2019年エクソン・モービル(XOM)株の振り返り

はじめに

今後の投資のために、現時点(2019年1月18日時点)で自分のポートフォリオの中で評価額が四番目に高いエクソン・モービル(XOM)株の2019年を振り返ってみることにする。


2019年のXOM株価推移

2019年のエクソン・モービルの株価推移は以下の通り。

最低値は2019年10月8日の@66.70ドル、最高値は2019年4月23日の@83.38ドル。年初の1月2日が@69.69ドルで年末12月31日が@69.78ドルだったので、年初からの上昇率は約0.1%の上昇というよりはほぼ変わらず。同期間のダウ工業平均は約22%の上昇となっているので、年間のパフォーマンスは市場よりもかなり悪かったことになる。


2019年のエクソン・モービル株購入

2019年9月にエクソン・モービル株を購入している。振り返ってみるとケロッグ(K)とエクソン・モービルどちらを追加購入するかでかなり迷ったようだが、結果的にエクソン・モービル株を購入。

購入時の株価は@71.8ドル、そして購入前までのエクソン・モービル株の取得単価は@77.95ドルだったので、取得価額比で言うとマイナス7.9%程度。ただ上の株価チャートを見ればわかる様に、購入後もエクソンの株価は低調なまま。2019年単年で見れば購入が成功だったとは言い難い。


2019年のエクソン・モービル受取配当

2019年のエクソン・モービル税引後受取配当は以下の通り。

約定月銘柄単価数量受渡金額[ドル]受渡金額[円]為替レート
2019年3月EXXONMOBIL0.82950558.6961,718110.47
2019年6月EXXONMOBIL0.87950592.7663,727107.51
2019年9月EXXONMOBIL0.87950592.7563,222106.66
2019年12月EXXONMOBIL0.871,180736.2679,354107.78

2019年のエクソン・モービル株は一株当たり配当が@0.82ドルから@0.87ドルへと約6.1%の上昇。ただし金額的には四半期ごとに2,000円程度の増加。そして12月には9月の追加購入分の配当が入って来るようになり、それが1.5万円程度。

以下はエクソン・モービルの企業サイトより過去の配当履歴。

年単位で見ると、

  • 2013年:12.8%(0.28ドル)増
  • 2014年:9.8%(0.24ドル)増
  • 2015年:6.7%(0.18ドル)増
  • 2016年:3.5%(0.10ドル)増
  • 2017年:2.7%(0.08ドル)増
  • 2018年:5.6%(0.17ドル)増
  • 2019年:6.2%(0.20ドル)増

の配当上昇率となっている。2013年から2017年までは上昇率が下がっていたのだが、2018年、2019年と上昇傾向。ただし、最近の株価を考えると2020年の配当上昇率に過度な期待を持つのは禁物だろう。まあ、減配や無配がないだけでもマシと考えるべき。


エクソン・モービル関連2019年の主な出来事

2019年のエクソン・モービル株単体での大きな出来事というのは、決算報告以外には特に自分としては無かったと思う(重要度を見落としているだけかもしれないが)。

あえて言えば中東情勢が2019年を通じて緊張が続いており(2019年6月にはタンカー襲撃が大きな話題にもなった)、その影響を受けて原油価格が上下していたと思う。そして2020年に入って米軍がイラン革命防衛隊幹部を空爆で殺害するなど、中東情勢の緊張はまだまだ続きそうだ。

ただ、そういった原油価格の上下が当然ながら自分に読めるわけではないので、その不安定さは可変要素として受け入れなければならないのだろう。


まとめ

自分の2019年年初におけるエクソン・モービル株の資産価値は@69.69ドル×950株=66,205.5ドルだったのだが、年末には@69.78ドル×1,180株=82,340.4ドル。年間では16,134.9ドルの増加となった。ただし、2019年9月の購入時には16,535.6ドルを費やしているので、それを考慮するとほとんど変わらず、というか実際にはマイナスになっている。

税引き後の受取配当はドルベースで2,480.46ドル、円ベースでは268,021円だった。

エクソン・モービル株は自分の保有銘柄の中では投資した額はAT&T、シティグループに続いて3番目なのだが、冒頭の通り現在の資産割合は4番目とブリストル・マイヤーズ スクイブに抜かれてしまっている。2019年末時点では取得価額が@76.77ドルで、終値が@69.78ドルなので、投資価額比マイナス9.11%、8,248.85ドルのマイナスとなっており、

AT&T、シティグループ、ブリストル・マイヤーズ スクイブは投資価額比プラスになっているので致し方無いところ。

これまでのエクソン・モービルの購入履歴は以下の通り。

2003年3月:購入金額342.3ドル。取得株数10株。取得価額@34.23ドル

2014年12月:購入金額9,450ドル。取得株数100株。取得価額@94.5ドル

2015年9月:購入金額12,987ドル。取得株数180株。取得価額@72.15ドル

2017年3月:購入金額13,936.4ドル。取得株数170株。取得価額@81.98ドル

2017年6月:購入金額11,448.2ドル。取得株数140株。取得価額@81.77ドル

2017年9月:購入金額15,268.15ドル。取得株数190株。取得価額@80.36ドル

2018年12月:購入金額10,621.6ドル。取得株数160株。取得価額@66.385ドル

2019年9月:購入金額18,535.6ドル。取得株数230株。取得価額@71.8939ドル

総合計購入金額は90,589.25ドル。総取得株数1,180株。平均取得価額は@76.77ドル。

購入履歴を見ればわかる通りほとんど2010年代に購入したもの。自分が投資を開始した2001年7月からのエクソン・モービルの株価チャートは以下の通り。

2018年はAT&Tが取得価額比マイナスに落ち込んでいたこともあり一番の頭痛の種だったのだが、昨年2019年はエクソン・モービル株が自分にとって一番悩ましい銘柄となってしまった。この状況を割安と考えて、2020年も買い足しをするのか、それともこの程度の水準が続くと考えて買い控えるのか。それに加えて中東情勢という不確定要素も株価に影響してくる。

2020年はより意識してエクソン・モービルのニュースを収集するようにして、購入時の検討をするべきだな。まずは1月31日発表予定の2019年第4四半期決算を注意深く確認することにしよう。

ただ恐らく一番大事なのは、エクソン・モービルの状況を把握した上で自分のポートフォリオ全体の事を考えることだろう。取得価額比マイナスになっているエクソン・モービル株のリカバリーを考えると判断を誤る可能性が高いので、あくまで購入時の状況で一番割のいい株を選択することを忘れずにいたい。

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