まとめ
投資を実際に開始する前に考えたこと、基本スタンスについては大体記述できたのではないかと思う。
ここで改めてそれらをまとめてみる。
- 株式投資を行う
- 購入するのは米国株
- インデックス投信ではなく米国個別株
- 長期保有を前提に
- ある程度の業界に分散した株式ポートフォリオを組む。15銘柄ぐらい
- 株式投資にかかる手数料は2%以下にする
- 為替についてはあまり気にしない
- 購入タイミングは3か月に1度で定期的に購入
- 購入する株はポートフォリオの中で購入タイミング時に最も割安と思ったものを買い足す
- 生活防衛資金として生活費の2年分は別枠で確保
ポイントとしてはこんなところだろうか。これまでに書いた重要な点はカバーしていると思うのだが。
基本的には今もこれを踏襲していると思う。一つ一つ確認してみるか。
1.については基本株式投資のみ。ただ株式投資で余った現金は米ドルMMFに回していたので、完全に株式投資のみとは言えないか。額は小さいけれども
2.については米国株以外は購入していない
3.についても個別銘柄のみで投資信託には手を出しておらず
4.これはごく初期の段階で1銘柄を売却したのみで、それ以外は紙くずになったものも含めて売却なし
5.既に米国株ポートフォリオについてで記述したが、初期に想定したポートフォリオ以降に自発的に購入したものは1銘柄(AT&T)。実際にはM&Aやスピンオフで増減している
6.これは多分出来ているはず。これからの過去データの検証で初期時に満たしていない場合があるかもしれないが。経年に従って購入金額が上昇していることや、楽天証券の米国株手数料の体系が変わったりしていることにも依存している
7.これは完全に気にしないのは無理。「あまり」気にしないようにはなっていると思うが。実際問題気にしたからと言って何か具体的に手を打っているわけでもない
8.初期段階は3か月に1度ではなかったが、概ねこのペースで投資を継続している
9.5でも触れたように新規追加でポートフォリオに組み入れたのは1銘柄。今まで書いていないところで「割安」の定義は、一番マイナスになっているものではないことに注意。色々なことを考慮した上で自分が「割安」と思ったものを購入。いわゆる「ナンピン」とは違う(と自分では思っている)
10.これも守れている。2年分の生活費は預貯金として保持している。幸いなことに今までそれを取り崩したことはない。また、生活防衛資金についてで記述したが、直接的な投資とは少し違った点で精神的な安定/安寧の面での大きな役割を果たしてくれている
検証は大体こんなところだろうか。最後に新たに、もしくは9の付加条件として実際株式投資をやってみた結果を受けてのポイントを追加しておく。
11.(or 9) 株式購入をする際には配当率も十分に考慮に入れること
これも既述したはずだが、年を経るにつれて株式購入をする際の考慮要素として、配当率の比重が高くなっている。開始して10年ぐらいは配当を出すよりも、内部留保で株価が上がってくれないかという意識が強かったと思うが、リタイヤが近づいてきて現金配当により気を付けるようになってきている。これは明らかに株式投資を始める前には想定していなかった点。いい悪いは別として、そういうスタンスになっているということを自分できちんと認識しておくべきだろう。