【投資開始から18年目突入】2018年7月末米国株資産

投資開始からの期間

2001年7月から数えて205ヶ月目(17年1ヶ月目)。


資産動向考察

2018年7月末資産は大幅に増加。

最近は、米国と中国、EUを中心とした関税/貿易関連情報がニュースを賑わせていたので不安ではあったのだが、結局は122,805,328-117,285,131=5,520,197円(4.5%)の増加となった。この結果は素直にうれしいが、2017年末の最高額からはまだまだマイナス。

上記の関税関連のニュースが数多く流れていたこともあり、日々の値動きは結構激しかったのではなかっただろうか。

と思っていたのだが実際には上記のダウ工業平均のチャートのように概ね好調だった様子。期せずして自分が日々の値動きをあまり気にしていないことが再確認できてしまった。言い訳としては自分のポートフォリオは日々の上下動が激しかったのかもしれない、ということで。

ただ関税関連はまだ結論が出たわけでもないので、今後どうなるかは不透明なままであることは気に留めておくべきだろう。方向性が定まった後で、自分がそれに即した対応をできるかどうかは別問題なのであるが。

また今月は多くの保有銘柄の第二半期の決算発表があった。個人的に注目していたのは、投入金額が多かったり、取得価額比マイナス幅が大きい以下の3銘柄。

  • C(シティグループ)
  • GE(ゼネラル・エレクトリック)
  • T(AT&T)

それぞれの6月末と7月末の終値は以下の通り。

C(シティグループ)

6月終値:66.92ドル → 7月終値:71.89ドル (7.4%増)

GE(ゼネラル・エレクトリック)

6月終値:13.61ドル → 7月終値:13.63ドル (0.1%増)

T(AT&T)

6月終値:32.11ドル → 7月終値:31.97ドル (0.4%減)

C以外はほとんど株価が変わらないイメージ。あくまで株価が変わらないだけでその内容、状況は変わっているのだが。それぞれ簡単な考察を。

C(シティグループ)

7月13日(金)に発表された第2四半期利益は予想を上回ったのだが、株価は前日(7月12日)終値が68.51ドルだったのが13日終値が67ドル、一気に-2.2%下落。考えられる理由は、収入は約2%増加したがアナリストの予想は下回ったことなどだろうか。

面白いのは7月16日(月)にBAC(バンク・オブ・アメリカ)の決算発表があったのだが、この好決算を受けてCの株価が69.46まで上昇したこと。自社の決算時は株価が下がったのに、同業他社の決算から業界全体の底堅さを確認した、ということなのだろう。

GE(ゼネラル・エレクトリック)

GEの第2四半期決算発表は7月20日(金)。第2四半期利益はアナリスト予想を超えたのだが、通年フリーキャッシュフロー見通しを下方修正したことで、通年利益見通し達成を巡る疑念が高まって前日19日終値の13.73ドルから20日の終値は13.12ドルになり-4.4%

それからほぼ変わらない状態が続いていたのだが、7月31日(火)にGEデジタルの売却報道があったおかげで7月30日(月)終値13.13ドルから7月31日(火)終値13.63ドルと前日比3.8%上昇したので何とか6月末時点の株価と同じになった、という状況。まだまだGEはよくわからない状況。

T(AT&T)

決算発表の前の7月12日(木)引け後に米司法省が、先月AT&TによるTWX(タイム・ワーナー)の買収を認めた連邦裁判所の判断に上訴する方針を表明したことで12日終値の32.23ドルから13日終値が31.67ドルに下落(-1.7%)。

7月25日(水)の第2四半期の営業収入は市場予想を下回ったことで、前日終値の31.68ドルから30.25ドルへと下落(-4.5%)。

このままさえない感じで7月を終えるかと思ったが、7月30日(月)にバンク・オブ・アメリカが投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に引き上げたおかげで31.08ドルから32ドルへと2.96%上昇してくれた。

Tもまだ落ち着かない株価の状態が続くような気がする。


為替

先月終値:2018年6月29日 1ドル=110.68円

今月終値:2018年7月31日 1ドル=111.88円

1ドルあたり1.2円、割合で言うと1.08%ドル高。多少円ベースの資産増に寄与した程度。


まとめ

累計投資:71,762,320円(今月追加投入なし)

米国株:122,524,283円

外貨MMF:79,712円

米ドル:78,339円

預り金:147,128円

資産:122,805,328円

累計損益(累計投資と資産より):51,043,008円/71.1%

6月に続いて今月もまずまずの上昇。ただやはり昨年末の最高額が頭にあるので、その額は超えたいところ。2012年から続いている年度ごとの損益プラスが、現時点では700万円強のマイナスであるし。一方で今年の2月、3月の大幅なマイナスからは盛り返しているのだが、やはり自分は欲深いなあ、と。確か心理学的にマイナスの方がプラスよりも2倍強く感じる、と書かれた本を読んだような気もする。

ということで確認してみたら、「賢いはずのあなたが、なぜお金で失敗するのか」(ゲーリー・ベルスキー/トーマス・ギロヴィッチ:2000年9月 日本経済新聞社)からの内容だった。少し自分にとっては理解するのが難しい内容だったが、未だに思い出すことがあるということは役に立っているのだろう。今読んでも難しいのだけれども、投資に臨む際のスタンス/考え方の参考になる。

Webで検索してみたら初版だけの様子なのであまり人気がないのかと思ったら、「お金で失敗しない人たちの賢い習慣と考え方」とタイトルを変えた改訂版が2011年に出版されていたので、それなりには売れていた様子。自分が参考にした/している本がそれなりに読まれているのはなんとなくうれしい。

来月8月はどうなるか。米中EUの綱引きが続いて不安定な市場の状態が続くような気がする。それが自分のポートフォリオにネガティブなインパクトを及ぼさなければいいのだが。

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