はじめに
2020年10月末で60歳前で退職、完全リタイアをして、それに伴う金銭に係る各種手続きを行ってきた。
【健康保険】
完全リタイア後の健保任意継続手続きの実際(2020/11追記有)
【国民年金】
【住民税】
退職(完全リタイア)後の住民税の実際(2020/12/14)
これ以外にも団体扱いから外れた生命保険の年払い処理への変更手続きを行っており、
退職に伴う各種処理・手続きの現状整理(2020/10/10)
で整理した中で、残っているものは
- 退職金(確定給付年金、DB)
- 確定拠出年金(DC)
ぐらいだろうか。奇しくも自分にお金が入って来る手続きが遅れがちという状況。世の中ままならないものだ。まあ確定拠出年金は60歳にならないと引き出せないのだが。
今回はその残っている手続きのうち、退職後の確定拠出年金の移換に関する現状をまとめておく。
確定拠出年金の移換に関する手続きの流れ
①退職(2020年10月末)後ひと月程してから、「確定拠出年金加入者資格喪失手続完了通知書」が届く
自分の場合は60歳未満であるので、確定拠出年金(個人型)への移換が必要という事になる。
ここで重要なのは、資格喪失後6ヶ月以内に必要な手続きをせず、かつ新たに確定拠出年金に加入していないと、今までの資産は国民年金基金連合会に自動的に移換され、運用指図や年金給付ができない等の制約や、別途手数料が発生することになる、という点。
自分は無駄と思える手数料が何より嫌いなので、ここは忘れないうちにさっさと処理をするのが吉。同封書類の中には資格喪失時の手続き案内書や移換に関するポータルサイトのアドレスなどが記載されていたのでそれに従って確認していくと、
- 60歳未満
- 国民年金の第1号被保険者になる(無職)
- 国民年金の支払猶予や免除の措置を受けていない
- 新たに掛金を拠出し運用しない
という質問を経て、「個人型確定拠出年金(iDeCo)へ移換し運用指図者になる」という事になる。
これを最後の質問で「新たに掛金を拠出し運用する」とした場合は「個人型確定拠出年金(iDeCo)へ移換し運用加入者になる」といった違いが生じる。ただ実際の移換手続きとしては同じ(実際には拠出金投入時の手数料が違うぐらいしかパッと見たところ違いは分からなかった)。
②の資料に基づき、移換先から移換手続きを進める
自分の場合は米国株投資をしている楽天証券を選択して、楽天証券にログインしてiDeCoで提供されている中で
- ファンドの管理費用が安い
- 日本インデックス型(割合100%)
を選択した。手数料はなるべく安く、かつ自分は米国株の個別株投資をしているので、100%日本株のインデックス型を選択。
手続き自体は楽天証券のWebサイトで入力していくだけで進むのは有難かった。これがWebでの証券口座や銀行口座などが無かったら、書類ベースのやり取りが発生していてより面倒になっていただろう。
そのままWebで必要事項を入力し、送信することで申込受付が完了。
③申込書類が楽天証券から送付される
数日後、楽天証券から書類が送られてきた。Webで入力した内容が書類に印刷されており、ほとんど加筆する必要もなく署名をして再度返送。現在はここまで。
④書類審査後、口座開設(予定)
今後書類審査が行われ、口座開設の運びとなるらしい。Webでは処理が完了するまでに約1~2ヶ月と書いてあるので、もうしばらくかかりそうだ。
まとめ
移換が完全に完了したわけではないのだが、確定拠出年金からiDeCoへの移換についてのプロセスをまとめてみた。iDeCoについては新たに拠出をする予定もないし、移換が完了すれば60歳になるまでは放っておくことになるだろう。
これで退職前に想定していた金銭にかかわる大きな事柄は一通り手を付けた事になる。
退職金は未だ入金されておらず、住民税や健康保険料はこれからも都度支払が生じる訳だが、一通り大きなものを経験したことで、今後の完全リタイア後の生活に安心感が増した気が個人的にはする。やはり想定していたのと実際に経験をするのはそれなりの違いもある。後は完全リタイア後に発生する大きな抜け漏れがないことを願うばかり。