2020年7月10日の所有米銀株の不可解な上昇

はじめに

昨日2020年7月10日の米国市場は、ダウ工業平均が1.44%、S&P 500が1.05%それぞれ上昇したのだが、その中でも以下の様に銀行株が大きく上昇していた。

所有株のJPモルガンが5.47%、シティが6.47%の上昇となっているのだが、掲題の通り昨日に銀行株が上昇する要因が自分にはよく分からない。以下に情報を整理してみることにする。


昨日の銀行株変動要因あれこれ

実際には上述の通り銀行株が上昇しているのだが、情報を整理してみると下振れ要因の方が強い気がするのでその点についてもまとめておく。

下振れ要因

コロナ第2波の懸念

ロイターの報道によると、9日時点の米国の新型コロナ新規感染者は少なくとも6万565人と連日で過去最多を記録。国内でウイルス感染の新たなホットスポットとなっているフロリダ州ではこの日の新規感染者数が1万1400人を超え、過去2番目の多さとなった。

ウェルズ・ファーゴが数千人規模の人員削減との報道

7月9日のブルームバーグ社の報道で、関係者の話として数千人規模の人員削減を準備しており、年内に開始する方向。経営陣は大規模なコスト引き下げに向けた圧力を受け、人員整理の暫定計画を策定。最終的には数万人の雇用が削減される可能性もあるという。関係者は社外秘の協議だとして、匿名を条件に語った。来週の4~6月(第2四半期)決算ではアナリストの間では、四半期ベースでこの10年余りで初の赤字に陥るとの見方がある。米連邦準備制度理事会(FRB)によるストレステスト(健全性審査)結果を受け、減配とその引き下げ幅も明らかにするとみられる。

上振れ要因

JPモルガン、ウェルズ・ファーゴの格付け上方修正

7月9日、10日にかけてJPモルガン、ウェルズ・ファーゴの格付けが上方修正されていた。

JPモルガン

ウェルズ・ファーゴ

ただし7月9日の上方修正は米国市場閉場前の事であり、9日の両社の株価は低調だったのでこの格付け変更が10日の上昇の流れを作ったとはとても思えない。

コロナワクチンへの期待

10日にギリアド・サイエンシズ(GILD)は、新型コロナウイルス感染症治療薬としてのレムデシビルについて、重症患者の死亡リスク低下や症状の改善が確認されたと発表した。

ただギリアドの株価上昇は2.2%高に留まっており前述の銀行・金融株の上昇具合程ではないので、コロナワクチンへの期待が金融株に影響を及ぼしたとは言えないだろう。

来週から始まる決算発表への期待

来週から銀行株は4~6月(第2四半期)の決算発表がなされる予定であり、4~6月期の決算は債権取引の収益が伸びるのでは?という考えもできる気がする。ただし、消費者支出の減少により消費者向けのサービスは低下するだろう。そして、このタイミングで銀行株の上昇要因になる理由はないだろう。


まとめ

9、10日アップデートを中心に銀行株が10日大きく上昇した理由が自分なりに納得できればと思って情報を整理してみたのだが、結局自分ではその原因は分からなかった。

割とよくあることではあるのだが、こういう理由がはっきりしない上昇は自分にとってはむずがゆい。明確な理由がないのに大きく上昇するという事は、逆に明確な理由がなく大きく下落する可能性もあるということになると思うので。

いずれにせよ自分の所有株であるシティグループ(C)、JPモルガン・チェース(JPM)ともに7月14日(火)に決算発表があるので、その際にはある程度明確な見通しが出ることを期待したいところだがどうなるか。

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