【米国株投資開始以来19年経過】2020年7月末米国株資産

投資開始からの期間

2001年7月から数えて229ヶ月目(19年1ヶ月目)。19年経過かあ。


資産動向考察

2020年7月末の円ベース資産は以下の通り。

6月末から約250万円ほどマイナスになっている。割合で言うと2.45%の減少。一方で7月の市場は以下の様に

そこまで悪くなかったのだが、何故か。後で触れるつもりでいる為替の影響が大きかった気はするが、それだけではないのかもしれない。

7月にあった主な出来事

  • アメリカでのコロナ第2波の懸念による色々

COVID-19が収束の様子を見せないことから、6月末頃から再度規制緩和の停止をする州が出てきたりしているが、対応が州・国でバラバラの様に見え今後の状況は相変わらず不透明。

日次での関連発表・発言によって市場が動く感じ。一時期の様に5%を超える値動きにほとんどならなかったのがまだ救いではあるが、まだまだ神経質な動きは続きそう。

  • 米中対立の継続

こちらも各種報道がなされている様に、人権問題や領土問題、知的財産権の問題などが続いた月。特に大きく報道されたのがアメリカがヒューストンの中国総領事館に閉鎖命令を出し、中国は成都のアメリカ総領事館の閉鎖命令を出したこと。

こちらもCOVID-19の影響と同様に先行きが全く見えないのが悩ましい。

  • 米企業4~6月期の決算発表始まる

7月中旬から米企業4~6月期の決算発表が始まっている。まだ自分の所有銘柄全ての決算発表が終わっている訳ではないが、これを書いている時点では1~3月期の決算発表時に4~6月期が最も悪くなるとしている企業が多かったので、概ね想定していた範囲内に収まってくれている。ただし、上にも書いたが現在のCOVID-19の状況が不透明なので次期7~9月期の決算が既に心配の種となっている。

  • 為替の急変

月末にかけて一気にドル安が進行。

これは米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を0.00~0.25%で据え置くことを決定し、資産購入ペースも現状で維持、「FRBは回復に自信が戻るまで金利を非常に低い水準で維持する」と見通しも据え置き劇的な修正は見られなかったことや、その後の会見でパウエルFRB議長が経済指標などのデータによると6月にウイルス感染が再燃して以降、回復や雇用の伸びが鈍化した可能性を警告し、FRBの現在の焦点は経済に支援を供給することで、緩和措置の解消が視野に入るのはかなり先との見方を示し、利上げを考えることを考えさえしていないと繰り返したことが大きい。

今後の為替相場がやや心配ではあるが、バイアンドホールド/長期投資の自分としては基本的に円ベースの資産が減少したとしても直近では問題はない。ただし、引退して配当金生活になった場合は、ドルで入って来る配当金を円に変換しなければならない点は忘れてはいけない。

ポートフォリオ

2020年6月末と2020年7月末の自分のポートフォリオは以下の通り。

【2020年6月30日】

【2020年7月31日】

10%程度の大きな変動があったのは以下の銘柄。

BA(ボーイング):183.30ドル⇒158.00ドル。約13.8%下落

プロクター・アンド・ギャンブル(PG):119.57ドル⇒131.12ドル。約9.7%上昇

フィリップ・モリス(PM):70.06ドル⇒76.81ドル。約9.6%上昇

総じて日用品、食品などに分類される分野の株価が堅調に推移した様に見受けられる。これもCOVID-19が関係しているのだろう。


為替

先月終値:2020年6月30日1ドル=107.93円

今月終値:2020年7月31日1ドル=105.89円

1ドルあたり2.04円、割合で言うと1.89%のドル安。今月は先述の様に月末のFOMC決定、FRB議長の発言を受けてドル安が進行。月末終値が107円を切ったのは、2019年8月の106.31円以来約1年振り。月末終値が106円を切ったのは2016年10月の104.82円以来約4年振り。

ちなみに2016年は大統領選のためか為替の動きが激しかった(2016年11月は114.47円と9%超のドル高になった)。今年も大統領選だがその時のような為替の上下がない事を期待したい。


まとめ

累計投資:80,000,000円(今月追加投入なし)

米国株:104,393,152円

外貨MMF:34,909円

USドル:120,698円

日本円:54,423円

資産:104,603,182円

累計損益(累計投資と資産より):24,603,182円/30.8%

5月6月と何とかトントンだったのだが、今月は円ベース資産で前月比2.5%の減少。既述の通り為替の影響が1.89%あった事と、投資額の大きい所有銘柄のであるシティグループ(C)、AT&T(T)、エクソン・モービル(XOM)がやや下落したためにこの様な結果になった。

市場と比べると相変わらず低パフォーマンスが続いているのだが、その点については出来るだけ意識しないことが肝要だろう。あくまで投資は自分のためにやっているので、市場を上回るパフォーマンスを達成することが目的ではないので。

とはいえ自分が使っているYahoo!Financeのポートフォリオでは設定していないのに勝手にダウ工業平均との過去1年の比較がグラフ化されて表示されているのだよなあ。

何とか非表示にできないものか…。どうしても目についてしまう。

それはさておき7月の総括をすると6月の資産まとめで以下の様に書いていた

「個人的にはまだ株価の一段の下振れがあるのではないか、と気になっている。理由としては、

  1. 新型コロナ「第2波」の影響懸念
  2. 7月半ばから本格化する米国株の4~6月期決算発表の内容

の2つ。」

という一層の下振れにはならなかったので良しとすべきだろう。2の4~6月期の決算はある程度この期が悪くなることは織り込み済みだったようで、大きなネガティブサプライズもなかったと思う。ただし、1の新型コロナ「第2波」については先にも触れたが一層不透明感が増したように感じる。これがしばらく続きそうだ。8月は、

  1. 新型コロナ「第2波」の影響懸念
  2. 米中対立の市場に及ぼす影響
  3. そろそろ大統領選を意識した市場の動き

と言った点に注目しておきたい。今所有している銘柄に何かすると言う訳ではないが、9月の定期購入時にはこれらの点が銘柄決定時の考慮要素になってくると思うので。

気が付けば投資開始以来丸々19年が経った月だった訳だが、投資額(配当再投資含む)に比べて約30%増。19年やってこの程度かと思わなくもないが、世界金融危機の際には投資額の半分まで凹んだ時もある。それに現時点で配当が税引後で300万円あることを考えれば長期投資/バイアンドホールドも悪くなかったのではないだろうか。少なくとも売買の繰り返しやその他の方法などで、自分の資産が19年とはいえ30%増えるものは自分には思いつかないものなあ。

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