完全リタイア/退職後配当金生活1年経過:精神面(2021/11)

はじめに

2020年10月に退職し、以降米国株の配当金(プラス退職金)で生活する完全リタイアが始まってから1年が経過した。

退職する前にひと月ほど有給休暇を消化したので、その際にも思う所を

完全リタイア/配当金生活のスタートで思う事(2020/11/2)

でまとめてみたが、1年が経過してそれが変わったか、あるいは変わらないかについて確認してみることにする。また書いている内にまとまりが無くなってきたので、精神面と金銭面について分けることにし、ここでは主に精神面について書くことにする。


退職後1年が経過しての精神面について

1年前に書いた事との比較

良い点

1年前に書いた際(退職前の有給消化1ヶ月がベース)は

  • 会社のメール、チャットツールを見なくてよい
  • 自分のしたい事を自分のしたいタイミングで出来る
  • 仕事の理不尽な事を気にしなくてよい
  • 通勤がない

を良い点として書いていたが、この4点は今も変わらず良い点。

1年前に書いたこと以外の良い点としては、「自分のしたい事を自分のしたいタイミングで出来る」という点の逆になるのだが「自分のしたくない事はそもそもしないことが出来る」点がより強く感じられるようになった。

上記に挙げた「会社のメール、チャットツールを見なくてよい」、「仕事の理不尽な事を気にしなくてよい」、「通勤がない」という点はよく考えると自分のしたくない事に分類でき、これらを避けて生活できるというのが自分にとっては大きかったようだ。今でも会社員勤めをしていたらとふと思うこともあるのだが考えるだけで気が滅入る。

実際退職前は頭痛が酷い時が多く頭痛薬を病院で処方してもらっていたのだが、退職/完全リタイアして1年が経過した今は頭痛薬を処方してもらうことは無くなった。明確な頭痛の原因は医者に診察してもらってもはっきりしていなかったのだが、結果を見るとやはり仕事に気が進まないストレスが原因だったのではないかと思われる。

悪い点

1年前はシンプルに

  • ない

としていた。一応1年前は

  • 給料が入らなくなる ⇒ 配当金で生活できる
  • 付き合いがなくなる ⇒ 会社での付き合いがそもそもそれ程あったか?そもそも付き合いのある人は仕事とは関係がない
  • 世間体 ⇒ そもそも自分はあまり気にしない

と書いていたのでまずそれに変化がないかを考えてみると

  • 給料が入らなくなる ⇒ 配当金で生活できる
    • 1年前は配当金生活が始まる前だったのであくまで「できるはず」だったのだが、1年経った今の実体験としても大きな不満はなく配当金で生活できている
  • 付き合いがなくなる ⇒ 会社での付き合いがそもそもそれ程あったか?そもそも付き合いのある人は仕事とは関係がない
    • 結局2020年10月末に退職してからの1年の多くの期間は自分の住んでいるところでは緊急事態宣言時期が多く、自分のワクチン接種2回が済んだのも9月ということもあり、メールやチャットツールでのやり取りはあったものの不要不急の外出/付き合いをすることが無かったので何とも言えないところ
  • 世間体 ⇒ そもそも自分はあまり気にしない
    • これは完全に自意識過剰。元々近所の人と交流があるわけでも無いし、家族親戚も心配はしてくれたがその程度。退職/完全リタイアを早期にしたことに対する負い目は感じなくて済んでいる

懸念点

1年前の有給消化1ヶ月を経て退職/完全リタイアが始まったばかり11月での懸念点として

  • 金銭面の不安
  • 人とのつながり

の2点を挙げていたが、金銭面については冒頭に書いた通り別にまとめるとして、人とのつながりだが既に悪い点として挙げた「付き合いがなくなる」と重複している。1年前に書いた構成が間違っていた・・・。

あえて補足すると、緊急事態宣言が解除されてしばらく経ち、日本の新規感染者数も落ち着いているようなので、1年が経過した今月から直接会えていなかった知り合いとの食事などを再開し始めているのだが、1年程度期間が空いた割には普通に付き合えており思ったほど人とのつながりが無くなってしまうという事は無さそうだ。

1年経過して思う事

1年前の時点で書いていなかった事では

  • 退職/完全リタイアして時間が余ってしまう

というのがリタイアした人によくある悩みとして挙げられることが多い気がするが、自分の場合はやることが無くて時間の使い方に困る様な事態には今の所なっていない。自分の主要な趣味が読書・音楽・映画鑑賞で、リタイア前までに購入していた本・CD・DVDであまりお金を使うこともなく、推理小説などは犯人も忘れているものもあるので、十分に増えた自由時間を楽しめている。


まとめ

退職/完全リタイアしてから1年経過ということで、主に精神面での思った所を書いてみたが、幸いなことに総じて不満は無い。

無論完全に満足と言う訳ではないが、よくよく考えてみると退職/完全リタイアしていなくても不満だった点と重なる部分が多いので、退職/完全リタイアとは無関係と言える。

生産的な面で世の中の役に立ってはいないことに対して正直思う所もあるが、上にも書いた会社勤めを続けて精神面も含めた健康を損なうことを考えると、1年が経過しても退職/完全リタイアしたのは正解だったと言っても良いのではないだろうか。

ただし、これは今回は省略した退職/完全リタイア後の生活に対する金銭的な裏付けがあってという事は明記しておく。今の所は精神面、金銭面のバランスが割とうまく取れているのでこういった感想を抱けているが、今後もその状態が続くことを期待したい。

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