はじめに
2022年7月26日の米国市場閉場後には自分の所有株の一つであるモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)の2022年第2四半期決算発表があった。
以下にその決算内容を整理しておくことにする。
モンデリーズ2022年第2四半期決算概要
以下はモンデリーズ・インターナショナルの企業サイトより引用・抜粋。
- 2022年第2四半期の純売上高(Reported Net Revenues)は72億7400万ドルで前年同期比9.5%増
- 2022年第2四半期の調整後希薄化1株当たり利益(Adjusted Diluted EPS)は0.67ドルで前年同期比9.1%増
インフレが進んでいるにもかかわらず
と価格転嫁分を除いても既存事業の成長が続いているのが、売上、調整後希薄化1株当たり利益が前年比プラスとなっている主な要因。
2022年通期見通し
2022年通期の見通しは以下の通り。
- 既存事業純売上成長率(Organic Net Revenue Growth):8%+(前四半期は4%+)
- 調整後EPS成長率(Adj. EPS growth。恒常為替レートベース):一桁台半ばから後半(前四半期と変わらず)
- フリーキャッシュフロー:30億ドル超(前四半期と変わらず)
インフレーション率の想定は二桁(Double Digit)で変わらず。ただし為替の影響により既存事業純売上成長率に5%、調整後EPS成長率に0.22ドルの悪影響の可能性があるとしている。
市場予測との比較
今回の主な決算内容と市場予想とを比べてみると、
- 2022年第2四半期の純売上高(Reported Net Revenues)は72億7400万ドル、市場予想の67億8000万ドルを上回っている
- 2022年第2四半期の調整後希薄化1株当たりの利益(Adjusted Diluted EPS)は0.67ドル、市場予想の0.64ドルを上回っている
となっている。
まとめ
上記の様な決算内容を受けてモンデリーズ・インターナショナルの株価は
1.10%の上昇。同日の米国市場が
いずれも大きく上昇したのに比べると見劣りがする。決算内容に関して特に大きな悪材料があった様には見受けられないのだが、上述した為替が与える可能性がある悪影響が懸念されてそれ程株価が上昇しなかったのかもしれない。
年初来のモンデリーズ株の推移を決算後も含めて市場(S&P 500)と比べてみると
4、5月に市場が下落していた際に持ちこたえた事が貢献して市場に比べると10%程度良いパフォーマンス。為替の影響が無ければ今後も堅調な業績が期待できそうだがどうなるか。