自分のGE株の取得価額が6年振りにプラスに転じる(2023/4)

はじめに

2023年に入ってから自分の所有しているゼネラル・エレクトリック(GE)株は好調で、2023年1月の四半期決算発表時

ゼネラルエレクトリック2022年第4四半期決算(2023/1)

では1株約80ドル、そして2023年3月の年次投資家向けイベント

2023年3月9日のGE投資家向けイベントまとめ(2023/3)

時点では1株90ドルを超えていた。その際には

「このまま今回提供された見通しを堅持して取得価額比プラスになってくれると有難いのだが、低迷期間が長いだけに今一つ信用しきれない面もある。これまで通り過度な期待は抱かずに、少しずつ業績・株価が改善されていけばラッキー程度の感じでGE株を見ていくことにしよう。」

と書いていたのだが、それからひと月あまり経った2023年4月18日に掲題の通りGEの株価が自分の取得価額を6年振りに上回った。

以下、これまでの自分のGE株の推移を簡単に整理してみる。


自分のGE株移り変わりまとめ

購入及びスピンオフを加味した平均取得価額

  • 2001年11月:購入時価格@41.45ドル、手数料21ドル、計1,679ドルで40株購入。総所有株数40株、総投資額1,679ドル、平均取得価額@41.975ドル
  • 2002年11月:購入時価格@26.2ドル、手数料31.5ドル、計1,603.5ドルで60株購入。総所有株数100株、総投資額3,282.5ドル、平均取得価額@32.825ドル
  • 2003年11月:購入時価格@29.13ドル、手数料31.5ドル、計4,401ドルで150株購入。総所有株数250株、総投資額7,683.5ドル、平均取得価額@30.734ドル
  • 2009年9月:購入時価格@17.09ドル、手数料26.25ドル、計11,989.25ドルで700株購入。総所有株数950株、総投資額19,672.75ドル、平均取得価額@20.7082ドル
  • 2010年12月:購入時価格@18ドル、手数料26.25ドル、計12,626.25ドルで700株購入。総所有株数1,650株、総投資額32,299ドル、平均取得価額@19.5752ドル
  • 2017年12月:購入時価格@17.46ドル、手数料21.6ドル、計13,989.6ドルで800株購入。総所有株数2,450株、総投資額46,288.6ドル、平均取得価額@18.8933ドル
  • 2018年9月:購入時価格@11.73ドル、手数料21.6ドル、計16,443.6ドルで1,400株購入。総所有株数3,850株、総投資額62,732.2ドル、平均取得価額@16.2941ドル

これに加えて

  • 2019年2月:ワブテック(WAB)がスピンオフ。GE株1株につきワブテック株0.005371株が付与されたため、入庫されたワブテック株20株を加味してGE株の取得価額を再調整。結果、総所有株数3,850株、総投資額62,408ドル、平均取得価額@16.2099ドル
  • 2021年8月:8対1の株式併合を加味してGE株の取得価額を再調整。結果、総所有株数481株、総投資額62,408ドル、平均取得価額@129.7464ドル
  • 2023年1月:GEヘルスケア・テクノロジーズ(GEHC)がスピンオフ。GE株3株につきGEHC株1株が付与されたため、入庫されたGEHC株160株を加味してGE株の取得価額を再調整。結果、総所有株数481株、総投資額46,830ドル、平均取得価額@97.3604ドル

つまり現在の自分のGE株は総所有株数481株、総投資額46,830ドル、平均取得価額@97.3604ドルということになる。

GE株の振り返り

昔の事なので印象に拠る部分もある点には注意。

2001年11月に最初に購入してから2010年12月までは、値が下がった時に時々買い足す感じ。取得価額からプラス/マイナス双方に振れていたがそれ程大きく振れていたわけではない。

2010年12月以降5年以上購入していなかったのは、自分のポートフォリオの他銘柄の方が割安と感じていたため。この頃の自分の購入方法は、基本的に取得価額を下回っている銘柄で割安と感じるものを買い足していくという所謂ナンピン買いに近いものであったと思う。特にGE株に魅力が無かったわけではなく、配当もまずまずだったように記憶している。

その購入方法に従って2017年12月にGE株を買い足していたが、今にして思えばこれは悪手だったろう。というのも2017年11月にGEは配当の半減を発表していたため。この辺りできちんとGEの状況を調べておけば良かったのだが、2018年9月にGE株を買い足したのが更なる失敗。何故ならその翌月2018年10月には配当を一株当たり@0.01ドルにすることを発表している。流石にここで気が付いて以降購入はしていないが遅きに失した感は拭えない。

2018年9月の購入時で自分のGE株は取得価額に比べてマイナス30%だったのだが、その後状況は更に悪化。2020年4月の第1四半期決算時には取得価額に比べてマイナス58%まで株価が下落していた。

その後2020年9月にGEの最高経営責任者(CEO)Larry Culp氏がキャッシュフローの黒字化について言及してから不安定ではあったが徐々に持ち直しの傾向が伺われるようになり、時間はかかったが昨日ようやく2017年以来取得価額に比べてプラスになったという事になる。


まとめ

数年ぶりにGE株が取得価額に比べてプラスになった事を受けて自分のGE株の流れをごく簡単に振り返ってみた。一時は取得価額の半分以下にまで株価が下がり、このまま無価値になるのではと思った時期もあったが我慢して持ち続けていたのが報われた感はある。

ただし、あくまで現在のGEの場合は上手く行っただけで、JCペニーの様に持ち続けて破産法適用という経験もしているので、バイアンドホールドが何時でも良いという訳ではない点は認識しておく必要がある。また自分の投資スタイルでは無いが、GE株を売却して他の株を買い直した方が良かったのかもしれない。

そして気になるのが、この2017年以来の取得価額比プラスとなった事を受けて今後のGE株は安定するのだろうかという点。

過去2年のGE株の動き(スピンオフ調整済み)を市場(S&P 500)と比べてみると

ほとんどの期間はS&P 500のパフォーマンスを下回っているが、2023年に入ってからの上昇が際立っている。この2023年の力強さが本物なのかどうかはまだ確信が持てない。来週2023年4月25日に予定されている2023年第1四半期決算発表で、この最近の株価上昇が数値的にも裏付けられると良いのだが。

何とか次の四半期決算も無難に乗り切って、そろそろGEが増配してくれることを願いたい。

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