はじめに
昨日2019年10月22日は自分が所有しているマクドナルドの第3四半期決算発表があった。所有株数は120株で、自分のポートフォリオの中では割合が少ない銘柄ではあるが、今後の追加投資可能性を探る意味でも、その結果を整理しておくことにする。
2019年第3四半期決算概要
以下の情報はマクドナルドの企業サイトより引用・抜粋。
- 2019年第3四半期の総売上高(Total Revenues)は54億3000万ドルで、前年同期比1%増
- 2019年第3四半期の純利益(Net Income)は16億1000万ドルで、前年同期比2%減少
- 2019年第3四半期の希薄化後1株当たり利益(Diluted earnings per share)は2.11ドルで、前年同期とほぼ変わらず
- 2019年第3半期の米既存店売上高は前年同期比4.8%増
- 2019年第3四半期の世界既存店売上高は前年同期比5.9%増
まとめ
上記のような主要指標の結果を受けて昨日のマクドナルドの株価は、
と5%超の大幅な下落となった。
これは主に、
- 総売上高(Total Revenues)は54億3000万ドルだったが、市場予想の54億9000万ドルを下回った
- 希薄化後1株当たり利益(Diluted earnings per share)は2.11ドルだったが、市場予想の2.21ドルを下回った
- 米既存店売上高は前年同期比4.8%増だったが、市場予想の5.17%増を下回った
という事が原因なのだろう。
全世界の既存店売上高は5.9%増と市場予想の5.7%は上回っているのだが、米国の売上が総売上高の3分の1を占めているので、米国の数値が予想に届かないとこのように株価にインパクトが出てくる。また、利益が2年ぶりに市場予想を下回ったことも大きかったのだろう。どうも店舗改装などのコストが膨らんだことが、利益を押し下げた要因らしい。
これを踏まえて、今後マクドナルドの追加投資をどう考えるか。
過去5年のマクドナルドの株価チャートを見ると、
基本的には右肩上がりなのだが9月以降は下落している。
2年ぶりに利益が、そして売り上げの3分の1を占める米国の伸びが市場予想に満たなかった事は大きいと考えるべきなのだろう。これが一過性のものなのか、それとも次四半期(以降)にもこの傾向が続くかどうか、という点が気に掛かる。
次回の四半期決算の内容を確認した上で、追加購入をするかどうかを考えるのが無難だろう。今回が一過性と考えて、割安と考えられる間に購入するという考え方も無くはないが、現時点の情報でその判断をする自信は自分にはないものなあ。