はじめに
2020年10月末に退職/完全リタイアしてから、19回目となる米国株配当の生活費への充当を2025年12月に行った。
完全リタイアしてから2023年7月まで米国株配当金の生活費充当は、受取ドル配当を円に変換する必要があったため、その際発生する為替差益(雑所得)が確定申告に影響してきたのだが、2023年半ばから楽天証券で米国株配当金を直接円で受け取る選択ができるようになり円で直接受け取る様に変更した為、以降は為替差益を気にする必要がなくなっている。
以下、今回の米国株配当の生活費充当を整理しておく。
今回の配当金生活費充当に関して
昨年2024年から上場株式の配当等に関して所得税と住民税で異なる課税方式を選択できなくなり、確定申告時の還付金がなくなることに合わせて想定キャッシュフローをアップデートしており、そこでは年間300万円の配当金生活費充当(95万円×3から100万円×3に変更)、還付金無し(30万円からゼロに変更)としており、3月、7月、11月に予定通りそれぞれ100万円ずつを配当金から生活費に充当している。
ただ同時に「低めに見積もっている配当金充当に余裕があれば、12月に補填をすることでここ3年と同様に収入と支出がほぼ同じとなってくれるといいのだが。」とも書いており、12月の配当金充当に含みを持たせてもいた。
今年2025年はドル安が進行して円受取配当が減少するものと想定しており、12月の配当金充当は昨年よりも減少すると覚悟していたが、その予想は外れて通年ではドル高基調が続いて昨年と同程度の円受取配当となりそうなため、今年も昨年同様に12月に配当金を生活費に充当することとした。
実際の手続き
2025年12月20日(土)に楽天証券口座から円で受け取っていた米国株配当100万円分に最短の出金指示を出し(出金指示の受付は22日(月))、12月23日(火)にPayPay銀行の口座に振込み。

PayPay銀行の口座を確認し

予定通り12月23日に楽天証券の口座より80万円入金されていることを確認。
引退してから生活費への充当額
2020年10月に完全リタイアして以降生活費に充当した金額は以下の通り1800万円。ちなみに入金額の8000万円は2001年に米国個別株投資を開始してから2020年に退職し完全リタイアするまでの20年間に投入した投資累計額。その20年間の株式配当は再投資をしていたので、入金額には含まれていない。

2020年に完全リタイアして以降の出金内訳は2020年:100万円、2021年:350万円、2022年:300万円、2023年:300万円、2024年:370万円、そして2025年が3月、7月、11月に100万円ずつ、今回80万円で合計380万円となっている。
現在楽天証券口座に残っている円預り金
上に記載した実際の手続き画像で

今回出金を経た後の預り金(MRF)(右端)は3,616,822円となっており、前回2025年11月の配当金充当時は3,793,939円だったので、前回から18万円程減少したことになる。流石に今回80万円を出金したので前回11月から減少するのは仕方ないが、思ったよりも期間中の受取配当は大きかったようだ。
また昨年2024年12月に出金が済んだ後の円預り金が2,583,871円だったので、約1年で100万円程度預り金が増加したことになる。これは2025年も2024年と同様年間を通してドル高だったことが寄与している。逆にドル安に転じた場合は受取円配当は減少し、来年も円預り金が順調に増えると決まっている訳ではない。
ただ今年円預り金が増加したことで、仮に大幅来年ドル安になったとしても配当金(円預り金)の生活費充当が早々に立ち行かなくなるケースは避けられるだろう。
まとめ
結局2025年12月の生活費充当は80万円。これは
- 昨年2024年12月の充当70万円と同程度
- 80万円にすると累計の出金額が1800万円とキリがいいこと
の2点から。
2025年全体を通しては、想定キャッシュフローにおける12月の充当も実施して年間の充当額が380万円、また円預り金も1年前から100万円増加して約360万円とかなり良い結果だったと言える。
来年2026年はドル安になると思っているのだが、2024年、2025年と自分の予想は当たらずにドル高が維持されたがどうなるだろうか。急激ではなく緩やかなドル安となってくれれば、2026年の配当金生活費充当もそれ程不安を感じずに済むと思う。来年も2024年、2025年と同程度の配当金の生活費への充当が出来ることを願いたい。