入金/米国株購入
2018年5月末資産を書いた際にも少し触れたが、今月追加購入した銘柄について記述してみる。
2018年5月末資産を書いた時の候補は、T(AT&T)、GE(ゼネラル・エレクトリック)、XOM(エクソンモービル)の3銘柄。順番もこの並びが買う可能性が高い順だった。
XOM(エクソン・モービル)
XOMについては特に目立ったニュースはなかった。790株所有、平均取得単価@80.27から2018年6月の株価はほぼ変わらず。
GE(ゼネラル・エレクトリック)
GEはダウ平均から110年振りに外れるというニュースがあり、それを受けてまた下落。そのニュースがなくとも、2018年5月末の@14ドルぐらいからジリジリと下がっており。値頃感が出てきた気もする一方で、まだまだ下がるような気もするので判断に困る。GEは2,450株所有、平均取得単価が@18.85なので、2018年6月でマイナス30%程度。
T(AT&T)
TはもめていたTWX(ワーナーメディア/タイム・ワーナー)の買収が承認され(下記参照)
たので、上昇するかと思ったのだが逆に下落。理由はまあ色々あるようだが、ここで自分が小手先の分析をしても仕方がないので割愛。事実として上記買収承認発表の後株価は下落した、ということを認識しておく。
買収相手のTWXだが、これは初期のポートフォリオのAOL(AOLタイム・ワーナー)の流れから100株所持していた。TWXの平均取得単価は@13.10ドルだったので、かなり頑張ってくれたと思う。配当も少ないけれど(直近1.7%)出してくれていたしね。ちなみにTWXの取引停止時の終値は@98.77ドルだった。
結果として今月2018年6月に143株が手持ちT株に追加されて、Tの合計は6,543株となった。また現金として5,375ドルが手持ち資金に追加された。これらを加味してTWXの買収を加味したTの平均取得単価を計算してみる。
①TWX100株を持っている
②TWXの平均取得単価は@13.10ドル
③TWX1株が53.75ドル相当のT株と、53.75ドルの現金に変換となり、T143株になったのは手持ちの半分のTWX50株相当
④TWX50株(T143株)に費やした金額は@13.10*50=655ドル
⑤一方でT株は6,400株所持で、平均取得単価は@35.85ドル
⑥つまり、既存のT株に費やした金額は@35.85*6,400=229,440ドル
⑦④と⑥から、6,543株に費やした金額は230,095ドルになり、Tの平均取得単価は230,095/6,543で@35.1665ということになる。
計算ロジックが間違っているかもしれないが、まあこんな感じ。Tの平均取得単価の押し下げにはあまり寄与しなかったが、それでも1.5%程度の貢献はした、と。それを踏まえてマイナス10%程度。
2018年6月は結局どの米国株を購入したのか?
といったことを加味してTにするかGEにするか、結構迷ったのだが結局Tを買い足すことにした。理由としては大体以下の点を考慮した。
- XOMは、平均取得単価がほぼ変わらずということもあり、T、GEと比べると値頃感がないのでパス
- GEはまだネガティブな要因が出る可能性がある気がする。ダウ平均からの除外発表では既におりこみ済みのためか大幅な値動きはなかったが、まだ油断はできないような気がする。2018年7月20日に第二四半期の決算発表があるので、それを待ってから購入した方がいいのではないか、と判断
- TはTWXの買収で上昇するかと思ったが、逆にやや下がったこともあり買い足してもいいかな、と。ただし、これも不確定要素があるのは事実。というのは2018年9月に企業をセクター別に分類する世界産業分類基準(GICS)が変更されるのだが、AT&Tがフェイスブック(FB)やアルファベット(GOOGL)と同じセクターに入ることになっているから。これがどういう影響を及ぼすのか定かではないので、株価の変動要素は今後も高い気がする。ただ、GEよりはマイナスの変動要素が現時点では低いと思われることも、Tを買いまし理由の一つ。これが9月以降にどうなるか
T株を買い足すことに決めてから、まずは今月分の購入資金100万円を投入
そして円をドルに
そして購入
購入に費やした受渡代金が20,809.87ドルと、投入した円をドル変換した9080.11ドルより多いのは、①4月から6月分の株式配当が約50万円程度あった、②既述のTWX現金変換分が5,375ドル入金された、という2つの理由から。
また、購入単価は@31.64となっているがこれには手数料が含まれていないので、手数料を含めた受渡代金を株数で割ると、実際の購入単価は20,809.08/657=@31.67となる。
手数料は楽天証券の米国株約定手数料上限の21.6ドル(20809.08ドル-20787.48(31.64*657)ドル)。手数料割合は0.001%。株式投資を始めた2001年のことも並行して書いているので、手数料割合の低さは昔から考えると信じられないくらいの低い割合だな。
その結果、Tの所有株数は7,200株になり、平均取得単価は@34.85ドル程度になった。これを書いている2018年6月26日(火)の米国市場開始前時点でマイナス10%をなんとか切った状態。まあ気長に行くとしよう。
補足
ちなみに購入支持を出した2018年6月25日の前後に、検討銘柄の一つであったGEに関して、
- ダウ平均株価の構成銘柄から26日除外されることを受けて2.3%安の12.75ドル
- その翌日に以下の発表
- 分散型電源事業を32億5000万ドルで米プライベートエクイティ(PE)のアドベント・インターナショナルに売却することで合意した
- ヘルスケア事業のスピンオフ(分離・独立)と、傘下の石油サービス会社ベーカー・ヒューズの分離を計画していると発表した
というニュースがありGEの株価は、
2018年6月22日終値:@13.05ドル
2018年6月25日終値:@12.75ドル
2018年6月26日終値:@13.39ドル
と乱高下。購入した株式とは別に検討していた銘柄に、購入直後に動きが出ることはまあよくあること。中長期的にどうなるかはまだまだ分からないが、次の購入時期に向けてはGE注視が基本になるか。