2002年6月末米国株資産/配当及び購入履歴

投資開始からの期間

2001年7月から数えて12ヶ月目(1年)。


入金/米国株購入

2002年の6月。まだ過去データを見直していないが、この月はボーナス月だからそれなりに動いたのではないだろうか。さて実際にはどうだったか。

うーん。入金は300,000円とボーナス月の割には少なかった。理由は定かではないが。そして今回の購入株は、

ということでBMY(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)を追加購入。2002年5月末の単価が@31.12であったのに、購入時の単価が@25.5と5ドル以上下がっていたので追加購入したのだろう。取得時の平均単価が@40.425なので、もし買い足しをしなかった場合の下落率は、マイナス37%になったわけで。

今回購入したことを踏まえてBMYがどうなったかというと、

①元々@40.425で40株、つまり1,617ドル投資で40株

②今回は2,326.50ドルで90株購入

③上記を踏まえてBMYの平均購入単価は、1,617+2,326.50/40+90=@30.334

ということになった。その結果購入時の下落率はマイナス16%まで抑えることができた。冷静に考えればマイナス16%も大概ひどい数値ではあるが、追加購入をしなかった場合のマイナス37%に比べれば随分マシだろう。

そして今回の手数料なのだが、実はこの月から手数料が21ドルから31.5ドルに上昇していた。購入額2,326.50ドル-25.5*90=31.5と。10ドルの上昇、つまり1,000円少々の値上がり。

これが手数料の割合にどう影響を及ぼすかというと、

21ドルの場合:0.9%

31.5ドルの場合:1.35%

と0.4%ぐらいの影響が出る。手数料の上下は文句をつけても仕方がないことなので、手数料の割合を減らす、つまり1回の購入額を増やすようにしなければらない。今月はたまたまボーナス月ということで購入額がいつもよりも多めだったので、手数料割合は手数料が上がったにもかかわらず、今までとそれほど違いはなかったが今後はどうだったか。

あくまでも投資は無理のない範囲で行うものなので、無理に投資資金を増やすべきでもない。この頃はまだサラリーマンとしての給料が毎年上がっていたので、その上昇分をうまく配分してはいたと思うのだが。


ポートフォリオ

AOL(AOLタイム・ワーナー) 120株 @23.167 月末単価@14.71。取得価額比 -36.5%

BMY(ブリストル・マイヤーズ スクイブ) 130株 @30.334 月末単価@25.70。
取得価額比 -15.2%

C(シティグループ) 30株 @47.05 月末単価@38.75。取得価額比 -17.6%

CSCO(シスコ・システムズ) 90株 @16.33 月末単価@13.95。取得価額比 -14.6%

EXDSQ(エクソダス・コミュニケーションズ) 660株 @2.53 (月末単価は不明)

GE(ゼネラル・エレクトリック) 40株 @41.975 月末単価@29.05。取得価額比 -30.8%

JPM(JPモルガン・チェース) 50株 @30.52 月末単価@33.92。取得価額比 +11%

PM(フィリップ・モリス) 30株 @52.87 月末単価@43.68。取得価額比 -17.4%

SUNW(サン・マイクロシステムズ) 530株 @8.677 月末単価@5.01。
取得価額比 -42.2%

手持ちの銘柄すべてが大幅に下落している。この月に何か市場に影響を与えるような大きな出来事があったかを調べてみたが、唯一考えられるのはワールドコムが翌月破綻することになるのだが、その前段として内部監査の結果が発表されたり、SEC(アメリカ証券取引委員会)が調査を開始したことが影響したのだろうか。

そして上を見ての通り、ついにEXDSQ(エクソダス・コミュニケーションズ)がポートフォリオから削除。元々無価値に近い状態が続いていたわけだが、2002年6月24日にOTC Bulletin Boardからも上場廃止となった(通知が来たのは2003年の1月だが)。結局、何も起こることがなくそのまま本当に紙くずになってしまった銘柄だった。実際に証券会社の残高から削除されたのは、下記の通りもう少し先の話なのだが、このタイミングで記述しておくのがよいだろう、ということで記しておく。EXDSQは15年超やっている自分の米国株式投資の中で割と特殊な位置づけだと思うので、どこかで記述をまとめておいてもよいかもしれない。


配当

2002年6月:C(シティグループ) 30株 455円(税引後)


為替

先月終値:2002年5月31日 1ドル=124.13円

今月終値:2002年6月28日 1ドル=119.59円

1ドルあたり4.54円、割合で言うと3.66%ドル安と3ヶ月連続で3%を超えるドル安が続いた。分かりやすいように2002年1月から6月の月末為替レートをグラフにしてみる。

こうやってグラフ化してみると2002年3月末から6月末へのドル安進行がすごいことになっているのが視覚的に分かる。ほぼ一直線だものなあ。これでは円ベースでの資産が増えるはずもない。


まとめ

累計投資:2,900,000円(今月追加投入300,000円)

米国株:1,711,634円

外貨MMF:209,197円

USドル:13,364円

日本円:0円

資産:1,934,177円

累計損益(累計投資と資産より):-965,823円/-33.3%

一気に損益が悪化している。300,000円の追加投資分がほぼ消えた感じ。ドル安の影響がかなり大きいと言える。

2001年7月に始めた米国株式投資が、2002年6月でほぼ1年経過したことになるのだが、最初の1年で米国市場に大きな影響を与えることを経験しているのに気が付く。

  • 米国同時多発テロ(2001年9月)
  • エンロン破綻(2001年12月)
  • ワールドコム破綻(2002年7月)

さらにそもそもドットコムバブルがはじけていたというのも加味すると、米国株式を継続的に購入しても、始めて1年にも満たない素人でなくともこの期間でプラスにするのは至難の業だったろう。まあ今にして思えばよくあきらめずにコツコツ投資していたものだと思う。そこは過去の自分を評価してもいいのではないだろうか。

それはさておき既述の通り来月2002年7月はワールドコム破綻というネガティブイベントがあったので、自分の資産も凹むのだろうなあ。

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