【ドル円為替変動の影響が出てきた月】2024年8月米国株配当

2024年8月米国株受取配当

2024年8月の米国株受取配当状況は以下の通り。

ドルベースの税引前一株当たり配当を加えると以下の様になる。

約定月銘柄単価数量受渡金額[円]
2024年8月JP MORGAN CHASE1.1510012,237
2024年8月BRISTOL-MYERS0.602,200141,429
2024年8月AT&T INC.0.27757,990237,561
2024年8月PROCTER&GAMBLE1.006512913,929
2024年8月GE HEALTHCA TECH0.03160516
2024年8月CITIGROUP INC0.565,750330,368
2024年8月WABTEC CORP0.2020416

2024年8月の受取配当で前回と違いがあった銘柄はシティグループ(C)。前四半期の一株あたり配当が@0.53ドルだったのが、今回は@0.56ドル。割合にすると5.7%の増加。


2024年8月の配当発表銘柄

2024年8月に次回の配当を発表した自分の所有銘柄は以下の通り。

*回数は配当が前回と変わらない回数。5回目以上が過去1年間で増配の無い銘柄

*配当は税引前一株当たり配当

ティッカー銘柄発表日権利落日権利実施日配当回数
MOアルトリア・グループ2024/8/222024/9/162024/10/101.021回目
CSCOシスコ・システムズ2024/8/152024/10/22024/10/230.403回目
DOWダウ・インク2024/8/142024/8/302024/9/130.7022回目
XOMエクソン・モービル2024/8/22024/8/152024/9/100.954回目
KLGWKケロッグ2024/8/12024/8/292024/9/130.164回目

2024年8月の配当発表銘柄で前回と違いがあった銘柄はアルトリア・グループ(MO)。前四半期の一株あたり配当が@0.98ドルだったのが、今回は@1.02ドル。割合にすると4.1%の増加。


まとめ

【2024年8月】

税引後円配当:736,456円

【2024年1月~8月末】

税引後円換算配当:3,275,798円

2024年8月の配当は受取銘柄では所有株も多く配当率も高いブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMY)、AT&T(T)、シティグループ(C)の配当受取があったことから月額では70万円を超えているのだが、掲題に書いた通りドル円為替の変動影響があって単純に受取配当額が多いことに満足してはいられない。

例えばシティは今回税引前で5.7%の増配となっており円ベースの受取配当は約33万円。しかし前回5月の増配前の受取配当は34万円を超えており、今回増配があったにもかかわらず1万円程受取配当が減っている。また今回8月に配当を受け取った7銘柄の円ベース配当は上述した通り736,456円だが、前四半期の円ベース配当は合計764,936円と3万円近く減少していることになる。

これは2024年5月末のドル円為替レートが1ドル=157.31だったのに対し、8月末は1ドル=146.16と10円を超えるドル安になっているため。そして9月から米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを開始することが確実視されている中で、日米金利差が縮まりドル円為替が更にドル安になる可能性が極めて高いので、今後円ベースの受取配当は今月の様にしばらくは前四半期に比べて減少していくことになるだろう。

どこまでドル円為替レートがドル安になるかに不安を禁じ得ない状況だが、何とか今回増配を発表したアルトリア・グループの様に自分のポートフォリオで所有数が多く配当率の高い銘柄が為替の不利を増配で相殺してくれる働きをしてくれることを願いたい。そしてここ半年近く続いた1ドル=150円を超えるような為替水準は(恐らく)稀有な状況であったことをきちんと認識しておくべきだろう。

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