2022年10月発表の米消費者物価指数と市場(2022/10)

はじめに

2022年10月13日(木)に2022年9月の米消費者物価指数(CPI:Consumer Price Index)が米労働統計局から発表された。

発表された直後の米市場は大きく下落となりどこまで下がるか不安になりながら寝たのだが、朝起きて確認してみたところ掲題の通り米市場は

何故か大きく上昇。

発表された米消費者物価指数の内容を確認するとともに、何故最終的に米市場が大きく上昇したかについて整理しておく。


2022年10月13日米労働省労働統計局(U.S. Bureau of Labor Statistics)発表の2022年9月消費者物価指数(CPI)

以下の情報は米労働省労働統計局の発表資料より引用・抜粋。

  • 2022年9月の前月比消費者物価指数(季節要因調整済)は0.4%上昇、市場予想は0.2%の上昇

  • 2022年9月の前年比消費者物価指数(季節要因調整済)は全品目では8.2%上昇、市場予想は8.1%の上昇。変動の大きい食品及びエネルギーを除くと前年比6.6%上昇、市場予想は6.5%の上昇

  • 家庭用食品(Food at home)は前年比13.0%上昇。2022年8月は前年比13.5%上昇
  • 電気代(Electricity)は前年比15.5%上昇。2022年8月は前年比15.8%上昇
  • 住居費(Shelter、主に家賃。サービス分野で最大の構成要素でCPI全体の約3分の1を占める)は前年比6.6%上昇。2022年8月は6.2%上昇

全品目の前年比消費者物価指数(季節要因調整済)はガソリン価格の下落により前月よりやや下がったものの、変動の大きい食品及びエネルギーを除くと前月に引き続き上昇し市場予想も上回っている。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数の前年比6.6%上昇は1982年8月以来の伸びとなっており、引き続きインフレ圧力が強いことが伺える。


何故同日の米国市場は最終的に上昇したのか

2022年8月米消費者物価指数が発表された2022年9月13日の米国市場は、先に述べた様に発表を受けた開場直後は大きく下落していたのだが、その後何故か反発し最終的にはいずれも2%を超える上昇。

上昇の理由があると思ったのだが、調べてみたところ特に明確な理由は見つからなかった。考えられるのはCPIが悪かったとはいえ最近株安が続いていて売られ過ぎの感がある、あるいは流石にこれでインフレは底を打ったと市場が判断した、といったことで買い戻しがされたのかもしれない。ただしこの理由は無理やりで自分で書いていても納得感は薄い。分からない。


まとめ

9月の消費者物価指数は市場予想を上回り前月比でも上昇と先月に続いて未だインフレ圧力が強いという結果となった。開場直後はFRBが積極的な利上げを継続するという観測から債券利回りは上昇し株式市場は大幅下落となったのだが、不可解な事にその後市場反発して最終的に2%を超える上昇となった。

CPI結果発表直後は一段の下落を覚悟していただけに、市場が上昇し自分の米国株資産も

と大きく上昇した事は結果的には良かったのだが、CPIデータそのものは市場予想よりも悪かったし、インフレが収まったとも思えず、上昇の明確な理由もないという事で不安は残ったままま。またドル円為替もCPIを受けて遂に1ドル=147円台となった。本当に何時になったら円安ドル高は落ち着くのだろうか。

次回のCPIで何とかインフレ緩和の兆しが見えてくれること、そしてその間の本日から本格化する米企業の(主に)7~9月期決算を無難に乗り切ってもらうことを切に望む。

市場の動きは自分の理解の及ぶところではないということを改めて認識させられた一日であった。はあ。

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