はじめに
2026年10月1日には自分の所有しているコルテバ(CTVA)から種子事業(Vylor(VYLR))が分社化された。
以下に分社化の簡単な経緯と、それを受けて自分の所有株数、単価がどう変化したかについて整理しておく。
コルテバの分社化概要
分社に至る経緯
- 2025年10月
- コルテバが農薬(作物保護)事業を引き続き行い、種子事業を行う部門が新会社(当時)として分離する基本方針を発表
- 2026年5月
- 種子事業の新社名をVylorに決定したと発表
- 2026年7月
- 第2四半期決算発表でスピンオフの実施日を2026年10月1日に設定したと発表
- 2026年9月
- 取締役会がスピンオフを承認
- 2026年10月1日
- 分社化が完了し、コルテバ(CTVA)とVylor(VYLR)がそれぞれ独立した企業として取引を開始
スピンオフ条件
- 2026年9月24日(基準日)の営業終了時点でコルテバ株を保有する株主は、コルテバ普通株式1株につき、Vylor普通株式1株を受け取る
- Vylor社の普通株式は、2026年10月1日の取引開始時にNYSEにおいて通常取引が開始され、ティッカーシンボル「VYLR」で取引が開始される予定
自分の所有するコルテバ株について
2026年10月1日前に自分が所有していたコルテバ株は85株、一株当たり取得価額は@19.19ドル。
コルテバ株は自分が意図的に購入したものではなく、元々は以下の様にデュポン(DD)を購入した結果、2019年にダウ・デュポン(DWDP)が三社分割されたことで所有することになった銘柄。
2003年3月にデュポン購入:購入時価格@35.22ドル、手数料なし、計352.2ドルで10株購入。総所有株数10株、総投資額352.2ドル、平均取得価額@35.22ドル
2013年6月にデュポン購入:購入時価格@53.05ドル、手数料26.25、計10,105.75ドルで190株購入。総所有株数200株、総投資額10,458ドル、平均取得価額@52.29ドル
2015年7月:デュポンからケマーズ(CC)がスピンオフ(DD株5株につきCC株1株付与)。総所有株数200株は変わらないが、ケマーズ分を除いて総投資額8,715ドル、平均取得価額@43.58ドル
2017年9月:デュポンとダウ・ケミカルの合併が行われ、DD株1株につきダウ・ケミカル株1.28株が付与。ダウ・ケミカルは合併後にダウ・デュポン(DWDP)に名称変更。ここでいったんデュポン株の所有はなくなりDWDP株の所有へ。合併を勘案するとDWDP株の総所有株数256株、総投資額8,715ドル、平均取得価額@34.04ドル
2019年4月:ダウ・デュポン(DWDP)からダウ・インク(DOW)が分離。DWDP株3株につきDOW株1株が付与。総所有株数256株は変わらないが、DOW分を除いて総投資額6,542.64ドル、平均取得価額@25.56ドル
2019年6月:ダウ・デュポン(DWDP)からコルテバ(CTVA)が分離。DWDP株3株につきCTVA株1株が付与。ここでコルテバ株を所有することになり、256株の3分の1の85株を保有し、CTVA分の総投資額は1,630.86ドル、平均取得価額@19.19ドルとなった
今回のスピンオフ後の取得価額再計算
上述の条件でCTVA、VYLRの両社の取得価額を再計算するにあたっての前提は以下の通り。
- スピンオフ前のCTVAに投資した額は1,630.86ドル
- スピンオフの条件はCTVA普通株1株あたりにVYLR普通株1株
- スピンオフ前のCTVA株85と同数のVYLR株85となる
従ってCTVA、VYLRの取得価額は
- 1,630.86÷2÷85=9.59329…≒@9.594ドル
となる。
スピンオフ前のCTVA株とスピンオフ後の両社の株価
スピンオフ前の2026年9月30日のコルテバの株価は

77.65ドル。
そしてスピンオフ後の両社の株価は
【CTVA】

【VYLR】

と半々ではなくVylor株の方が高くなっている。
ただスピンオフ前後の総額は
- スピンオフ前:77.65ドル×85株=6,597.7ドル
- スピンオフ後:
- CTVA:12.57ドル×85株=1,068.45ドル
- VYLR:68.26ドル×85株=5,802.1ドル
- 合計:1,068.45ドル+5,802.1ドル=6,870.55ドル
と約4%ほどの上昇で、全体としては大きく変わってはいない。
まとめ
以上、自分の所有銘柄のコルテバのスピンオフに伴う取得価額の再計算などをまとめてみた。
スピンオフ前後で株式総額に大きな変化はなく、まずは一安心。現時点では両社ともに新たな配当を発表していないのが気にはなるが、直近9月のスピンオフ前のコルテバの税引き後受取配当は1,716円で、年間でも7000円に届かないため大勢には影響ないだろう。
実際には分割後のVylor株がまだ証券口座には反映されていないため、万が一上述した内容に不備があった場合には修正が必要となる点には注意。