はじめに
2019年11月となり2019年10月末の資産が確定したわけだが、その1年前の2018年10月は資産が大幅減少した月でもあった。
以下は2018年10月の暴落時に書いた記事。
資産がひと月で1,300円万も減少した月から、1年経って円ベースの資産が初めて1.3億円を超えたのだが、その差異を数値的に比較してみることにする。
2018年10月と2019年10月のデータ比較
【円ベース資産】
2018年10月:116,927,039円
2019年10月:133,038,677円で、2018年10月に比べて16,111,638円・13.78%の増加
【投資金額】
2018年10月:72,762,320円
2019年10月:77,000,000円で、2018年10月に比べて4,237,680円・5.82%の増加
【投資損益】
2018年10月:44,164,719円、投資額比60.7%
2019年10月:56,038,677円、投資額比72.8%、2018年10月に比べて11,873,958円・26.89%の増加
【月末為替レート】
2018年10月:1ドル=112.94円
2019年10月:1ドル=108.03円、2018年10月に比べて4.34%のドル安
2018年10月と2019年10月を比べると、追加投資の額を除くと約1,200万円増加したことになる。単純に均すと月100万円の増加ということになる。為替が4%下落していることを考えると、円ベースでこれだけ増加したことはかなり良かったと言える。
2018年10月時点では、長期投資/バイアンドホールドというスタンスを変更するかについても考えたのだが、現時点では余計なことをしなくてよかったということになるのか。
2018年9月と2019年10月のデータ比較
ただし、上記はあくまで2018年10月と比べた場合であって、その1ヶ月前の2018年9月と比べると、以下の様になる。
【円ベース資産】
2018年9月:129,742,806円
2019年10月:133,038,677円で、2018年9月に比べて3,295,871円・2.54%の増加
【投資金額】
2018年9月:72,762,320円
2019年10月:77,000,000円で、2018年9月に比べて4,237,680円・5.82%の増加
【投資損益】
2018年9月:56,980,486円、投資額比78.3%
2019年10月:56,038,677円、投資額比72.8%、2018年10月に比べて941,809円・1.65%の減少
【月末為替レート】
2018年9月:1ドル=113.80円
2019年10月:1ドル=108.03円、2018年10月に比べて5.07%のドル安
2018年9月と2019年10月を比べると円ベースの資産は増加しているが、投資額を除くと約100万円のマイナスとなっている。為替が5%ドル安ということを考えると、1年と1ヶ月でほぼ変わらずということになるのか。
まとめ
単純に1年前の暴落があった月と比べれば大きく増加、暴落前の月と比べればほぼ変わらず、ということになるのか。
こうやって整理してみて言えることは、
- 長期投資/バイアンドホールドというスタンスを崩さないで良かった
- データは切り取り方によって大きく意味合いが変わる
という2点だろうか。
1点目については、2018年10月そして2018年12月に資産が急減した時に、それなりに考えた結果、自分のスタンスを崩す方がまずいと判断していたのだが、それが功を奏したと言えるだろう。2018年10月、12月にもし手持ち株を売って現金化していたとしたら、税金や再度株式を購入するタイミングなどを考えるとここまでの上昇はなかっただろうと思う。ただ、あくまでこれを書いている現時点では、という注釈が付く点には気を付けなければならない。
何故なら2点目として挙げた様に、2018年9月と2019年10月というカットで比較した場合では、それほど差異がなかった(為替を考えなければマイナス)ことになるから。僅か1月分をデータとして組み入れるかどうかで、これ程顕著な違いが出てしまうとは怖いと感じる。自分でデータを分析している場合は、そのデータの切り取り方も含めて自分の才覚/責任に拠るところがあるので仕方がないとも言えるが、データをどういう切り口で整理/分析するかについては、より一層の注意を払うべきだろう。
自分がこの記事をまとめるに当たって最初に考えていたのは、1年前と比較して円ベースの資産は大きく上昇した、という1番の方の単純なまとめだったのだが、ふと気が付いて暴落前の2018年9月末と比べてみると、投資額を差し引いて円ベースの資産は為替の違いを考慮に入れないとマイナスになっていたという、2番目のデータの切り取り方という観点にも考えさせられることになってしまった。2018年9月末と2019年10月末の比較からでは、長期投資/バイアンドホールドというスタンスをを崩さないで良かった、という1番目の観点は導出されないものなあ。
当初想定していたまとめの内容と実際のまとめは変わってしまったのだが、これはこれで気づきがあったという観点から悪くない整理だったと個人的には思う。こういった色々な気付きを自分の投資に上手く組み入れていきたい。