(その後の追記有)
はじめに
昨日2021年10月11日(月)に先週のAT&T(T)の投資格付けアップデートと年初来の株価についてまとめたのだが、本日10月12日(火)に起床して自分の米国株ポートフォリオを確認してみたところAT&Tの株価が、
2.76%マイナスとダウ工業平均のマイナス0.72%、S&P 500のマイナス0.69%、NASDAQのマイナス0.64%に比べても大きく下落していた。
調べてみたところ、昨日は先週とは別のアナリストの投資格付けアップデートが行われたことが原因だったようだ。以下にその内容を確認し整理しておくことにする。
2021年10月11日のBarclaysのAT&T株投資格付けアップデート
投資格付け:Equal-Weightで変わらず
目標株価:34ドルから30ドルに下方修正
残念ながら細かい格付けの根拠についてまでは調べられなかったのだが、基本的には電気通信業界における複占の短期的な見通しは明るくないというのがBarclaysのアナリストKannan Venkateshwar氏の見解のようだ。
同じタイミングでベライゾン(VZ)の投資格付けアップデートも行われており、やはり投資格付けはEqual-Weightで変わらず目標株価が56ドルから55ドルに下方修正されている。
まとめ
昨日先週のMoffettNathansonによるAT&Tの投資格付けアップデートを整理した際に
「今後のAT&T株の動きを考えると残念ながらしばらく先行きに期待は持てそうにない」
と書いたのだが、昨日のBarclaysの投資格付けアップデートも自分の悲観的な見解を裏付けるものだったようだ。
AT&Tの配当額はワーナーメディアのスピンオフまではリセットしない、と以前最高財務責任者(CFO)が述べていたが、ここまで株価の低迷、アナリストのネガティブな見通しが続くと本当に配当が維持できるのか不安になってくる。
長期投資/バイアンドホールドという自分の投資スタイルもあるのだが、AT&Tについてはワーナーメディア分離の詳細(分離後の会社の配当有無、配当率など)が判明した時点でAT&T及び新会社の売却も検討した方がいいのかもしれない。
追記(2021年10月13日)
上記を書いた日本時間10月12日夜の後の米国市場閉場後のAT&T株はまたしても2%を超える下落。
ダウ工業平均がマイナス0.34%、S&P 500がマイナス0.24%、NASDAQがマイナス0.14%と下げ基調ではあったもののやはり市場に比べての下落幅が大きい。
これでAT&T株は以下の様に5営業日連続で下落で
5営業日で7.02%のマイナスとなっている。
実際の自分のAT&T評価額を見てみると
5営業日で約1.5万ドル資産が減少している。
本日2021年10月13日からは自分の所有銘柄の四半期決算が始まるので、そちらの方の整理に集中することにしてAT&T株の日々の動きはあまり考えないようにするのが精神的に良い気がする。この調子ではいつになったらこの下げが止まるのか全く想像がつかないので。とはいえAT&Tも10月21日に決算発表があるのだが・・・。はあ。