AT&TのCFO、COOによるアップデート情報(2020/5)

はじめに

掲題の通り2020年5月12、13日にAT&Tの最高財務責任者(CFO) John Stephens氏と現最高執行責任者(COO)であり次期最高経営責任者(CEO)のJohn Stankey氏がそれぞれカンファレンスでAT&Tのアップデート情報について言及していたので、その内容を確認しておく。


John Stephens氏のMoffettNathanson Media & Communications Summitにおけるアップデート(5月12日)

以下はAT&Tの企業サイトより引用・抜粋。

  • He said it is difficult to predict the length or the depth of the economic impact from the pandemic or its effect on the company’s overall business.
    彼はパンデミックに起因する経済的影響の長さや深さ、それが会社全体のビジネスに与える影響を予測することは難しいと述べました
  • However, Stephens said that with the resiliency of AT&T’s wireless, broadband and enterprise businesses, he has confidence in the company’s ability to continue to generate strong cash flow to invest in key capital areas including fiber, 5G and HBO Max, comfortably cover its dividend and pay down debt.
    しかしながら、Stephens氏はAT&Tのワイヤレス、ブロードバンド、エンタープライズビジネスの弾力性により、ファイバー、5G、HBO Maxなどの主要な資本分野に投資し、配当を無理なくカバーし、借金を返済する強力なキャッシュフローを生み出し続ける同社の能力に自信を持っていると語った
  • Additionally, Stephens said the company is moving forward with its transformation plans on operational costs and efficiencies.
    さらに、Stephens氏は運用コストと効率に関する変革計画を進めていると述べた

John Stankey氏のJ.P. Morgan Global Technology, Media and Communications Conferenceにおけるアップデート(5月13日)

以下はAT&Tの企業サイトより引用・抜粋。

  • In the midst of the COVID-19 pandemic, Stankey said the resiliency of AT&T’s wireless, broadband and enterprise businesses provides the company with confidence in its ability to continue to generate strong cash flows to invest in key capital areas including fiber, 5G and HBO Max, comfortably cover its dividend and pay down debt.
    Stankey氏は、COVID-19のパンデミックの真っ只中、AT&Tのワイヤレス、ブロードバンド、エンタープライズビジネスの弾力性により、ファイバー、5G、HBO Maxなどの主要な資本分野に投資し、配当を無理なくカバーし、借金を返済する強力なキャッシュフローを生み出し続ける同社の能力に自信を持っていると語った
  • Additionally, he noted that it continues to be challenging to predict the length or depth of the pandemic’s overall economic impact or its effect on the company’s overall business.
    さらに、パンデミックの全体的な経済的影響または会社全体のビジネスへの影響の長さまたは深さを予測することは引き続き困難であると指摘しました
  • Stankey said the company continues to move forward with its transformation plan, including its focus on operational efficiencies and costs.
    Stankey氏は同社は運用効率とコストへの焦点を含め、変革計画を引き続き進めていると述べた

まとめ

それぞれCFOのJohn Stephens氏とCOOのJohn Stankey氏のカンファレンスでの企業サイトに記載されている発言を確認してみたのだが、上述の通りほぼ同じ内容。企業サイトに掲載されているということで実際の発言内容とは異なるのかもしれないが、目新しい内容もない(ちなみにそのせいもあってかJohn Stephens氏の記事はニュース一覧から今はなくなっている⇒5月22日に確認したら、また閲覧できる様になっていました)。

自分が期待していたのは以前のアップデートの様に

AT&Tが財務状況のアップデート情報を提供(2020/4/7)

AT&TのCOOによる最新情報アップデート(2019/12)

ある程度具体的な数値を伴うアップデートだったのだが…。

一応”strong cash flows”や”comfortably”といったポジティブな用語を使ってはいるものの、具体的な裏付けがない発言では何とも判断がつかない。タイトルに惹かれて確認はしてみたものの、あえて整理するほどの内容でも無かったなあ。

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