投資開始からの期間
2001年7月から数えて267ヶ月目(22年3ヶ月目)。
資産動向考察
2023年9月末の円ベース資産は以下の通り。
2023年9月末の円ベース資産は前月末に比べて約5万円(約0.03%)の増加。予想に反して円資産は僅かながら増加していたが、9月には米国株の配当金約20万円があり、後で調べるが恐らく為替の恩恵があったことが影響しているのだろう。
2023年9月の市場推移
【ダウ工業平均】
2023年8月末終値:34,721.91
2023年9月末終値:33,507.50
2023年8月末/2023年9月末終値差異:3.50%下落
【S&P 500】
2023年8月末終値:4,507.66
2023年9月末終値:4,288.05
2023年8月末/2023年9月末終値差異:4.87%下落
【NASDAQ】
2023年8月末終値:14,034.97
2023年9月末終値:13,219.32
2023年8月末/2023年9月末終値差異:5.81%下落
2023年9月の米国株式市場はダウ工業平均が3.50%、S&P 500が4.87%、NASDAQ総合が5.81%いずれも下落。先月8月もダウ工業平均が2.36%、S&P 500が1.77%、NASDAQ総合が2.17%いずれも下落しており2ヶ月連続の下落となった。
特に9月下旬の下げが大きく、それはこれを書いている10月上旬も続いているのも気になるところ。基本的には米政策金利がより長い期間高水準にありそうなことが米国株式市場に嫌忌されているものと思われる。
9月にあった主な出来事
上述したように2023年9月下旬から米国株式市場の下落傾向が顕著になっているが、これは9月のFOMC会合がきっかけだったと思われる。9月のFOMC会合での政策金利は市場予想通り金利据え置きだったのだが、今回はそれに加えて四半期に一度の経済予測要旨(Summary of Economic Projections)も発表されており、この経済予測要旨のデータとパウエル議長の発言から市場が予想していたよりも高金利水準が長い期間続くのではという懸念が台頭することになった。
- 9月下旬の市場下落
市場推移のところでも触れたが9月下旬は以下でまとめた様に
市場の動きが低調であり、理由は上に書いた高金利水準が続きそうなことが各種データで補強されたことが影響したのだろう。その際には
「残念だが自分の米株資産が100万ドルを割ることを覚悟しておいた方がよさそうであり、しばらく気の重い日々が続きそうだ。」
と書いていたのだが、これを書いている10月に入って実際に100万ドルを割って回復しない日々が続いている。
- つなぎ予算案で米議会が紛糾
9月下旬に米国株式市場が低調だった一因には、つなぎ予算案が9月末の期限内に可決されるかが不明だった点も挙げられる。結果的には期限内に可決されたものの、その後共和党の下院議長が史上初めて解任され、今後の議会がどうなるか不透明感があるのも株式市場に影響を与えているかもしれない。
ポートフォリオ
2023年8月末と2023年9月末の自分の米国株ポートフォリオは以下の通り。
【2023年8月31日】
【2023年9月30日】
2023年9月に10%を超える上下動のあった銘柄は以下の3銘柄。
ボーイング(BA):14.4%下落
ケマーズ(CC):17.5%下落
ワーナーブラザース(WBD):17.4%下落
ボーイングは9月にあったカンファレンスでの講演で低調な第3四半期が予想されることを受けてか下落傾向。ワーナーブラザース・ディスカバリーはストライキが続いていたせいなのか(見落としをしていなければ)それ以外に大きなニュースがあった訳ではないが月間を通じて大きく下落。ちなみに脚本家のストライキは9月27日に終結したが、それを受けてもWBDの株価は低調なまま。俳優のストライキは続いているため新たな撮影が出来ないことも影響しているのだろう。
2023年9月は所有25銘柄中5銘柄が上昇、20銘柄が下落。ただポートフォリオ全体では前月比約2万4000ドル、割合にすると2.4%の減少にとどまっている。自分のポートフォリオに占める割合の大きいブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY)は5.9%の減少だったが、シティグループ(C)が0.39%の減少、AT&T(T)が1.6%の増加、エクソン・モービル(XOM)が5.7%の増加とまずまずだったのが、ドルベースポートフォリオ資産の減少が下落銘柄が多数を占めた割には少なかった原因だろう。
為替
先月終値:2023年8月31日 1ドル=145.53円
今月終値:2023年9月30日 1ドル=149.35円
2023年9月のドル円為替レートは前月に比べて1ドルあたり3.82円、割合で言うと2.62%のドル高。先月2023年8月に続いて2%台のドル高が続いたことになる。
今月もこのドル高(と配当)のおかげでポートフォリオのドルベース資産は約2.4%減少しているにもかかわらず、円ベースの資産は冒頭の通り前月比微増となっている。
まとめ
累計投資:80,000,000円(今月追加投入なし)
米国株:151,165,117円
外貨MMF:51,865円
USドル:2,163,242円
日本円:1,423,067円
資産:154,803,291円
累計損益(累計投資と資産より):74,803,291円/93.5%
累計引落額:9,500,000円(今月引落しなし)
2023年9月は円資産は前月に比べてほんの僅か増加したがそれは配当金の受取と為替が先月に比べてドル高になったためであり、ドルベースの米国株資産は2.4万ドル減少。それでもドルベース米国株資産の2.4%減は米国市場に比べればまだマシな結果となった。
とはいえFOMC以降9月下旬から市場の下落傾向は続き、10月早々に約1年ぶりに米国株ポートフォリオ資産が100万ドルを割ることになってしまった。これを書いている10月上旬時点ではイスラエル/ハマスの武力衝突という新たな地政学リスクが顕在化して自分の資産への影響が懸念される。
10月は半ばから本格化した米企業の四半期決算がどうなるかに注目。これが上昇のきっかけとなるのか、それとも下落傾向に拍車をかけるのか。10月も9月と同様に何とか持ちこたえて欲しいものだ。