はじめに
2025年12月9日(火)に自分の所有するケラノバ(K)に関して、楽天証券からお知らせが2件あった。

内容の通り、ケラノバの買収合併と上場廃止に関するものだった。
以下、これまでの経緯と現状について簡単にまとめておくことにする。
米マースによるケラノバ買収の経緯
マース/ケラノバにより2024年8月14日に発表された時点での経緯は
マースが自分の所有株ケラノバ(K)の買収を発表(2024/8)
を参照。その時点では2025年上半期に買収完了予定とされていた。
その後も買収に関しては四半期決算での情報アップデートはなく、2025年5月の2025年第1四半期決算発表でも2025年上半期完了予定とされていた。
しかし上半期が終了して2025年7月に入っても特に発表はなく、調べてみたところ
上半期予定のマースのケラノバ買収は未だ完了せず(2025/7)
でまとめた様にEU規制当局による独占禁止法に関する調査が入ったことが原因で、2025年7月のケラノバ第2四半期決算では買収完了時期が「2025年末までに完了」と変更された(詳細な進捗状況のアップデートは相変わらず無し)。
2025年10月のケラノバ第3四半期決算でも買収完了時期は「2025年末までに完了」と変わりは無かったが、ケラノバ決算の前にEUの決定は12月19日までに行われると一部報道でなされていた。
そして上記楽天証券からのお知らせをキッカケとして確認してみたところ、2025年12月8日にケラノバは米証券取引委員会(SEC)に8-K資料「Current report filing」を提出しており、その中で
- On December 8, 2025, the Company and Mars issued a joint press release announcing that Mars has received unconditional approval from the European Commission for the pending Merger. As a result, Mars has now received all required regulatory approvals and clearances for the pending Merger.
2025年12月8日、当社とマースは共同プレスリリースを発表し、マースが欧州委員会から本合併に関する無条件の承認を取得したことを発表いたしました。これにより、マースは本合併に必要なすべての規制当局の承認および許可を取得しました - The parties intend to close the Merger on December 11, 2025. Completion of the Merger remains subject to the satisfaction or waiver of customary closing conditions set forth in the Merger Agreement. Following the Merger, the Company’s common stock will be delisted from the New York Stock Exchange and shares of its common stock will cease to be publicly traded.
両社は、本合併を2025年12月11日に完了させる予定です。本合併の完了は合併契約に定められた慣例的な完了条件の充足または放棄を条件とします。本合併後、当社の普通株式はニューヨーク証券取引所から上場廃止となり、公開取引は停止されます
と12月11日にケラノバ株が上場廃止となることが明らかになった。
まとめ
以上、マースによるケラノバ買収の完了に至る経緯、それに伴うケラノバの上場廃止について整理してみた。
2025年半ばには上述したEU当局の独占禁止法に関する調査が入り買収時期が予定よりも遅くなったが、結局当初の条件での買収完了に落ち着くことになった。
楽天証券からはまだ買収が完了したことによる現金は入金されていないので、最終的な損益は別途確認することになるが、上場廃止直前時点の情報では

約3万ドルが戻ってくることになる(取得価額に対して約1.3万ドル増)。
今年2025年は自分の所有銘柄であったWKケロッグも現金買収による上場廃止があったが、WKケロッグは約2000ドルの入金(約2300ドルの損失)に留まっているのに対し、ケラノバは約3万ドルとそのままドルで持っているのは大きい金額。ケラノバ上場廃止に伴い現金化されたドルを、自分が所有している何れかの米株に再投資をすることを真剣に考える必要があるかもしれない。
また自分のケラノバ株はWKケロッグが約2300ドルの損失で上場廃止となったのとは異なり、プラスでの上場廃止となるため、来年の確定申告についても確認しておく必要があるだろう。今まで現金買収はほとんどが損失で終えており、利益が出た場合も20万円内だったため特に処理をしていなかったので、確定申告が必要な利益が出た場合の手続きには不安がある。色々と調べて慎重に適切な処理を行うことにしたい。