり440円、つまり

毎月の場合の手数料:11~3月それぞれ振込(5回)×440=2,200円

半期、年間の手数料:11~3月まとめて振込(1回)=440円

となり1,500円強違ってくる。また毎月振込するのも面倒なのでここは一括で支払に決定。また以下に述べる理由もポイント。

半期前納、年間一括には割引あり

半期前納、年間一括の場合には「利率年4分の複利現価法」による割引ありとの事。

②で送られてきた資料に実際自分が支払う保険料が以下の様に明示されていた。

【月次】(11~3月分)

一般49,700円+介護12,780円=62,480円

【半期前納及び年間一括】(12~3月分。11月分は月次と同じ)

一般197,184円+介護50,704円=247,888円。

これを4で割ると一般49,296円+介護12,676円=61,972円となり月額約500円(0.8%)程安くなる。


まとめ

想定していた事と実際の手続きの差異を中心に健保の任意継続について整理してみた。

退職後の健康保険は任意継続か国民健康保険か検討(2020/10)

で想定していた際に月額金額は念のため100円切り上げで63,000円としていたのだが、実際には上の様に2021年3月までの5ヶ月間は

11月分:一般49,700円+介護12,780円=62,480円

12~3月分:一般197,184円+介護50,704円=247,888円

振込手数料(1回)440円

合計:310,808円

月額金額:62,161.6円

とやや下回っている。もし月払いにした場合でも62,480円+440円=62,920円となり、退職前に想定していた63,000円は下回る。退職前に想定していた際に100円台を切り上げて余裕を持たせておいて良かった。一括で30万円超が出ていったのは痛いが、5ヶ月間というスパンで考えれば、手数料の節約と割引適用が出来ることを良しとするべきだろう。

色々想定外の事があったが、これで手数料を含めても一応退職前に予定していた任意継続保険料で収まりそうな事が分かって一安心ではある(ただし、振込手数料はやはり心理的に損した気分ではあるのだが)。後は振込に不備がなく、健康保険証が無事に送られてくるのを待つとしよう。

それにしても油断せずにさっさと任意継続の処理を進めておいて良かった。実際にはたとえ今から申請書を健保に提出しても振込まで間に合うのだろうが、自分の性格的に気の休まらない日が続いたことだろう。完全リタイアしたからといってダラダラしない様に注意しなければ。


追記(2020/11/11)

まずは2020年11月11日に無事に保険証が送られてきました。これで任意保険継続の手続きはひとまず完了。

それは良かったのだが、上記で実際に実施した振込手数料に気付きがあったのでそれも追記しておく。

「納付方法が振込のみで自分の口座のない銀行宛て」の所で、自分の口座は「現在はゆうちょ銀行、都市銀行1、ネットバンク1の3口座」と書いており、実際の手続きは

  • 自分の都市銀行口座から健保の都市銀行口座に振り込み:手数料440円

としたのだが、よく考えてみたら

  • 自分のネットバンク口座から健保の都市銀行口座に振り込み:手数料275円

ネットバンクから振り込めば165円安かったのでは、という事に気が付いてしまった。それに加えてネットバンクからであればWebで完結するので、わざわざ都市銀行ATMまで出向く必要もない。失敗したなあ。次回はネットバンクから振り込むようにしよう。

とにかく手数料は出来るだけ少なくすることを心掛けねば。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントの入力は終了しました。