ブリストル・マイヤーズの投資格付けアップデート(2026/1)

はじめに

2026年1月7日(水)の米国株式市場は

エヌビディア(NVDA)やアルファベット(GOOGL)などAI関連銘柄が買われた一方で、トランプ大統領が住宅価格抑制に向けて大手機関投資家による一戸建て住宅の購入を禁止する措置を講じると表明したことで金融株の下げ(S&P金融セクターは1.11%下落)が大きくなり、NASDAQ総合が前日比やや上昇しているが総じて冴えない結果。S&P 500構成銘柄では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.4対1の比率で上回っている。

当然ハイテク銘柄の少ない自分の米国株ポートフォリオも

ほぼ前日比下落となっているのだが、そんな中でブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY)だけが前日比4.23%の上昇となっている。

調べてみると掲題の投資格付けアップデートが主な上昇要因だったようだ。以下、その内容について整理しておくことにする。


2026年1月7日のブリストル・マイヤーズ スクイブ投資格付けアップデート

UBSのアナリストMichael Yee氏

投資格付け:NeutralからBuyに上方修正

目標株価:46ドルから65ドルに上方修正

以下はMichael Yee氏の投資格付けアップデートの要旨。

  • ブリストル・マイヤーズは2028年まで独占権喪失(LOE)の逆風に直面しており、これが市場の否定的な感情と比較的低い株価収益率(約9倍)につながっている
  • しかし現在の株価は2028年までに予想される200億~300億ドルのLOEの影響の大部分を既に反映している一方で、潜在的なプラスの展開を十分に織り込んでいない
  • 臨床結果が良好であれば2028年以降に収益が100億~150億ドル増加する可能性のある大規模なパイプラインがあり、同社の長期的見通しが変わる可能性がある

Citigroupの製薬/バイオ医薬品セクターへの見解

投資格付け:Neutralで変わらず

目標株価:45ドルから53ドルに上方修正

以下はCitigroupの投資格付けアップデートの要旨。

  • 2026年の米国バイオ医薬品セクターは、ダイナミックな新薬の投入により成長を維持すると予想
  • 政策的な逆風が後退し技術革新が加速する中、肥満症、神経、心臓・代謝領域における臨床的・薬事的な進捗が注目され、さらなる株価上昇が期待される

直接的なブリストル・マイヤーズへの言及は無かったが、目標株価は引き上げられている。


まとめ

以上ブリストル・マイヤーズの投資格付けアップデートについて整理してみた。

ブリストルは2025年10月30日の2025年第3四半期決算発表で大きく上昇したものの、当時は米2026会計年度つなぎ予算案が成立しておらず、その要因の一つがメディケアに関するものであったこともあり、そのまま上昇基調が続くかについては懐疑的だった。

しかし過去1年の株価を見てみると

2025年初期の株価には及ばないものの前回決算からは意外にも概ね上昇傾向が続いており、今回の投資格付けアップデートで更に一段上昇となっている。ただ正直自分はアナリストの指摘については未だ懐疑的ではある。

2026年2月5日に予定されている2025年第4四半期決算発表で、今回の投資格付けアップデートの内容を裏付けるような結果、2026年通期見通しを発表してもらいたいものだがどうなるだろうか。

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