【為替は気になるがまずまず無難な月】2023年12月末米国株資産

投資開始からの期間

2001年7月から数えて270ヶ月目(22年6ヶ月目)。


資産動向考察

2023年12月末の円ベース資産は以下の通り。

2023年12月末の円ベース資産は前月末に比べて約300万円の増加(約2.0%)。後述する様にドル円為替が大きく変動し不安だったのだが、最終的には前月比プラスで終える結果となった。

2023年12月の市場推移

【ダウ工業平均】

2023年11月末終値:35,950.89

2023年12月末終値:37,689.54

2023年11月末/2023年12月末終値差異:4.61%上昇

【S&P 500】

2023年11月末終値:4,567.80

2023年12月末終値:4,769.83

2023年11月末/2023年12月末終値差異:4.24%上昇

【NASDAQ】

2023年11月末終値:14,226.22

2023年12月末終値:15,011.35

2023年11月末/2023年12月末終値差異:5.23%上昇

2023年12月の米国株式市場はダウ工業平均が4.61%、S&P 500が4.24%、NASDAQ総合が5.23%と先月2023年11月の上昇(ダウ工業平均が8.77%、S&P 500が8.92%、NASDAQ総合が10.70%)には及ばないもののいずれも上昇。8~10月には3ヶ月連続で市場は下落していたのだが、11、12月と2ヶ月連続して上昇。悪い流れを断ち切れたのだろうか。

12月にあった主な出来事

前回11月発表の米消費者物価指数では市場が大きく動いたのだが、2023年12月12日に発表された11月の米消費者物価指数(CPI)は概ね市場の予想通りで、翌13日にFOMC結果及びパウエル議長の会見を控えていることもあり市場に大きな動きは無かった。

そして消費者物価指数発表翌日のFOMC会合結果とパウエル議長の会見では、予想通り政策金利が据え置きとなり、経済予測要旨では来年の利下げがほぼ確実となったことから各種市場は大きく動き、株式市場は上昇、国債利回りは低下、ドル円為替はドル安となった。

基本的にはこの流れを受けて、12月半ば以降の米国株式市場は先述の様に上昇基調となったのだろう(クリスマス休暇以降は薄商いであまり変わらなかったが)。

  • ドル円為替の大幅変動

詳しくは

2023年12月のドル円為替変動について(2023/12)

でまとめたが、2023年12月は月間で約7円、割合では約5%ほどドル安となった。これは上述した米消費者物価指数やFOMCを経て、2024年の利下げがほぼ確定的とみられて日米金利差が縮小していくことが意識されたためだろう。

  • その他自分所有の個別株関連

【ワーナーブラザース・ディスカバリー(WBD)】

12月20日にワーナーブラザースとパラマウントの経営統合協議に関する報道がなされ株価は5%超下落。

本件に関する続報は今の所ないのだが、もし統合がなされた場合は報道時にワーナーブラザース株が下落したことを考えると不安要素ではある。

【ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY)】

12月22日、26日にブリストル・マイヤーズが立て続けに買収を発表2023年第3四半期の決算発表で、新製品ポートフォリオの目標を従来の2025年に100~130億ドルから2026年に100億ドル以上に先送りしたことが嫌忌されて6%を超える大きな下落をしたのだが、これら買収で新製品ポートフォリオの拡充を狙っているものと思われる。買収直後に株価が大幅に変動することは無かったが、中長期的に買収効果が出てくることを期待したい。

ポートフォリオ

2023年11月末と2023年12月末の自分の米国株ポートフォリオは以下の通り。

【2023年11月30日】

【2023年12月29日】

2023年12月に10%を超える上下動のあった銘柄は以下の5銘柄。

ボーイング(BA):12.5%上昇

シティグループ(C):11.6%上昇

ケマーズ(CC):15.0%上昇

GEヘルスケア(GEHC):12.9%上昇

WKケロッグ(KLG):17.3%上昇

この5銘柄のうちGEヘルスケアを除いた4銘柄は11月も10%を超える上昇をしていた銘柄。ボーイングとシティはポートフォリオに占める割合が上位なので2024年に期待と思っていたのだが、ボーイングはこれを書いている1月現在737MAXのトラブルが発生しており逆に先行き不安な状況。

2023年12月は所有26銘柄中上昇したのは21銘柄、下落が5銘柄。ポートフォリオ全体では前月比約5万ドルの増加、割合にすると4.9%の上昇となっており、米国株式市場のパフォーマンスとほぼ同等。


為替

先月終値:2023年11月30日 1ドル=148.19円

今月終値:2023年12月29日 1ドル=141.06円

2023年12月のドル円為替レートは前月に比べて1ドルあたり7.13円、割合で言うと4.81%のドル安。

詳細については先述の

2023年12月のドル円為替変動について(2023/12)

を参照。


まとめ

累計投資:80,000,000円(今月追加投入なし)

米国株:152,941,668円

外貨MMF:49,624円

USドル:2,049,398円

日本円:1,565,122円

資産:156,605,812円

累計損益(累計投資と資産より):76,605,812円/95.8%

累計引落額:10,500,000円(今月引落しなし)

2023年12月は前月に比べて円資産は2.0%、米国株ドル資産は4.9%の増加。先月11月に続いて円資産、米国株ドル資産ともに増加しているが、ドル円為替の影響があり米国株ドル資産の増加率の方が円資産の増加率よりも高くなっているのも同様の傾向。

2ヶ月続いたこの傾向が2024年も続くのかが懸念されるところだが、何とかドル安の影響を米国株資産が増加してカバーしてくれると有難い。

2024年1月は

  • 2023年11月に延長された農業、エネルギー・水、軍事建設・退役軍人、輸送・住宅・都市開発の4分野のつなぎ予算期限が2024年1月19日
  • 1月半ばから米企業の2023年第4四半期決算が本格化
  • 1月30日、31日に2024年第1回目のFOMC会合

といった米国株式市場に影響を与えそうなイベントが多いのだが、何とか無難に乗り切ってもらいたいものだ。

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