はじめに
昨日2021年8月5日には自分の所有しているケロッグ(K)の2021年第2四半期決算発表があった。
まだまとめていない同業で同じく所有しているクラフト・ハインツ(KHC)は前日8月4日の決算発表後の株価が
と大きく下落したがケロッグはどうだったのか。
クラフト・ハインツの決算内容も確認したいところだが、ケロッグ株の方が自分のポートフォリオ中に占める割合が大きいのでケロッグの決算確認の方を優先することにし、以下ケロッグの第2四半期決算内容について確認・整理しておく。
ケロッグ2021年第2四半期決算概要
以下の情報はケロッグの企業サイトより引用・抜粋。
- 2021年第2四半期の総売上高(Reported Net Sales)は35億5500万ドル、前年同期は34億6500万ドルで前年同期比2.6%増加
- 2021年第2四半期の一時項目を除く1株あたり利益(Adjusted Diluted EPS)は1.14ドル、前年同期は1.24ドルで前年同期比8.1%減
Adjusted Diluted EPSが前年同期比減少となったことについては主に「last year’s exceptional growth(昨年の例外的な成長率)」のためとしている。
- 2021年第2四半期の純利益(Net income attributable to Kellogg Company)は3億8000万ドル、前年同期は3億5100万ドル
2021年通期見通しは以下の通り。
前回との違いはNet Sales(売上)が0~1%と僅かながら上方修正されている点。前回は~Flatとほぼ横ばいの見通しだった。
市場予測との比較
今回の主な決算内容と市場予想とを比べてみると、
- 2021年第2四半期の総売上高(Reported Net Sales)は35億5500万ドル、市場予想の34億3100万ドルを上回っている
- 2021年第2四半期の一時項目を除く1株あたり利益(Adjusted Diluted EPS)は1.14ドル、市場予想の1.03ドルを上回っている
となっている。
まとめ
上記の様な決算内容を受けてのケロッグの株価は、
0.79%の上昇。同日のダウ工業平均が0.78%、S&P 500が0.60%、NASDAQが0.78%いずれも上昇したのとほぼ同程度の上昇。
冒頭に挙げた前日決算発表のあったクラフト・ハインツの株価が大きく下落しており、同業のケロッグも下落するのでは、と身構えていた部分もあるので市場と変わらず程度だったとは言え決算を受けて株価が上昇したことを良しとすべきだろう。
ここで自分のケロッグ株を見てみると決算発表前の8月4日閉場時は
と僅かながら取得価額に対してプラス。よく確認してみると2013年12月に最後にケロッグ株を購入した際の株価が60ドル台で、当時と現在の株価がほとんど変わっていないことに気が付いて驚いた。無論変動が無かったわけではなく2016年5月には80ドルを超えている。
過去5年の株価についても
市場(S&P 500)が100%越えで倍になっているのに対し、ケロッグ株は20%減となっている。
今後も株価の大きな上昇は見込めそうにないが、ここ10年以上は毎年増配しており配当率も税引前で3.5%を超えているので、完全リタイアし配当金生活に入った今となっては株価には目をつぶって配当金が着実に増配されることに期待した方が精神衛生上よろしい様な気がする。