【投資開始以来初めて月末1.9億円台】2024年6月末米国株資産

投資開始からの期間

2001年7月から数えて276ヶ月目(22年12ヶ月目)。


資産動向考察

2024年6月末の円ベース資産は以下の通り。

2024年6月末の円ベース資産は前月末に比べて約650万円の増加(約3.5%)。しかし後述する様に米国株ドル資産は前月比ほぼ変わらずとなっており、今月も先月に続いてドル円為替のドル高の恩恵及び受取配当が円ベースでの資産増に寄与していることが判る。

2024年6月の市場推移

【ダウ工業平均】

2024年5月末終値:38,686.32

2024年6月末終値:39,118.86

2024年5月末/6月末終値差異:1.12%上昇

【S&P 500】

2024年5月末終値:5,277.51

2024年6月末終値:5,460.48

2024年5月末/6月末終値差異:3.47%上昇

【NASDAQ】

2024年5月末終値:16,735.02

2024年6月末終値:17,732.60

2024年5月末/6月末終値差異:5.96%上昇

2024年6月の米国株式市場はダウ工業平均が1.12%、S&P 500が3.47%、NASDAQ総合が5.96%いずれも上昇。先月2024年5月もダウ工業平均が2.30%、S&P 500が4.80%、NASDAQ総合が6.88%いずれも上昇しており2ヶ月続いての上昇で、この2ヶ月では特にNASDAQ総合の上昇が目立っている。

6月までの2024年上半期では、2024年4月を除いて米国株式市場は上昇と不安はありながらも好調だったといってよいだろう。

6月にあった主な出来事

  • AIに対する期待からの大手ハイテク銘柄の上昇

上述した月間の米国株式市場チャートでは、NASDAQ総合、S&P 500、ダウ工業平均の順で上昇幅が大きくなっているだが、これは主にAIに関連する大手ハイテク銘柄の上昇が原因と思われる。

例えば先月5月末に所有しているGEベルノバ(GEV)の上昇について書いたのだが、その際に原因として考えられたのはAIをサポートするための大型データセンター需要だった様に、AI関連の大型ハイテク銘柄への期待は大きく思われる。

この流れが継続的なものとなるのか、どこかで大きな揺り戻しが起こるのかは、自分のポートフォリオにはそういった銘柄が無いので詳しくは不明なのだが、しばらくはこの傾向が続く可能性は高い気はしている。

2024年6月12日の米国株式市場取引前に2024年5月の米消費者物価指数が発表された。市場予想をやや下回る結果で米国株式市場はダウ工業平均を除いて上昇。まずまず無難に乗り切ったと言える。

CPIの発表があった6月12日の午後には2024年4回目のFOMC会合結果及びパウエル議長の会見があった。サプライズも無かったためかCPI結果発表からあまり大きな動きは無く、米国株式市場への影響は軽微(ドル円為替は多少変動あり)だった。基本的には今後も経済指標を見ながら利下げの時期、規模を見極めていくという感じ。

先述の様に自分の米国株資産には大型ハイテク銘柄が無く、そのためもあってか6月10日週の自分の米国株資産は、S&P 500、NASDAQ総合が最高値を更新する中で大きく減少。為替のドル高で幾分軽減されたり、翌週には少し持ち直しもしたのだが、先に挙げたAI関連の大型ハイテク銘柄好調が続くと予想されるため、自分の米国株資産は市場に劣る日々が続く気がしている。色々思うところはあるが、市場と比べて悲観するのは避けておきたい。

今年の米銀ストレステストの結果が6月26日に公表された。事前には大手米銀株に関する破綻処理計画の不備が指摘されておりストレステストの結果が懸念されたのだが、自分が所有しているJPモルガン・チェース(JPM)、シティグループ(C)共に無難に乗り切っている。

両行ともストレステストを受けて配当増の見込み(JPモルガンは8.7%、シティは5.7%)であり、その後の株価推移も概ね堅調と自分が事前に思っていたよりはかなり順調な結果だったが、シティは説明が弱い部分も見受けられたので7月に予定されている2024年第2四半期決算において、あいまいな点を明らかにして懸念を払拭して欲しいところ。

  • 再びドル高傾向が顕著に

ドル円為替の変動については後述。

ポートフォリオ

2024年5月末と6月末の自分の米国株ポートフォリオは以下の通り。

【2024年5月31日】

【2024年6月28日】

2024年6月に10%を超える上下動のあった銘柄はWKケロッグ(KLG)のみ。

WKケロッグ(KLG):13.3%下落

WKケロッグは先月5月に続いて2ヶ月連続で10%を超える下落。ただし、3月、4月は20%を超える上昇、2月も10%を超える上昇であり、昨年2023年末時には@13.14ドルだったので一応年初来では25%を超える上昇となっている。直近2ヶ月連続で下落していることと月ごとの動きが激しいことを考えると現在はあまり良い銘柄ではなさそうだ。特に目立った悪材料が各月にあった訳でもないのだが・・・。

2024年6月は所有27銘柄中上昇が8銘柄、下落が19銘柄、ポートフォリオ全体では前月比資産額(160ドル増)、割合(0.01%増)ともにほぼ変わらず。下落銘柄が大勢を占めたにもかかわらず資産がほぼ変わらずだったのは、ポートフォリオに占める割合の多いシティグループ(1.8%増)、AT&T(4.9%増)がプラスだったため。


為替

先月終値:2024年5月31日 1ドル=157.31円

今月終値:2024年6月28日 1ドル=160.83円

2024年6月末のドル円為替レートは前月に比べて1ドルあたり3.62円、割合で言うと2.30%のドル高。先月5月は2024年に入って初めてドル安となり為替の傾向がドル安に変わるかとも思ったのだが、実際には一段のドル高となった。6月の各種指標では総じて米利下げ観測が強まったものの、日銀が6月14日の金融政策決定会合で国債買い入れを減らす方針を決めたものの具体的には次回7月会合で決めるとしたことから、当面日米金利差が続くとの見込みからドル高傾向が顕著になっている。

これで2024年前半は6ヶ月間のうち5月を除いた5ヶ月間で前月比ドル高となり、2023年末の1ドル=141.09円と比べると約20円、14%のドル高となっている。

ここ半年ほどは何度も2024年はいずれドル安になると書いてきたのだが、経済指標やFOMCでの利下げの見込みが強まったとしてしばらくドル安になったとしても時間の経過と共に結局は一層のドル高になっていることから、流石にちょっと自信が持てなくなってきた。2024年下半期のドル円為替は一体どうなるのだろうか。


まとめ

累計投資:80,000,000円(今月追加投入なし)

米国株:189,003,936円

外貨MMF:57,591円

USドル:2,338,861円

日本円:2,885,070円

資産:194,285,458円

累計損益(累計投資と資産より):114,285,458円/142.9%

累計引落額:11,500,000円(今月は無し)

2024年6月は投資開始来初めて円ベースの月末資産が1億9000万円を超えて終えている。ただし上述した様にドルベース米国株資産は前月比ほぼ変わらずで、ドル高の恩恵が大きいことから必ずしも楽観できる状況ではない。ただ6月月中は一時資産が大きく減少したことを考えれば、米国株ドル資産が前月とほぼ同程度に戻って終えたことは素直に喜ぶべきなのだろう。

ここ最近の米国株式市場の上昇(特にS&P 500、NASDAQ総合)に比べると、AI関連の大型ハイテク銘柄が無い自分の米国株資産が見劣りするのは致し方無いところで、この傾向はしばらく続くと思われる。7月半ばから本格化する米企業の4~6月期決算発表を上手く乗り切ってくれるといいのだが、さてどうなることか。

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