国民年金基金制度の案内通知と付加年金(2021/6)

はじめに

本日2021年6月21日に掲題の「国民年金基金制度のご案内」に関する書類が送付されてきた。

国民年金基金についてはこれから記述する理由のため深くは言及しないが、それに関連して自分の国民年金の付加年金について整理しておくことにする。


「国民年金基金制度のご案内」の内容

送付の目的は、国民年金に加入している国民年金第1号被保険者及び任意加入被保険者に国民年金基金制度について案内することらしい。

制度の概要についての簡単な書類がいくつか入っていたが、具体的にどの程度の掛金でどのくらい年金が見込めるのかは年齢やプランによってケースバイケースのため分からず。興味のある人は資料請求や電話、Webなどで詳細を調べる必要がある。

鬱陶しそうなのはこのダイレクトメールを無視すると定期的に同じものが届きそうな感じがすること。というのも同封されていた返信ハガキの選択肢4と5に(1~3は具体的に国民年金基金制度興味のある人向け)

4. 当面は加入の予定がないので、今後3年間はこのダイレクトメールの送付を希望しない。

5. 今後、このダイレクトメールの送付を希望しない。

という選択肢があるため。そこで面倒だが、先ほど食材を買いに行くついでに「5」を選択してポストに投函してきた。

そもそも国民年金(必須)と国民年金基金(任意)は名前が紛らわしく、最初届いた時は何か国民年金の手続きに問題があったのかと少し焦ってしまった。


自分は国民年金基金制度を深堀りしない理由

いくつか理由はあるのだが大きいのは以下の2点。

  1. 最新のシミュレーションでは配当金での生活が成り立つのだが、(いくらかかるか不明だが)国民年金基金分の月々の固定費を考えると配当金生活が成り立たなくなる可能性が高くなること
  2. 国民年金基金に加入すると付加保険料を納付できなくなる

1については国民年金基金制度が掛金に対して著しく有利なものであれば世間で話題になっているだろうが、今まで自分が配当金生活を目指す際に調べた範囲ではそれ程目立つもでのはなかったので、あえて深堀する必要は感じない(勿論人によっては有用かもしれない)。そもそも自分の場合、現状では成り立っている仕組みを将来に備えてあえて崩す必要はないだろう。配当金生活を始めて思ったが、月々の定額固定出費はなるべく減らすべき。

2については自分は退職直後の国民年金支払い開始に際して付加年金保険料も納付することにしており、付加年金にかかる金額とリターンを考えると付加年金から変えるメリットがない。


付加年金について

付加年金も月々の固定費でありその点では国民年金基金と同じであるが、以下の点が異なる。

  1. 月の支払がわずか400円
  2. 付加年金額(年額)は「200円×付加保険料納付月数」で計算し、2年以上受け取ると支払った付加保険料以上の年金が受け取れる

1の月の支払400円というのは固定費とはいえ許容できる範囲。ちょっとしたものを我慢すれば月400円は固定費でもそれほど重荷にならない。

また2の方は、自分が付加年金を始めたのは2020年11月からで60才までを100ヶ月とすると400×100=4万円の支払となる。自分の場合実際に受け取れる金額年間2万円となり、確かに2年で支払った分を回収できることになる。

年間2万円を終身もらえるのにかかるコストが4万円と考えると、これに入らない手はない。付加年金は定額であり物価スライドが無い点は気になるが、増額がない代わりに減額もないというのは悪くない気がする。


まとめ

国民年金基金制度の案内通知を契機として国民年金基金制度と付加年金について整理してみた。国民年金基金は上述の理由などから自分には不要なものであると判断した。

今回はそれよりも、国民年金基金の関連で付加年金について自分の具体的な金額感が判明したことが大きい。勿論付加年金がお得であろうことは調べて知っており、既に自分も付加年金保険料を納めているのだが、実のところ具体的にいくら納めて、いくらもらえるかについては調べていなかった(2年で元が取れるという点は知っていた)。

自分の場合は年額2万円増となりそうだが、繰り返しになるがそれにかかるコストが4万円でしかも2万円が終身もらえると考えると、やはり付加年金の費用対効果は高い。精神的にも、もし受取が始まる前に死んでしまったとしても、月400円であればまあ仕方がないという気分にもなれて諦めもつくしなあ。退職後すぐに付加年金に加入しておいてよかった。

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