2018年10月10日の米国市場暴落に伴う資産減少から1週間経過して
2018年10月12日に2018年10月10、11日の資産暴落については既に記述してみたのだが、今回はそれから1週間が経って自分の受け止め方がどう変わったか、あるいは変わらなかった1週間前に書いたものと比較しながら整理してみようと思う。
2018年10月11、12日の下落まとめ
まずは2018年10月11、12日の両日でどれほど下がったか再度確認してみると、
1日目:円ベース -430万円、ドルベース ‐3万ドル
2日目:円ベース -370万円、ドルベース ‐3.4万ドル
合計:円ベース -800万円、ドルベース ‐6.4万ドル
という結果。念のために2018年10月12日時点での資産画像も再度掲載しておく。
【円ベース】
【ドルベース】
続いて1週間経った時点での資産がどうなったか。
1週間経過後の資産
【円ベース】
【ドルベース】
1週間前に比べると、
円ベースで130万円程増加、ドルベースでは8,900ドル程の増加。
少し持ち直してはいるが、 2日間の合計-800万円、‐6.4万ドルから考えればまだまだ-670万円、‐5.5万ドル。
1週間後の自分の受け止め状態
正直なところ、1週間経った今上記の様に情報を整理して書いている際には、既に前回よりも気持ち自体は落ち着いている、と思う。まだ-670万円、‐5.5万ドル絶対額は変わっていないのに時間が経つだけで受け止め方が違うのは興味深いところ。
理由としてはいくつかあると思う。
①2018年10月10、11日よりはプラスになったこと
②前回のブログで懸念した10日、11日に続いて12日の下落という事態は避けられたこと。自分のポートフォリオとは必ずしも連動していないが、参考としてダウ工業平均の1週間の動きを載せておく。
③単純に1週間という時間が経過したこと
加えて暴落直後に書いたブログの
④あくまで見かけ上の資産。確定しない限り実際の損にはならない
⑤資産/株価が減っても現在の配当に直ぐ影響が出ることはないはず
という2点は変わらずだが、1週間後という視点ではないのでここでは除外。
ではそれぞれのポイントについての考察をしてみる。
2018年10月10、11日よりはプラスになったこと
1週間の間乱高下は激しかったにも関わらず、少なくとも2018年10月10、11日に比べて130万円ほどプラスになっていることで、とりあえずは落ち着けた。実際問題としては課題が解決している訳ではないので、今後の楽観はできないのだが。
10日、11日に続いて12日の下落という事態は避けられたこと
今まで3日以上連続して下落したことは経験しているのだが、今回の2日間の下落額は多分最悪の経験のはず。さすがに同程度の下落額が3日目も続くと、3日間で1000万円以上資産が目減りすることになっただろうから、それを回避できたのも精神衛生上良かった。
バイアンドホールド/長期投資の期間が長くなるにつれて投資額や資産額が増えてきているため、最近ほど下落額の幅は大きくなっている。そのおかげで1日100万円程度の下落であれば慣れてはきているのだが、さすがに3日で1,000万円資産が減少したとなると、結構きつかっただろう。
1週間という時間の経過
所謂「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という奴で、10日、11日から1週間という時間が過ぎたことで、その際の不安感が段々と薄れてきた。これは上の2点の状況が異なっていたら、違う見解になったかもしれないが、少なくとも今の状況であれば当初ほどの不安感は感じない。
まとめ
2018年10月10、11日の800万円の資産目減りから1週間経った状況を踏まえて、自分の受け止め方/心理状態をなるべく正直に書いてきたつもりだが、どうだろう。
一言でまとめると「まあしょうがない」という身も蓋もない表現になってしまう。バイアンドホールド/長期投資という視点から見ればあくまで短期的な事象に過ぎない訳で、1週間前の自分はちょっと慌てすぎた感もあるなあ、とも思う。
ただし、それにはブログタイトルにも入れておいたがあくまでもバイアンドホールド/長期投資という投資スタイルが前提となる。
上に挙げている①~⑤はあくまでバイアンドホールド/長期投資だからという理由で自分の中でひとまず整理できたが、バイアンドホールド/長期投資では見かけ上としていた資産の目減りは、短期売買を繰り返すスタイルであれば実際の資産減少により密接につながることになり、もっとパニックに陥っていたことだろう。
今回の暴落に関しては自分の中で折り合いがついたと言えるが、今後もバイアンドホールドを続けていけば同様、あるいはもっと酷い事象は発生するはず。今のところはバイアンドホールド/長期投資のスタンスを維持というのは変わらないが、今回の様に折に触れて自分の投資スタイルをチェックして必要に応じてブラッシュアップもして行く必要があるだろう。元々そのためにこのブログを書いている訳でもあるのだから。