P&G(PG)2020年第1四半期決算内容(2019/10)

はじめに

先ほど米国市場の開場前に自分の保有しているプロクター・アンド・ギャンブル(PG)の2020年第1四半期決算の発表があった。

時間前(Pre-Market)の取引で

この様に4.55%の上昇。個別株の時間前取引は、開場すると必ずしも時間前取引と同じになるとは限らないのだが、少なくとも現時点でP&Gが上昇したのは決算発表内容が良かったからだろう。以下にその内容を整理しておく。


2020年第1四半期決算概要

以下は、プロクター・アンド・ギャンブルの企業サイトより引用・抜粋。

  • 2020年第1四半期の総売上高(Net Sales)は178ドル、前年同期は177億ドルで前年同期比7%の増加
  • 2020年第1四半期の一時項目を除いた利益(Diluted Net EPS)は1株当たり1.36ドル、前年同期は1.22ドルで前年同期比11%の増加


まとめ

まだアナリストとのカンファレンスコールが始まる前で、プレゼンテーション資料がUpされておらず、プレスリリース資料のみなので自分で情報が整理しきれていない部分は多々ある。

それでも、キーとなるNet Sales、Diluted Net EPSは前年同期比で大きく伸びている。また、市場の予想も上回っている。

Net Sales178ドル、市場予想は174億2000万ドル

Diluted Net EPS1.36ドル、市場予想1.22ドル

今後に関しては、通年Core earningsは5~10%の成長を見込んでいる。これは前回は4~9%の成長としていたのを上方修正している。また、通年の売上も3~5%の成長を見込んでおり、これも前回の3~4%から一応上方修正となっている。

こういった点を踏まえてP&G株をどう考えるか。ただ前四半期の決算発表時のP&Gの株価は、

と市場全体の動きもあるので一概には言えないが、前四半期の決算内容も良かったはずなのにこの3ヶ月間でほとんど変わっていない。

とはいえ、この半年のP&Gの株価は以下の様になっている。

基本的には右肩上がりの傾向で10月になってからやや下がり気味。

また過去5年の株価チャートを見てみると、

2018年の半ばあたりから右肩上がり。2018年の上半期の落ち込みや、それ以前の株価の動きを見ると必ずしも安定しているとは言えないのか。

なかなか判断が悩ましい銘柄。ただP&Gよりは、自分が所有している他の銘柄の方が購入する理由が自分の中では明確なものが多いと思う(ただし、自分の判断が誤ることはよくあるのだが)。次回の購入タイミングは2019年12月なので、今まで通り大きなニュースがP&Gに発生するかどうかに注意し、それがなければ購入検討対象外としておこうか。

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