デュポン(DD)2019年第2四半期決算(2019/8)

はじめに

昨日201981日は自分の所有しているデュポン・ドゥ・ヌムール(DD)の2019年第2四半期決算発表。デュポンもコルテバと同様にダウ・デュポンから三社分割してから初めての決算発表となるので、どうなるか注目していた。また、昨日は米大統領のトランプ氏が対中追加関税について言及して市場全体が大きく下がったので、昨日の決算発表後の株価はそのまま受け取るべきではないのかもしれない。まずは決算発表内容の整理から。


2019年第2四半期決算概要

以下の情報はデュポン・ドゥ・ヌムールの企業サイトより引用・抜粋。

  • 2019年第2四半期の総売上(Net Sales)は547000万ドル、前年同期は586000万ドルで前年同期比6.6%減(市場予測の563000万ドルを下回る)
  • 2019年第2四半期の調整後一株当たり利益(Adjusted EPS)は0.97ドル、前年同期は0.89ドルで前年同期比9%増(市場予測の0.86ドルを上回る)
  • 2019年の通期見通し売上は従来は23%増としていたものを、微減(Slightly down)にアップデート
  • 2019年の通期見通しで調整後一株当たり利益は下限値を0.5増加している($3.70~$3.85から$3.75~$3.85へ)


まとめ

2019年第2四半期の決算内容は上に挙げた通り、売上を除いては前年同期比でまずまずだったようだ。しかしながら、昨日のデュポン・ドゥ・ヌムールの株価は、

0.65%のマイナス。ただ、昨日1日の株価の動きを見てみると、

ということで、トランプ氏の対中追加関税の報道がなされるまではプラス、それ以降はマイナスに転じている。デュポン・ドゥ・ヌムールは産業資材メーカーであるため、素材調達に関係する対中関税の株価への影響が如実に出たのだろう。

昨日の第2四半期決算発表の内容には追加関税の影響は当然含まれていないわけで、今後の米中交渉がどうなるかは分からないが、もし追加関税が実際に発動された場合には、昨日の発表内容よりも各種見通しが悪化する可能性が高い。

そう考えると、デュポンを次回の購入タイミングである20199月の購入検討に組み入れるには不透明性が高すぎる気がする。配当率も昨日終値時点で1.67%と所有銘柄の中では低い方でもあるし。

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