デュポン(DD)2021年第1四半期決算(2021/5)

はじめに

2021年5月4日は自分の持ち株であるデュポン・ドゥ・ヌムール(DD)の2021年第1四半期決算が発表された。

デュポン・ドゥ・ヌムールは元々自分が米国株個別投資を始める際に揃えようと思ったポートフォリオ銘柄の旧デュポンだったのだが、旧デュポンは2003年に10株、その後期間が空いて2013年に190株購入の合計200株に留まっており、しかもその後2015年にケマーズ(CC)がスピンオフ、2017年にはダウ・ケミカルと合併してダウ・デュポン、そして2019年にはダウ・ケミカルが三社分割してダウ・インク、コルテバ、デュポン・ドゥ・ヌムール(85株)になるという経緯を経ており、2001年当初とは色々変わってしまった銘柄。

上記の様な経緯もあり現在の自分のポートフォリオ銘柄では微妙な銘柄ではあるのだが、以下にその決算内容を確認して整理しておく。


デュポン・ドゥ・ヌムール2021年第1四半期決算概要

以下の情報はデュポン・ドゥ・ヌムールの企業サイトより引用・抜粋。

  • 2021年第1四半期の総売上(Net Sales)は39億7600万ドル、前年同期は36億7000万ドルで前年同期比8%増
  • 2021年第1四半期の継続事業による1株当たり損失(Income(Loss) per common share from continuing operations)は0.89ドル、前年同期は0.75ドルの損失

  • 2021年第1四半期のNon-GAAPベース調整後一株当たり利益(Adjusted EPS)は0.91ドル、前年同期は0.48ドルで前年同期比90%増

以下は各事業部ごとの業績。前四半期まではコーポレート部門を除いてElectronics & Imaging、Nutrition & Biosciences、Transportation & Industrial、Safety & Constructionの4部門だったのだが、2021年2月にNutrition & Biosciences部門のIFFへの売却が完了したことに伴い、Electronics & Industrial、Water & Protection、Mobility & Materialsの3部門に再編されたようだ。

Electronics & Industrial部門:

売上は前年比14%増の13億ドル。前四半期に続きインターコネクトソリューション(プリント基板)、セミコンダクターテクノロジーが好調でいずれも二桁台の成長だったことが寄与している。

Water & Protection部門:

売上は前年比1%増の13億2800万ドル。ウォーターソリューションの二桁台の成長と為替が売上増に貢献したが、EBITDAは製造、サプライチェーンコストの増加により減少。

Mobility & Materials部門:

売上は前年比8%増の12億1500万ドル。自動車市場の持続的な回復と、家電製品に使用される特殊ペースト(specialty pastes used in consumer electronics)の強い需要が寄与している。

2021年第2四半期及び2021年通期の見通しは以下の通り。

2021年第2四半期

  • 売上(Net Sales):39億2500万ドル~40億2500万ドル
  • Adjusted EPS(調整後1株当たり利益):0.93ドル~0.95ドル

2021年通期

  • 売上(Net Sales):157億ドル~159億ドル、前四半期の153億9000万ドル~155億9000万ドルから上方修正
  • Adjusted EPS(調整後1株当たり利益):3.60ドル~3.75ドル、前四半期の3.30ドル~3.45ドルから上方修正

市場予測との比較

今回の主な決算内容と市場予想とを比べてみると、

  • 2021年第1四半期の総売上(Net Sales)は39億7600万ドル、市場予想の38億1000万ドルを上回っている
  • 2021年第1四半期のNon-GAAPベース調整後一株当たり利益(Adjusted EPS)は0.91ドル、市場予想の0.77ドルを上回っている

となっている。


まとめ

上記の様な決算を受けてデュポン・ドゥ・ヌムールの株価は、

1.56%の上昇。同日のダウ工業平均は0.06%上昇、S&P 500が0.67%下落、NASDAQが1.88%下落しているのだが、デュポン・ドゥ・ヌムールは堅調な決算内容と見通しが市場に好感されたようだ。

年初来の株価を見てみると

1月に入ってから何故か大きく上昇。この上昇の理由は今もってよく分からないが同じBasic Materialsセクターのダウ・インク(水色)も幅こそ違うものの同じ様な動きをしているので、業界としての何かがあったのだろう。その後2月までは株価の下落が続き、3月に持ち直してからはあまり変わらず。

この決算を受けて一段の上昇余地があるのかは判断が難しい。次の四半期も好調な決算であればデュポン・ドゥ・ヌムール株がある程度堅調であると自信が持てるのだが。

最後に4月28日にデュポン・ドゥ・ヌムールは最新の四半期配当を発表しているのだが、前四半期と変わらず一株当たり@0.30ドルの税引前配当。これで8四半期(2年)配当は変わらずという事になる。

前回の決算まとめで

「業績によっては増配がなされるかもしれない」

と書いたが、残念ながらまたしても配当は据え置きだった。一応今回のアナリストとのカンファレンスコールでも

  • we intend to work with our board to increase our dividend annually as we grow our earnings
    取締役会と連携して収益の増加に応じて毎年配当を増やすつもりです

と述べられているので今後に期待ということで。

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