所有エクソン株の今後の取り扱いについて(2020/12/26)

はじめに

先日自分の所有している主力銘柄で今年配当を据え置いているものが多いというまとめをしたのだが、その中で特に気に掛かるのがエクソン・モービル(XOM)。

今後株価や配当がどうなるかは不透明なのだが、これまでのエクソンに対する投資を数値中心に振り返ってみて、今後のエクソン株の取り扱いについて考えてみることにする。


自分のエクソン株へのこれまでの投資振り返り

全般(2020/12/26時点)

平均取得価額:@76.77ドル(購入手数料含む)

所有株数:1,180株

総投資額:90,589.25ドル

現在単価:@41.60ドル

現在資産:49,088.00ドル

結果:マイナス41,501.25ドル(マイナス45.81%)

累計受取配当(税引後):9,481ドル(2008年9月受取配当から。それ以前は円ベースでの受取データのみ。ただしそれまでは10株しか所有していないので誤差の範囲)

配当を加えた結果:マイナス32,020.25ドル(マイナス35.35%)

購入履歴

2003年3月:購入金額342.3ドル。取得株数10株。取得価額@34.23ドル

2014年12月:購入金額9,450ドル。取得株数100株。取得価額@94.5ドル

2015年9月:購入金額12,987ドル。取得株数180株。取得価額@72.15ドル

2017年3月:購入金額13,936.4ドル。取得株数170株。取得価額@81.98ドル

2017年6月:購入金額11,448.2ドル。取得株数140株。取得価額@81.77ドル

2017年9月:購入金額15,268.15ドル。取得株数190株。取得価額@80.36ドル

2018年12月:購入金額10,621.6ドル。取得株数160株。取得価額@66.385ドル

2019年9月:購入金額18,535.6ドル。取得株数230株。取得価額@71.8939ドル

一株当たり四半期配当推移グラフ

サブプライム問題、いわゆるリーマンショック時期も1年ごとに配当増をしていたのが、直近の配当据え置きが目立つ。

受取四半期配当推移グラフ

2014年から徐々に買い足しを行ったおかげで受取配当は増加してきたのだが、直近ではここから受取配当が増える未来は感じ取れない。

直近四半期受取配当(税引後)

2020年12月:736.26ドル(円ベース:75,842円(レート:1ドル=103.01))


今後のエクソン株配当見通し

自分はエクソン株に限らず株価についての見通し能力が欠如していると自認している(もし能力があれば長期投資/バイアンドホールドではなく、売買を繰り返している)ので、配当の見通しについてのパターンを望ましい順に考えてみる。

【パターン1:配当増】

現状の株価や四半期決算の内容、原油価格、コロナ状況などからして、配当増の可能性はしばらく無いだろう。そして配当増に転じるのが何時なのかは分からない

【パターン2:現状の配当を維持】

配当減などの報道があるにもかかわらず何とか配当を維持はしている。ただし、昨今の事情を考えるとこれが何時まで維持できるのかが疑わしい。12月頭のエクソンの発表でも微妙に配当に関するトーンが落ちたような気がする

【パターン3:配当減あるいは配当停止】

時間が経つにつれ望ましくないのだがこの可能性が増えてきている気がする。ただ減配になるにしてもそれがどの程度の減配(あるいは配当停止)で済むのかが分からないので、判断がしにくい


まとめ

現在の所有しているエクソン株の資産・配当状況を中心に情報を整理してみた。

今後エクソンの株価がどうなるかは分からないが、こういった状況を考えて所有エクソン株をどうするか。基本的に取り得るパターンは3つある。

パターン1:割安と考えて買い足す

パターン2:そのまま所有する

パターン3:売却する

パターン1に関しては、完全リタイアした今となってはエクソン株に限らず株を買い足す資金的余力はないので除外。ただし、もしまだ働いて定期購入が出来ていたとしても現状ではエクソン株の買い足しはないだろう。流石に割安とは考えにくい。長期的な視点に立てば可能性はあるのかもしれないが、配当減・配当停止の可能性も考えると他の銘柄に投資するのが妥当だろう。

パターン2に関しては、自分の長期投資/バイアンドホールドのスタンスに合致している。ただし、配当減・配当停止の可能性がある(高い)現状でこのスタンスが妥当なのか。現在のエクソン受取配当は四半期で約7.5万、年間で約30万円。これが配当停止になるとかなり痛いのではあるが、現在の所有銘柄全ての受取配当が約340万円。ここから30万円減るのを許容できるかどうか。

パターン3は、パターン2と類似しているが配当減・配当停止が許容できないと判断した時のオプションとなるだろう。上述の様に現時点で今までの投資額からマイナス45.81%、配当を含めたとしてもマイナス35.35%。資産価値は5万ドル弱。エクソンの損失を忘れて、別のそれなりの配当銘柄に乗り換えるというのも有力なオプションではある。ただし、今まで今年の破産法適用時に売却したJCペニー(JCP)以外に売却を経験していないのが、売却に二の足を踏む要因になっているのは否めない。

個人的には今の所はまだ許容できるのではないか、と思っているのだが、問題は許容できなくなった段階では多分動きが遅すぎるだろうという点。自分が許容できなくなる時点では、現在の株価から更に下がっていることだろう。

恐らくいきなりの配当停止は無いだろうから、配当減となったタイミングで再度考えるとするか。繰り返しになるがその時点では傷口が広がっているだけだとは思うのだが、エクソンが配当を維持できる可能性もある現在、今までの投資スタイルを覆して売却には踏み切れないのだよなあ。どうするのがいいのだろうか。本当に悩ましい。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントの入力は終了しました。