米国フレーバー付電子タバコの販売禁止方針と株価(2019/9)

はじめに

本日、日本のWebサイトを見ていたら掲題のニュースが報道されていたので、その内容とそれに伴う自分が所有しているタバコ銘柄の株価について整理しておく。


報道内容の元ネタ

このニュースは、ホワイトハウスでのトランプ大統領、アレックス・アザール厚生長官とノーマン・シャープレス食品医薬品局(FDA)長官代行との会談を受けてアザール長官が発言したことが元と思われる。

“The Food and Drug Administration intends to finalize enforcement guidance which will require that any flavored e-cigarette products, not including tobacco flavor, be removed from the market until they apply for and secure approval under the pre-marketing tobacco authority at the Food and Drug Administration,” Azar said, speaking outside the White House.

「FDA(食品医薬品局)は、タバコの風味を含まないフレーバー付の電子タバコ製品を、市場で販売前のタバコ当局に申請して承認を得るまで、市場から排除する施行ガイダンスを最終化する予定である」

細かい内容については、報道各社によって微妙に差異があったのでここでは割愛。


報道を受けてのアルトリア・グループ(MO)の株価

この報道がなされたのは現地時間の昼頃だった様子。このニュースを日本の通勤時間に見た時には、2019年6月に購入したアルトリア・グループ(MO)はアメリカで電子タバコを販売しているジュール・ラブズに35%出資しているので、株価が下がったのだろうなあ、とまず思ったのだが、実際には昨日の終値は前日比で上昇していた。

また昨日のチャートは以下の通り。

恐らく株価が大きく下がっている12時半ぐらいに報道があったのだろう。ただ、一時的に下がった後は右肩上がりで昨日の取引を終えている。


まとめ

何故昨日のアルトリア・グループ(MO)の株価がこの様な動きになったのかは、よく分からない。一気に下がったのではないかと思ったのだが、昨日の市場全体が上向きだったおかげなのだろうか。もしくは電子タバコはアルトリア全体の売上/利益に占める割合が少ないからなのだろうか。それでも個人的には中長期的には、アルトリアにとってマイナス要因だと思うのだが。

それにしてもここ最近は、自分が所有している米国株の気になったニュースをまとめているのだが、自分の想定通りに行かないことが多い。

例えば、

ボーイング(BA)777X機の最終テストが中止に(2019/9)と書いてからのボーイングの株価は、

となっており、9月9日は開場と共に株価は下落したが、自分が想定していたほどではなく、その後はかなり上昇している。

AT&Tが時間前取引で上昇(2019/9/9)と時間前に書いた際には、

確かに開場時はそれなりに上昇したが、右肩下がりでそれ程でも無い上昇に留まっている。まあ、その後は右肩上がりになっているのだが。

そして本日の電子タバコの件での答え合わせも外れている。米国個別株を短期売買することの難しさ(あるいは自分のセンス無さ)という題でも触れたが、自分にはニュース/情報に対しての短期的な株価の動きを見立てる能力は欠如しているなあ。長期投資/バイアンドホールドの投資スタイルで良かったと考えて自分を納得させておこう。

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