GEからのGEHCに伴う取得価額再計算(2023/1)

はじめに

米現地時間2023年1月4日(水)に自分の所有銘柄であるゼネラル・エレクトリック(GE)からGEヘルスケア・テクノロジーズ(GEHC)が分離し、それぞれの株価については既に以下でまとめたが

GEからGEHCスピンオフ直後の両社の株価確認(2023/1)

その時点では楽天証券の口座にGEHC株は入庫されておらず、GEHCの正式な付与数とそれに伴うGEとGEHCの取得価額の計算は出来ていなかった。

そして本日、日本時間2023年1月11日に楽天証券から以下のお知らせがあり、

GEHC株160株の入庫が口座に反映された(GEの株数は481株で変化なし)。

以下、このデータを元にGEとGEHCの取得価額を再計算しておく。


GEとGEHC株の取得価額再計算

今回のGEHCスピンオフ以前、最後にGEの取得価額を計算したのはGEが2021年8月に8対1の株式併合をした際。その際のGE保有株数は481株、平均取得単価は@129.75ドルであった。

これまでのGE株に関する情報を整理してみると以下の様になる。

2001年11月:購入時価格@41.45ドル、手数料21ドル、計1,679ドルで40株購入。総所有株数40株、総投資額1,679ドル、平均取得価額@41.975ドル

2002年11月:購入時価格@26.2ドル、手数料31.5ドル、計1,603.5ドルで60株購入。総所有株数100株、総投資額3,282.5ドル、平均取得価額@32.825ドル

2003年11月:購入時価格@29.13ドル、手数料31.5ドル、計4,401ドルで150株購入。総所有株数250株、総投資額7,683.5ドル、平均取得価額@30.734ドル

2009年9月:購入時価格@17.09ドル、手数料26.25ドル、計11,989.25ドルで700株購入。総所有株数950株、総投資額19,672.75ドル、平均取得価額@20.7082ドル

2010年12月:購入時価格@18ドル、手数料26.25ドル、計12,626.25ドルで700株購入。総所有株数1,650株、総投資額32,299ドル、平均取得価額@19.5752ドル

2017年12月:購入時価格@17.46ドル、手数料21.6ドル、計13,989.6ドルで800株購入。総所有株数2,450株、総投資額46,288.6ドル、平均取得価額@18.8933ドル

2018年9月:購入時価格@11.73ドル、手数料21.6ドル、計16,443.6ドルで1,400株購入。総所有株数3,850株、総投資額62,732.2ドル、平均取得価額@16.2941ドル

2019年2月:ワブテック(WAB)がスピンオフ。GE株1株につきワブテック株0.005371株が付与されたため、入庫されたワブテック株20株を加味してGE株の取得価額を再調整。

結果、総所有株数3,850株、総投資額62,408ドル、平均取得価額@16.2099ドル

2021年8月:8対1の株式併合を加味してGE株の取得価額を再調整。

結果、総所有株数481株、総投資額62,408ドル、平均取得価額@129.7464ドル

参考までに少し振り返ってみると、2017年まではそこそこの配当(当時の為替レートで四半期受取配当約3万円)だったのだがキャッシュフローに問題が発生し株価は低迷、2018年には受取配当が半減、2019年には1株当たり@0.01ドルの配当となってしまい、円ベースの四半期配当は約3000円前後となっている。現時点では2017年12月、2018年9月の追加購入は避けるべきだったろう。

気を取り直して取得価額の計算に戻ると、今回のGEからのGEHC分離でGE株が481株、GEHC株が160株となったので、これまでに費やした62,408ドルを481株+160株=641株で割ると一株当たりの取得価額はそれぞれ@97.3604ドルとなる。


まとめ

GEからGEHCスピンオフ直後の両社の株価確認(2023/1)でまとめた様に、スピンオフの調整を加味したスピンオフ時の株価はGEが66.34ドル、GEHCが56ドルでスタートしている。

それと自分の両社の平均取得価額@97.3604ドルを比べてみると

  • GE:取得価額比31.86%マイナス
  • GEHC:取得価額比42.48%マイナス

ということになり、GE株はスピンオフ以前と変わらないので仕方ないがGEHC株はかなりマイナスからのスタートとなっている。

そしてスピンオフから約1週間が過ぎた米国市場1月10日閉場後の時点では

市場、そして昨日の上昇に助けられた部分もあるが、両社ともスピンオフ時よりは上昇している。

今後もこの調子を維持できるかどうかはGEが2023年1月24日、GEHCが2023年1月30日に予定している2022年第4四半期決算の結果次第だろう。そして個人的にはGEHCが僅かでも配当を出してくれると有難いのだが、さてどうなるか。

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