はじめに
2020年10月末に退職/完全リタイアしてから7回目の米国株ドル配当を円変換して生活費へ充当を行った。以下今回のドルベース配当金の円変換について記しておく。
実際の手続き
今回ドルを円に変換する注文をしたのは7月19日(月)。約定は20日(火)、受渡は21日(水)。
25日に7000ドルから変換された96万5510円に楽天証券口座に残っている預り金から3万4490円を加えた100万円をPayPay銀行へ出金指示(当日は出金出来ないので実際の出金は26日)。
PayPay銀行の口座を確認し
26日(火)に100万円入金されていることを確認。
これまでのドル配当金円変換
2020年10月末に完全リタイアしてから生活費へ充当するためのドル配当金変換は以下の通り。
ドル円変換履歴
これまで61,000ドルを6,948,680円に変換している。
ドル円変換為替レート
変換時の為替レート部分を抜粋すると以下の様になる。
これまでのドル円変換平均為替レートは
6,948,680円÷61,000ドル=113.9128
となった。
前回2022年3月時点では
5,983,170円÷54,000ドル=110.7994
だったので、今回で一気に平均為替レートが3円程ドル高に振れたことになる。前回2022年3月時のドル円変換為替レートから今回は丁度20円ドル高になっていることから一気に変換為替レートが跳ね上がった。
引退してから生活費への充当額
上述したドル円変換を経て完全リタイア後生活費に充当した金額は以下の通り650万円。
2022年のドル円変換額及び為替差益(雑所得)
1月1日~12月31日期間中にドル円変換して得た為替差益は雑所得として確定申告する必要があり、その額が控除額を超えると各種税金等に影響を及ぼすので期間中のドル円変換為替差益についても確認しておく。これまでに米国株投資の際に円をドルに変換してきた際のレートは1ドル=105.3868。
【2022年3月】
- 9000ドルを1ドル=117.93円で円変換して106万1370円入手
- 為替差益は(117.93-105.3868)×9000=112,888.8円
【今回2022年7月】
- 7000ドルを1ドル=137.93円で円変換して96万5510円入手
- 為替差益は(137.93-105.3868)×7000=227,802.4円
【2022年合計為替差益】
- 112,888.8円+227,802.4円=340,691.2円
まとめ
今回からこの完全リタイア後のドル配当金生活費充当まとめのフォーマットを変えてみた。
理由としては
米国株配当金生活の住民税等に係るドル円変換注意点(2022/7)
で整理した様に、生活費に充当する際のドル円変換に関する為替差益が最近のドル高によって控除額を超えてしまう可能性があるため。実際には控除額を超えても影響は軽微だと思われるのだが、元々完全リタイア時には為替差益が控除額を気にしなければならないほどになるとは想定していなかったので不安はある。とはいえ、逆の場合で円高になり為替による差損が出る可能性もあった事や、見かけ上の円ベース資産が減少する事を考えるとそれらに比べれば贅沢な悩みなのだろう。
とりあえず、今回は予定の95万円充当ではなく楽天証券口座の預り金を加えて100万円を生活費に充当し、今年の為替差益は約34万円となっている。
年内には後一度ドル円変換をして95万円を生活費に充当する予定なのだが、為替レートが今回と同程度だとすると年間の為替差益は57万円弱となり、控除額を加味すると税金は米国株配当受取時の源泉徴収で完結する想定となる。次回ドル円変換の予定は11月なのだが、その際の為替レートは一体どうなっている事やら。