マクドナルド(MCD)2019年第4四半期決算(2020/1)

はじめに

先日2020年1月29日に自分が所有しているマクドナルドの2019年第4四半期決算発表があった。所有株数は120株で、自分のポートフォリオの中では割合が少ない銘柄ではあるが、今後の追加投資可能性を探る意味でも、その結果を整理しておくことにする。


2019年第4四半期決算概要

以下の情報はマクドナルドの企業サイトより引用・抜粋。

  • 2019年第4四半期の総売上高(Total Revenues)は53億4900万ドルで、前年同期比4%増
  • 2019年第4四半期の純利益(Net Income)は15億7200万ドルで、前年同期比11%増
  • 2019年第4四半期の希薄化後1株当たり利益(Diluted earnings per share)は2.08ドルで、前年同期比14%増
  • 2019年第4四半期の一時項目を除いた1株当たり利益(Non-GAAP earnings per share-diluted)は1.97ドルで、前年とほぼ変わらず

  • 2019年第4半期の米既存店売上高は前年同期比5.1%増
  • 2019年第4半期の米既存店来客者数は前年同期比1.9%減
  • 2019年第4四半期の世界既存店売上高は前年同期比5.9%増
  • 2019年第4四半期の世界既存店来客者数は前年同期比1.0%増


まとめ

以上の様な主要決算数値を受けて決算発表後のマクドナルドの株価は、

4.05ドル上昇し、前日比プラス1.92%となった。これは、

  • 2019年第4四半期の総売上高の市場予測53億1000万ドルを上回った
  • 2019年第4四半期の一時項目を除いた1株当たり利益の市場予測1.96ドルを上回った
  • 2019年第4半期の米既存店売上高の市場予測4.67%増を上回った
  • 2019年第4四半期の世界既存店売上高の市場予測5.23%増を上回った

と言った具合に主要項目が市場予測を上回ったことが大きい。

年初来の株価は、

と推移し、思ったよりも新型コロナウイルスの影響は株価には出ていない。マクドナルドは中国にある約3000店舗を構えているが、全体の売上高に占める中国の比率は約4~5%、営業利益も3%程度とされているので、その影響は今のところ軽微ということなのだろうか。

過去1年の株価チャートを見てみると、

10月22日の2019年第3四半期決算発表を受けて急落し、その後は緩やかに推移し、2020年になってから大きく上昇していることが分かる。前四半期の決算時には市場予想を下回った主要数値が複数あったことから、

「2年ぶりに利益が、そして売り上げの3分の1を占める米国の伸びが市場予想に満たなかった事は大きいと考えるべきなのだろう。これが一過性のものなのか、それとも次四半期(以降)にもこの傾向が続くかどうか、という点が気に掛かる。」

と書いていたのだが、その懸念はひとまず(あくまでひとまずだが)払拭された。ただ、逆に今四半期の結果が次四半期にも続くのかどうかの判断が難しい。特に米国の来客者数が減少しているのが気にかかるところ。

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