はじめに
先日2020年4月30日は自分の所有しているダウ・インク(DOW)の2020年第1四半期決算発表があった。
他の気になる銘柄の決算を優先して確認していたが、ダウ・インクも前回2020年3月の定期購入時に買い足した重要な銘柄の一つ。購入してからほぼ情報を収集していなかったので、今回の決算内容とそれに伴う株価がどうなったかが非常に気になるところ。以下に整理しておく。
2020年第1四半期決算概要
以下の情報はダウ・インクの企業サイトより引用・抜粋。
- 2020年第1四半期の総売上(Net Sales)は97億7000万ドル、前年同期は110億1600万ドルで前年同期比約3.4%減
- 2020年第1四半期の一時項目を除く一株当たり利益(Operating EPS)は0.59ドル、前年同期は0.98ドルで前年同期比約39.8%減
また、ダウ・インクは2020年及び第2四半期の見通しのUpdateについても発表していた。
ここで気を付けなければならないのは「Assumes economies begin to reopen in Q2, and build through 2H(経済活動が第2四半期に再開し、下半期に活性化し始めると想定)」としている点。また、他の多くの企業と同様にCAPEX(設備投資)を抑制し、2019年から7億5000万ドル削減して12億5000万ドルとし、営業費用も3億5000万ドル削減するとしている。
第2四半期の売上は75億ドル~85億ドルとしている。
まとめ
結果を市場予測と比べてみると、
- 2020年第1四半期の総売上(Net Sales)は97億700万ドル、市場予測の96億ドルを上回っている
- 2020年第1四半期の一時項目を除く一株当たり利益(Operating EPS)は0.59ドル、市場予測とほぼ同じ
- 2020年第2四半期の売上は75億ドル~85億ドル、市場予測の92億5000万ドルを下回っている
というまちまちな状況。
この決算発表を受けてダウ・インクの株価がどうなったかというと、
前日比2.08%のマイナス。ただダウ工業平均、S&P 500ともに前日比マイナスだったので、一概に悪かったとは言えない。
ここで2020年3月に自分がダウ・インク株を購入した内容を振り返ってみると、
手数料を除いて一株当たり@28.66ドルで購入していたので、その時に比べれば大幅に上昇しているので良しとしたい。
決算発表後の翌日
とここまで決算発表後までをまとめたのだが、実はその翌日はダウ・インク株に大きな動きがあった。
10%近い大幅な下落。市場も下落基調ではあったのだが、ダウ・インクには個別のマイナス要因があったようで、
上記の様に決算発表の翌日に、2社がダウ・インクを買いから中立に格下げしたのが原因のようだ。色々調べてはいるのだが、格下げの理由や目標株価については今の所残念ながら情報が掴めていない状況。
6月の定期購入検討をするまでに、自分の中で格下げの理由が明確になっているといいのだが。