はじめに
今後の投資のために、現時点(2019年1月9日時点)で自分のポートフォリオの中で三番目に評価額が高いブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY)の2019年を振り返ってみることにする。
2019年のBMY株価推移
2019年のBMYの株価推移は以下の通り。
最低値は2019年7月22日の@42.77ドル、最高値は年末2019年12月31日の@64.19ドル。年初からの上昇率は約22%の上昇。同期間のダウ工業平均は約22%の上昇となっており、年間ではほぼ市場と同じパフォーマンスだったと言える。
ただしチャートを見ればわかるように、年初にセルジーン買収を発表してから7月までまでは不安定かつ低調な株価の動きだったのが、後半で一気にリカバーしている激しい動きだった。ちなみに最低値の7月22日から最高値の年末12月31日への株価上昇率は約50%となっている。
2019年のBMY受取配当
2019年のBMY税引後受取配当は以下の通り。
約定月 | 銘柄 | 単価 | 数量 | 受渡金額[ドル] | 受渡金額[円] | 為替レート |
2019年2月 | BRISTOL-MYERS | 0.41 | 2,200 | 646.91 | 70,209 | 108.53 |
2019年5月 | BRISTOL-MYERS | 0.41 | 2,200 | 646.9 | 70,958 | 109.69 |
2019年8月 | BRISTOL-MYERS | 0.41 | 2,200 | 646.91 | 68,682 | 106.17 |
2019年11月 | BRISTOL-MYERS | 0.41 | 2,200 | 646.9 | 69,729 | 107.79 |
2019年のBMYの配当は一株当たり@0.41ドルの四半期配当で変わらず。ただし、2019年12月5日に増配の発表をしている(権利落日2020年1月2日)。増配後は一株当たり@0.45ドルで約9.8%の増配となる。BMY株の配当増はここ10年は1年ごとに0.01ドルの増配が続いていたので予想外の配当増となった。以下はBMYの企業サイトより過去3年の配当履歴。
為替を除いて想定してみると2019年に比べて2020年のBMYの四半期配当は2019年に比べて約6,000円ほど増加することが期待されることになるのか。
BMY関連2019年の主な出来事
2019年のBMYに関してはセルジーンの買収に尽きるだろう。
ブリストル(BMY)の買収(2019年1月)に伴う株価急落雑感
BMY株は、2019年初めの1月3日にセルジーンの買収発表に伴い1日で約14%の株価下落という散々なスタート。その後もセルジーンの買収の認可を得るためにセルジーンのオテズラ売却など、買収関連で様々な動きがあり結局11月に買収完了、ということになった。
買収発表があってからこの買収の効果がどうなるかは不明なところがあったのだが、12月になってからセルジーンが進めていた臨床試験の結果が良好だったこともあり、12月ひと月だけで約12%の上昇をしている。少なくとも現時点では買収効果が良い方に作用していると言える。これが2020年も続くかどうか。
まとめ
自分の2019年年初におけるBMY株の資産価値は@52.43ドル×2,200株=115,346ドルだったのだが、年末には@64.19ドル×2,200株=141,218ドル。年間では25,872ドルの増加となった。ちなみにBMYに今まで投資した金額はドルベースで54,911.9ドル。
税引き後の受取配当はドルベースで2,587.62ドル、円ベースでは279,528円だった。
BMY株は自分の保有銘柄の中では投資した額はAT&T、シティグループ、エクソン・モービル、ゼネラル・エレクトリックに続いて5番目なのだが、冒頭の通り現在の資産割合は3番目とよく働いてくれている。とはいえ最後にBMY株を購入したのが2007年3月と10年以上も前なので、今更買いづらい銘柄となってしまっている。
2020年のBMYは適宜進捗が発表されるだろう各種臨床試験の結果に株価が左右されることだろう。望むらくは買収したセルジーンとの相乗効果がより明らかになって欲しいのだが。